茅ヶ崎のココを知らないってモグリ? 訪れる全員が大満足! 食と酒のパラダイス!【友美がゆく! 東京の蔵元が通う地元メシ】

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こんにちは、メシ通レポーターの友美です。今回やってきたのは神奈川県茅ヶ崎市です。サザンビーチが有名な、みんな憧れのあの地ですよ!

今回の舞台は、ナント酒蔵そのもの!

今回地元メシを食べにうかがったのは、酒蔵です。

遠くからでも見える、蔵のシンボルである高い煙突が目印ですよ。f:id:mesitsu_lc:20161027231413j:plain

入口がもうほんと……とにかくオシャレ!

外国みたい……。もう、何の取材でどこに来たのかも忘れそう。

これはデートでここに誘ったら、絶対にイケる! ハイセンスさ。

お店に入る前から、彼女はあなたにメロメロに違いありません!(未保障)

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4蔵目:神奈川県茅ケ崎「天青」熊澤酒造

こちらの敷地内にある【 1酒蔵+1ビール工房】+【2レストラン+1パン屋さん+1カフェ】その全てを運営するのが、熊澤酒造です。

1872年(明治5年)創業。現在では湘南に残る最後の日本酒蔵となりました。代表取締役は代々襲名をするので歴代みんな「熊澤茂吉」氏。各店舗名に「Mokichi」としつこい程に使われるのはそのためです。造っている日本酒の代表銘柄は、県内向けには「曙光」、県外向けには「天青」。ビールは「湘南ビール」。

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敷地の全貌はこんな感じ。

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▲Mokichi Wurst cafe

ガラス張りの、まるで海外にあるお店のような佇まいをしたカフェ。

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▲Mokichi Wrust cafeのひろーいテラス席

ここなら 小さなお子さん連れでも、周りを気にしなくていいから安心です。

それから、ここにデートで来れば、優しい微笑みで”ヨソの子どもたち”を見守る、素敵なあなたを演出できるでしょう。彼女との仲もグッと近づきそう!

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▲Mokichi baker & sweets

お酒造りで培った発酵の技術で作られる、パンの数々。

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▲okeba

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▲地元湘南~平塚あたりのクリエーターさんたちの作品が並んでいます。

ゆったりとした空気感とオシャレな雑貨が迎えてくれます。

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▲「天青」

100名以上収容できるため、法事やパーティ、親族の集まりなど広く利用される和食のお店です。

MOKICHI TRATTORIA

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そして、こちらが今回ご紹介する「MOKICHI TRATTORIA」です。

蔵の建物ではないものの、鎌倉山で取り壊される予定だった古民家(築450年!)を譲り受け、お引越し。

この地に移築したもの。だからもともとココにある古い建物と、違和感なく一体化しています。

敷地内の工房からビール、蔵からは日本酒、そして他のお店からパンやスイーツ、ハム・ソーセージなどが届くなんて、ココは最高の村か!

今回は、熊澤酒造で杜氏を務める五十嵐哲朗さんに案内していただきます。

f:id:mesitsu_lc:20161027231653j:plain「五十嵐さん、よろしくお願いします。顔が真っ赤!」 f:id:mesitsu_lc:20161027231641j:plain「さっきまで稲刈りをしていて、日焼けしたんだよ~。大磯で無農薬の山田錦をつくっていて、その収穫作業。」 f:id:mesitsu_lc:20161027231653j:plain「その山田錦、何のお酒になるんですか?」 f:id:mesitsu_lc:20161027231641j:plain「実はまだ内緒なんだけど。それでどぶろくを造って商品化する予定だよ。」

スミマセン。内緒ってわざわざ言ったのに…書いちゃいました!

てへ。どぶろく、楽しみです。

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▲見晴らしの良いテラス席(ただし冬は寒さに気を付けて!)

f:id:mesitsu_lc:20161027231653j:plain「しかしココは、本当にオシャレですねー! 日本酒だけじゃなくて、湘南ビールも造っているし、儲かってるんじゃないですか?」 f:id:mesitsu_lc:20161027231641j:plain「いやいやいや……! 逆に儲からなかったからはじめたのがレストラン。そうしたらこんなに増えてしまったよ」 f:id:mesitsu_lc:20161027231653j:plain「え、どういうこと!?」 f:id:mesitsu_lc:20161027231641j:plain「今の社長に代替わりしたのが23年前。そして、僕がこの蔵にきたのは20年前。その頃はいわゆる三増酒※ばかり大量生産していて、地元じゃうちの『曙光』は人気ガタ落ちだったんだよ。蔵を畳むっていう話もあったくらい。だからお酒の質を見直すのと同時に、売り上げの確保のため始めたのがビール。」

