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ついにボンネットが付いた次期ハイエースがやってくる!?

▲ついにハイエースにもノーズが備わる。ヴェルファイア、アルファード風のサイドビューになることも予想できるが、そうなると同車のユーザーに対する配慮も気になるところ。商用バンと姿が似ているとなると、よくない心証を持つユーザーもいるだろう

▲ついにハイエースにもノーズが備わる。ヴェルファイア、アルファード風のサイドビューになることも予想できるが、そうなると同車のユーザーに対する配慮も気になるところ。商用バンと姿が似ているとなると、よくない心証を持つユーザーもいるだろう

脱・ガラパゴス、ハイエースがついに次世代へ向け殻を破る

プロユースの顔を持ちつつ、プライベートワゴンとして、カスタマイズ市場をも創生したハイエース。両側面から日本を支える商用バンに変化が起きようとしている。

現行型のモデルライフは、10年を優に超え、次期モデルに関する情報が聞こえてくる時期になってきた。順調に開発は進んでいるようで、それを加速させているのは、2016年に行われたトヨタの組織改革だ。「もっといいクルマづくり」を進めるべく、商品を軸とした7つのカンパニー制が執られているが、そのうちのひとつは、商用車の名を配した社内カンパニー、「CVカンパニー」という力の入れよう。

トヨタの世界販売1000万台のうち、商用車は260万台以上を占めている。収益面においても重要な役割を持つ。このジャンルにおいても、グローバルな視点での開発は避けられない。当然、ハイエースにおいても例外ではない。

▲欧州に投入されているプロエース(写真はバン)。プジョーではトラベラー、シトロエンではスペースツアラーの名で販売されている

▲欧州に投入されているプロエース(写真はバン)。プジョーではトラベラー、シトロエンではスペースツアラーの名で販売されている

一度は断念した欧州市場に再挑戦

次期ハイエース、最大のニュースは、パッケージングの刷新だ。前席の下にエンジンが置かれている現行のキャブオーバー型から、ミニバンなどと同じくフロントにエンジンを置くセミボンネットタイプへと変わる。

理由は言うまでもなく、前突への対応だ。10年を優に超えるモデルライフが想定されているハイエースは、この先強化されるであろう規制を先取りする。そして、この次期型をベースにグローバル展開をいっそう進めていく。

ハイエースは、かつて欧州でも販売されていたが、ライバルに比べて少なかったボディタイプなどがうまく受け入れられず、撤退した過去を持つ。現在欧州に投入されているトヨタの商用バンといえばプロエースだが、これはプジョー/シトロエンとの共同開発車だ。次期ハイエースこそが、純血のトヨタ商用車として、欧州市場への再挑戦の役割を担うのである。

商用車として求められる要素は、まず仕様の豊富さだろう。最近投入された日産のNV400は、なんと駆動輪(FWDかRWDか)までも選択できるフルチョイスシステムを採用している。

対して、次期ハイエースはRWDとAWDのみ。そしてボディタイプは1ナンバーサイズのワイド1本となる。メルセデス・ベンツ Vクラスのエクストラロングのような、全長5m半ばに達するスーパーストレッチも用意されるようだ。ただ、国内では駐車場事情を考慮し、4ナンバー枠から大きく逸脱しない全長で投入されるだろう。

▲現行モデルと次期モデルのパッケージング比較

▲現行モデルと次期モデルのパッケージング比較

荷物が積めない商用バン?

最大の懸念は、仕事車としての「積む」、「走る」といった基本性能だ。同じような全長の中で、独立したエンジンルームを確保すると、そのしわ寄せは間違いなく、キャビン寸法に及んでしまう。要は荷物が積めなくなるのだ。

また、乗車位置が限りなく前に位置するキャブオーバーは、ボンネット付き車よりも前方の見切り性能が圧倒的に優れている。ショートホイールベースによる小回り性能の高さも魅力だ。これらは街を縦横無尽に走り回る商用車にとって、欠かせない性能だと言えるだろう。

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