人生のホラー映画ベスト4 【『ホーンテッド・サイト』監督 ダーレン・リン・バウズマン編】
「ホラー映画のベスト3をあげるなら?」というシンプルながらも悩んでしまう質問を、映画関係者・著名人の皆さんにうかがっていく『ホラー通信』恒例企画です。
今回は、『ホーンテッド・サイト』が公開中のダーレン・リン・バウズマン監督にお伺いしました。『ソウ』シリーズや数々のホラー作品を手掛け、AKB48主演、hulu配信のホラードラマ『CROW’S BLOOD』の製作総指揮も務めたバウズマン監督。自身もホラーファンだけあってベスト3では収まりきらず、ベスト4をあげてくれました。
人生のホラー映画ベスト4 ダーレン・リン・バウズマン編
・『The Witch』(2016) 監督:ロバート・エガーズ
※日本未公開
・『Train to Busan(釜山行き)』(2016) 監督:ヨン・サンホ
※2017年夏日本公開予定
・『シャイニング』(1980) 監督:スタンリー・キューブリック
・『エルム街の悪夢』(1986) 監督:ウェス・クレイヴン
<ダーレン・リン・バウズマン氏によるコメント>
明日聞かれたらまた変わってしまうかもしれないけど(笑)、今日選ぶならこの4本です。
『The Witch』はまったく新しいホラー映画です。シンプルな作りでありながら、キャラクターもタイムフレームも非常に変わっていて印象的でした。
そして『Train to Busan』は、すでにやり尽くされたと思われたゾンビ映画というジャンルでも、ストーリーが新しければ新鮮に感じられるということを教えてくれました。そしてなによりゾンビが恐ろしかった!
『シャイニング』は、まずジャック・ニコルソンとスタンリー・キューブリックという才能のマッチング。そして、狂気がゆっくりと襲ってくる恐怖描写。現在では5秒に一度人が死ぬような映画が当たり前になっているので、余計にこの作品が引き立ちますよね。
『エルム街の悪夢』のフレディは、アメリカの子どもが恐れている“ブギーマン(架空の恐ろしい何か)”を、初めて具現化した存在だと思います。大人になってもずっと印象に残っていますね。
関連記事:「誰も見たことのない幽霊屋敷を作りたかった」 脅威の事故物件ホラー『ホーンテッド・サイト』監督インタビュー
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。