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数千kmの違いで車両本体価格差10万円は当たり前!? 走行距離は“節目”に注目!

▲「結構距離を走った中古車だな…」と感じるのは、5万km、10万kmというキリのいい走行距離を過ぎたとき。なんとなく敬遠する人が増えるので、価格が一気に下がります

▲「結構距離を走った中古車だな…」と感じるのは、5万km、10万kmというキリのいい走行距離を過ぎたとき。なんとなく敬遠する人が増えるので、価格が一気に下がります

カーセンサー利用者の半数以上が走行距離5万km未満の中古車を探していた!

目当ての中古車を探すとき、車種やグレード、駆動方式など以外にも複数の条件を挙げてカーセンサーを見るはず。挙げる条件は「色」「年式」「走行距離」「修復歴」などが多いのではないでしょうか。

「状態のいい中古車を買いたい!」という人だと上に挙げた条件の中でも、走行距離や修復歴の有無に注目するはず。「走行距離が少ない中古車なら車の機関部位の傷みが少なく、また内外装もキレイ」と思う人はたくさんいるし、その考えは(一般的に)間違っていないと言えます。

▲走行距離に上限を設定して検索する人の2割が走行5万km未満をチョイス。ここが最も多いのは昔から変わりません

▲走行距離に上限を設定して検索する人の2割が走行5万km未満をチョイス。ここが最も多いのは昔から変わりません

上の表はカーセンサーで走行距離の上限を設定して中古車検索した人たちが、上限を何万kmに設定しているかを表したもの。1万kmや2万kmの低走行車は条件がいい分、車両本体価格が高いこともあり割合は少なめ。3万~5万kmあたりの中古車はまだまだ状態がいいのに価格も安くなり始めていると考える人が多いのでしょう。4割以上の人が3万~5万kmを上限に。そして半数以上の人が走行距離5万km未満の中古車を探していることが分かりました。

実は中古車業界では昔から「走行5万km」と「走行10万km」が節目といわれています。この節目より走行距離が増えると、人は「ずいぶん距離を走った車だな」と感じてしまう。これまで何台か車を乗り継いできた人なら、一度はこんなことを言われたことがあるのではないでしょうか。

「5万kmを超えると下取りが下がってしまうので、今が売り時ですよ」

中古車は需要のあるものほど高く販売できます。5万kmを超えてしまうと注目度が一気に下がるので、下取り額や買い取り額も下がってしまう(その分販売価格も下がります)。これを知っている人は走行距離が5万kmを超える前に愛車を手放し、新しい車を手に入れています。中古車にまつわる知恵のひとつですね。

検索時代になり5万kmを超えた中古車は一層価格差で目立たせるように

ところで、みなさんにひとつ質問です。目の前に2台の中古車があります。この2台は同一車種、同一グレードで、年式も同じです。1台は走行距離が4万9000km、もう1台は走行距離が5万1000kmです。この2台の状態はどの程度の差があるでしょうか。

走行距離の節目を挟んでいるので印象はかなり違うものの、実は走行距離の差はわずか2000km。中古車は前オーナーの乗り方で車両状態が異なるため一概には言えませんが、おそらく2台の車両状態にほとんど違いはないはずです。

中古車探しの主流が情報誌だった頃、インデックスは価格順に掲載されていました。節目を過ぎても目に留まる可能性が高かったため、節目前後の価格差はそこまで大きなものではありませんでした。

ところが現在のようにWEBやスマートフォンでの検索が主流の時代は“上限5万km”という検索条件からわずか1kmでも外れてしまうと、その車はまったく人目に触れなくなります。そこで販売店は情報誌で探していた頃以上に価格差をつけて、距離以外の部分で目立たせるようになっているのです。

実例! 節目である5万kmの下と上では価格が大きく変わる!

ここで節目前と節目後ではどのくらい価格差があるのか、人気モデルをチェックしてみました。年式、グレード、ボディカラーなど走行距離以外の条件は基本的に同じです。

●2代目トヨタ アルファード 240S(2012年式)の場合

▲2代目アルファードのような相場が高めで推移しているモデルは、走行距離による価格差も大きくなる傾向に
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