茅ヶ崎のココを知らないってモグリ? 訪れる全員が大満足! 食と酒のパラダイス!【友美がゆく! 東京の蔵元が通う地元メシ】
こんにちは、メシ通レポーターの友美です。今回やってきたのは神奈川県茅ヶ崎市です。サザンビーチが有名な、みんな憧れのあの地ですよ!
今回の舞台は、ナント酒蔵そのもの!
今回地元メシを食べにうかがったのは、酒蔵です。
遠くからでも見える、蔵のシンボルである高い煙突が目印ですよ。入口がもうほんと……とにかくオシャレ!
外国みたい……。もう、何の取材でどこに来たのかも忘れそう。
これはデートでここに誘ったら、絶対にイケる! ハイセンスさ。
お店に入る前から、彼女はあなたにメロメロに違いありません!(未保障)
4蔵目:神奈川県茅ケ崎「天青」熊澤酒造
こちらの敷地内にある【 1酒蔵+1ビール工房】+【2レストラン+1パン屋さん+1カフェ】その全てを運営するのが、熊澤酒造です。
1872年(明治5年)創業。現在では湘南に残る最後の日本酒蔵となりました。代表取締役は代々襲名をするので歴代みんな「熊澤茂吉」氏。各店舗名に「Mokichi」としつこい程に使われるのはそのためです。造っている日本酒の代表銘柄は、県内向けには「曙光」、県外向けには「天青」。ビールは「湘南ビール」。
敷地の全貌はこんな感じ。
▲Mokichi Wurst cafe
ガラス張りの、まるで海外にあるお店のような佇まいをしたカフェ。
▲Mokichi Wrust cafeのひろーいテラス席
ここなら 小さなお子さん連れでも、周りを気にしなくていいから安心です。
それから、ここにデートで来れば、優しい微笑みで”ヨソの子どもたち”を見守る、素敵なあなたを演出できるでしょう。彼女との仲もグッと近づきそう!
▲Mokichi baker & sweets
お酒造りで培った発酵の技術で作られる、パンの数々。
▲okeba
▲地元湘南~平塚あたりのクリエーターさんたちの作品が並んでいます。
ゆったりとした空気感とオシャレな雑貨が迎えてくれます。
▲「天青」
100名以上収容できるため、法事やパーティ、親族の集まりなど広く利用される和食のお店です。
MOKICHI TRATTORIA
そして、こちらが今回ご紹介する「MOKICHI TRATTORIA」です。
蔵の建物ではないものの、鎌倉山で取り壊される予定だった古民家(築450年!)を譲り受け、お引越し。
この地に移築したもの。だからもともとココにある古い建物と、違和感なく一体化しています。
敷地内の工房からビール、蔵からは日本酒、そして他のお店からパンやスイーツ、ハム・ソーセージなどが届くなんて、ココは最高の村か!
今回は、熊澤酒造で杜氏を務める五十嵐哲朗さんに案内していただきます。
「五十嵐さん、よろしくお願いします。顔が真っ赤!」 「さっきまで稲刈りをしていて、日焼けしたんだよ~。大磯で無農薬の山田錦をつくっていて、その収穫作業。」 「その山田錦、何のお酒になるんですか?」 「実はまだ内緒なんだけど。それでどぶろくを造って商品化する予定だよ。」スミマセン。内緒ってわざわざ言ったのに…書いちゃいました!
てへ。どぶろく、楽しみです。
▲見晴らしの良いテラス席(ただし冬は寒さに気を付けて!)