※三増酒…通常の日本酒に水を加えて3倍に希釈したもの。味とアルコール濃度が薄まるので、醸造アルコールや糖類、酸味料などの添加物を加えて調整する。日本酒風飲料。

f:id:mesitsu_lc:20161027231653j:plain「地ビールブーム前の1996年から『湘南ビール』をスタートしてますよね!」 f:id:mesitsu_lc:20161027231641j:plain「そう。そして1998年に最盛期を迎えるんだけど、それ以降出荷量が減ってしまって。とにかく『湘南ビール』を知ってもらおう、飲んでもらう場所をつくろう!とビアパブを始めて、徐々にイタリアンになり、今の形になってきたんだよ」

オープン当時から続く人気メニュー「豚バラ肉の湘南ビール煮」

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▲名物! 豚バラ肉の湘南ビール煮 1,860円

1店舗目のレストランをオープンした当時から続く、名物料理。

もちろん湘南ビールをぜいたくに使って、煮込んでいます。だからお肉がほろっほろ!フォークで持つとお肉が震えるくらい柔らかいんです。

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どれどれ。

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むふふ。 なにこれ、めちゃくちゃ美味しい……。(しゃくれるくらい、うまい)

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少し冷めたのに、お肉がフルフルと震えてる~。

なにこれ、幸せー。

「幸せすぎるので、とりあえず日本酒くださーい!」

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▲天青 『吟望』 秋 純米おりがらみ 一合 780円

おりが絡んでいることもあるし、秋まで寝かせたひやおろしだからとても濃醇。

でも、程よくスキッと食べ物と寄り添ってくれます。これはもっと熟成しても美味しそう!

チーズと日本酒がめちゃくちゃ合う! (酒粕と日本酒のマリアージュ)

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▲PIZZA 酒粕チキンとスカモルッツァ 1,780円

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「ほら、酒粕に漬け込んだチキンが入ってるんだよ。さっきのビール煮もそうだけど、お肉が柔らかくうま味たっぷりになるんだよね!」

f:id:mesitsu_lc:20161027231653j:plain「発酵食品の酒粕とチーズをつかったピザに、日本酒が合わないわけがない」 f:id:mesitsu_lc:20161027231641j:plain「最近では海外の人がわざわざココまで来てくれるんだけど『チーズと日本酒って合うんですね!』ってびっくりしていくよ!」 f:id:mesitsu_lc:20161027231653j:plain「日本酒には、刺身とか和食を合わせるイメージでしょうから。チーズっていう組み合わせは驚くのかもしれませんね。そのことを日本酒造りをする蔵元が、直接伝えられるなんて、これはこれでステキですね」 f:id:mesitsu_lc:20161028085123j:plain

とろけるクリームチーズソースのピザと日本酒。

発酵食品の共演!

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日本酒とチーズ。

本当にピッタリ。よーく合うので、ぜひ茅ヶ崎にある幸せの村でお試しあれ!

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五十嵐杜氏が寄りかかるこのテーブルには、10月に行われるオクトーバーフェストの際ズラーっと人が並ぶという。

毎年大盛況の人気イベントなので、来年はぜひ行ってみてくださいね!

また来ます。ごちそうさまでした!

お店情報

MOKICHI TRATTORIA

住所:神奈川県茅ケ崎市香川7-10-7

電話番号:0467-52-6111

営業時間:月曜日~金曜日【ランチ】11:00~15:00(LO 14:30)【ディナー】17:30~22:00(LO 21:00)、土曜日・日曜日・祝日 11:30~22:00(LO 21:00)

定休日:第3火曜日(8,12月は無休)

ウェブサイト:http://www.kumazawa.jp/mokichi/trattoria/

※金額はすべて消費税込みです。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

紹介してくれた酒蔵情報

熊澤酒造株式会社

住所:神奈川県茅ケ崎市香川7-10-7

電話番号:0467-52-6118

営業時間:9:00~17:00

定休日:土曜日・日曜日・祝日

ウェブサイト:http://www.kumazawa.jp/

書いた人:友美

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日本酒ライター/コラムニスト 。寒さに弱い北海道出身。「とっておきの1本をみつける感動を、多くの人に」という想いから、初心者向けのイベントやセミナーの主催や日本酒関連記事を中心に執筆。 Twitter:@otomi0119 ホームページ:http://tomomiseki.wix.com/only Instagram:@tomomi0119s

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