twitter発の“超個人的”漫画ランキング「俺マン」がアツい!
今、漫画好き達がtwitterのとあるハッシュタグを賑わせています。その名も「#俺マン2011」。一人のtwitterユーザーがはじめた、自分の独断と偏見で2011年面白かった漫画を選ぶ「俺マンガ大賞」略して「俺マン」という企画です。
自分が選んだ漫画の名前をハッシュタグ「#俺マン2011」をつけてつぶやくだけという簡単な方法で、フォロワーの皆さんからじわじわと参加者が増加。それぞれ思い思いの好きな作品をtweetしました。
自分の独断と偏見で選ぶというところがポイントで、発起人の方も投票者の皆さんも、仕事や、誰かに頼まれたからといった義務感からでは無く「漫画が好き!」という気持ちで参加しているので、その熱はとても純粋で濃いもの。
総投票数は1,531と全体的に爆発的な投票数があるわけでは無く、ランキングというには小規模に感じるかもしれませんが、あくまで「俺マン」は出版社や、起業、サイトが企画したものでは無く、一人のユーザーが個人的にはじめた企画。
有名作品から知る人ぞ知る作品まで個性豊かなラインナップが魅力的。銘柄が593タイトルと多岐に渡っている事にも皆さんの漫画愛が感じられます。また、「俺マン」ランキングや参加者のコメントをまとめた「togetter」は1万6千ビューを超えており、注目を集めています。
1位に選ばれたのは、石黒正数の『外天楼』。『それでも町は廻っている』で知られる石黒先生が描く、奇妙で不思議な物語が選ばれました。『魔法少女まどか☆まぎか』『化物語』の監督・新房昭之さんも「極上の異世界ミステリ」と本作を絶賛しており、単行本1冊の中につまった想像のつかない展開と、最後に分かる伏線の数々に多くの支持が集まりました。
「俺マン」ランキングは以下の通り。
第1位:『外天楼』(石黒正数 ・講談社)/49票
第2位:『銀の匙 Silver Spoon』(荒川 弘 ・小学館)/35票
第3位:『鉄学レトラ』(佐原ミズ ・小学館)/31票
第4位:『25時のバカンス』(市川春子・講談社)/30票
第5位:『ドリフターズ』(平野耕太・少年画報社)/25票
第6位:『草子ブックガイド』(玉川重機・講談社)/23票
第7位:『竜の学校は山の上』(九井諒子・イースト・プレス)/22票
第8位:『昭和元禄落語心中』(雲田はるこ・講談社)/21票
第9位:『HUNTER×HUNTER』(冨樫義博・集英社)/20票
第10位:『花もて語れ』(片山ユキヲ・小学館)/19票
発起人の方も、参加者の皆さんも純粋に漫画が好きという気持ちで参加しているだけですので、これはあくまで個人的な見解ですが、ある有名な漫画ランキングや、大手文芸雑誌の漫画ランキングには決して感じることの出来ない「本当に良い漫画を他の人にオススメしたい!」という気持ちが「俺マン」には溢れています。
twitterを通じて、漫画好き達の生の意見が集まった「俺マン」。皆さんのお気に入りはありましたか?
#俺マン2011・ランキング編 – togetter
※画像は1位に輝いた『外天楼』。Amazon.co.jpより引用。
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