「しかしココは、本当にオシャレですねー! 日本酒だけじゃなくて、湘南ビールも造っているし、儲かってるんじゃないですか?」 「いやいやいや……! 逆に儲からなかったからはじめたのがレストラン。そうしたらこんなに増えてしまったよ」 「え、どういうこと!?」 「今の社長に代替わりしたのが23年前。そして、僕がこの蔵にきたのは20年前。その頃はいわゆる三増酒※ばかり大量生産していて、地元じゃうちの『曙光』は人気ガタ落ちだったんだよ。蔵を畳むっていう話もあったくらい。だからお酒の質を見直すのと同時に、売り上げの確保のため始めたのがビール。」※三増酒…通常の日本酒に水を加えて3倍に希釈したもの。味とアルコール濃度が薄まるので、醸造アルコールや糖類、酸味料などの添加物を加えて調整する。日本酒風飲料。
「地ビールブーム前の1996年から『湘南ビール』をスタートしてますよね!」 「そう。そして1998年に最盛期を迎えるんだけど、それ以降出荷量が減ってしまって。とにかく『湘南ビール』を知ってもらおう、飲んでもらう場所をつくろう!とビアパブを始めて、徐々にイタリアンになり、今の形になってきたんだよ」オープン当時から続く人気メニュー「豚バラ肉の湘南ビール煮」
▲名物! 豚バラ肉の湘南ビール煮 1,860円
1店舗目のレストランをオープンした当時から続く、名物料理。
もちろん湘南ビールをぜいたくに使って、煮込んでいます。だからお肉がほろっほろ!フォークで持つとお肉が震えるくらい柔らかいんです。
どれどれ。
むふふ。 なにこれ、めちゃくちゃ美味しい……。(しゃくれるくらい、うまい)
少し冷めたのに、お肉がフルフルと震えてる~。
なにこれ、幸せー。
「幸せすぎるので、とりあえず日本酒くださーい!」
▲天青 『吟望』 秋 純米おりがらみ 一合 780円
おりが絡んでいることもあるし、秋まで寝かせたひやおろしだからとても濃醇。
でも、程よくスキッと食べ物と寄り添ってくれます。これはもっと熟成しても美味しそう!
チーズと日本酒がめちゃくちゃ合う! (酒粕と日本酒のマリアージュ)
▲PIZZA 酒粕チキンとスカモルッツァ 1,780円
「ほら、酒粕に漬け込んだチキンが入ってるんだよ。さっきのビール煮もそうだけど、お肉が柔らかくうま味たっぷりになるんだよね!」
「発酵食品の酒粕とチーズをつかったピザに、日本酒が合わないわけがない」 「最近では海外の人がわざわざココまで来てくれるんだけど『チーズと日本酒って合うんですね!』ってびっくりしていくよ!」 「日本酒には、刺身とか和食を合わせるイメージでしょうから。チーズっていう組み合わせは驚くのかもしれませんね。そのことを日本酒造りをする蔵元が、直接伝えられるなんて、これはこれでステキですね」とろけるクリームチーズソースのピザと日本酒。
発酵食品の共演!
日本酒とチーズ。
本当にピッタリ。よーく合うので、ぜひ茅ヶ崎にある幸せの村でお試しあれ!
五十嵐杜氏が寄りかかるこのテーブルには、10月に行われるオクトーバーフェストの際ズラーっと人が並ぶという。
毎年大盛況の人気イベントなので、来年はぜひ行ってみてくださいね!
また来ます。ごちそうさまでした!
お店情報
MOKICHI TRATTORIA
住所:神奈川県茅ケ崎市香川7-10-7
電話番号:0467-52-6111
営業時間:月曜日~金曜日【ランチ】11:00~15:00(LO 14:30)【ディナー】17:30~22:00(LO 21:00)、土曜日・日曜日・祝日 11:30~22:00(LO 21:00)
定休日:第3火曜日(8,12月は無休)
ウェブサイト:http://www.kumazawa.jp/mokichi/trattoria/
※金額はすべて消費税込みです。
※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。
紹介してくれた酒蔵情報
熊澤酒造株式会社
住所:神奈川県茅ケ崎市香川7-10-7
電話番号:0467-52-6118
営業時間:9:00~17:00
定休日:土曜日・日曜日・祝日
ウェブサイト:http://www.kumazawa.jp/
書いた人:友美
日本酒ライター/コラムニスト 。寒さに弱い北海道出身。「とっておきの1本をみつける感動を、多くの人に」という想いから、初心者向けのイベントやセミナーの主催や日本酒関連記事を中心に執筆。 Twitter:@otomi0119 ホームページ:http://tomomiseki.wix.com/only Instagram:@tomomi0119s
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