「ワケあり新党」 ”新党大地・真民主”鈴木宗男代表らが結党会見
結成されたばかりの政党「新党大地・真民主」の記者会見が、2012年1月6日に札幌市内で開かれた。会見には、代表を務める鈴木宗男元衆院議員や松木謙公衆院議員など結党メンバーが出席したほか、鈴木氏の支援者として知られる歌手の松山千春氏が応援に駆けつけた。
鈴木氏らは昨年12月28日、政党名を「大地・真民主」として総務省に結党を届け出た。しかし、ことし1月5日に現在の名称へ変更した。「新党大地・真民主」には、民主党を離党していた石川知裕衆院議員や横峯良郎参院議員をはじめ、衆院議員3名・参院議員2名の計5議員が所属する。また、松木氏が代表代行兼幹事長を務める。
代表の鈴木氏は昨年12月に仮釈放されたばかりだ。6日に開かれた結党会見に同席した松山氏は冒頭、
「メンバーを見たとき、なんだこりゃと思った。ワケあり新党だな(と思った)」
と笑いを誘った。一方で、松山氏は「『新党大地・真民主』は天下を取りに行く。(メンバーは)腹が据わっている」と真剣に訴えていた。続いて鈴木氏は「どの政党よりも国民に優しく、声なき声を聞く政党にしたい」と両手でマイクを握りしめて結党の意気込みを語った。
また、鈴木氏は「格差の広がりによって、日本国民がやる気を失っている」と持論を展開。「権力によって挫折や失望を味わった人、あるいは大自然のエネルギーによってかけがえのない家族を失った人たちに、私は少しでもお役に立ちたいし、貢献したい」と力強く話した。鈴木氏はさらに「与党の側で政治活動を行っていく」と述べ、民主党と連携していく考えも合わせて示していた。
◇関連サイト
・[ニコニコ生放送] 冒頭の松山千春氏のあいさつ部分から視聴 – 会員登録が必要
http://live.nicovideo.jp/watch/lv76729168?po=news&ref=rews#01:39
(寺家将太)
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