インドの極うまスパイシーメシ「ビリヤニ」を自宅で作ってみた!
ふんわりした食感のバスマティ米とたっぷりの肉をインドのスパイスでじっくり炊きこんだビリヤニ。スパイシーでありながらもうま味が詰まったビリヤニを、自宅でも食べたい。
ビリヤニできるかな、できるかな?
どうもこんにちは。メシ通レポーターのいぬかめんです。
これまで、2回ほど名店でのビリヤニの味を堪能してまいりました。
(第1回:最強コメ料理「ビリヤニ」&濃厚コリアンダーカレーをインド料理の名店でかっ食らう!)
(第2回:インドを渡り歩いた男が選んだ「ビリヤニがとびっきりウマイ店」を直撃! in 御徒町 )
そのおいしさは、舌に焼きついているはず。そこで、その味を今回は自宅で再現してみたいと思います。
しかし、大丈夫なんだろうか……。
一抹の不安を感じながら、スペアミントとコリアンダーの葉だけをちぎる僕なのでした。
しかし、ここは自分を信じましょう! 今回は、ビリヤニにかけて食べるとウマい、ヨーグルトサラダのライタも合わせて作ってみることにします。
使用する材料は以下の通り。
【ビリヤニの材料】(3~4人前) ビリヤニパウダー……大さじ2杯 シナモンスティック……1本 ガラムマサラ……適当 カルダモンシード……適当 フライドオニオン……適当
鶏もも肉……300g バスマティ米……3合 塩……小さじ1杯
コリアンダー……適当 レモン……1/2個
【ライタの材料】(3~4人前) トマト……1/2個 きゅうり……1/2本 スペアミント……適当 ヨーグルト……450g 塩……小さじ1/2杯
正式なレシピを見ずに、記憶を頼りに材料を揃えました。
いざ! 調理開始
まず、3合のバスマティ米を水で研ぎます。バスマティ米は、インド北部やパキスタンで作られているお米。日本のお米よりも、長細いのが特徴です。
ビリヤニといえば、やはりバスマティ米! どこで売ってるんだ、と突っ込まれそうですが、ネットだけでなく輸入品がメインのオシャレなスーパーなんかでも手に入ります。
バスマティ米はフワフワした食感が魅力ですが、あまり研ぎすぎるとパラパラしすぎてしまうような気がしたので、ほどほどにしました。このあと15分~20分ほど水に浸しておきます。
米を浸している時間に、空いている炊飯器を使って鶏肉の下ごしらえをしましょう!
料理は手際が大事ですからね。
一口大に切った鶏肉を炊飯器にドカドカと入れて、そこにビリヤニパウダーを大さじ2杯、カルダモン、ガラムマサラ、シナモンスティック、塩小さじ1杯、フライドオニオンを入れます。
ここで解説すると、ビリヤニを作るためにこそ存在しているビリヤニパウダー。コリアンダーやクミンといったカレーでもおなじみのスパイスがミックスされています。ビリヤニを作ろうと思ってネットで買っていたものの、なかなか腰が重く……今日まで温めておりました。
これだけでも十分な気もしますが、もう少し風味を足そうと思い、香りがいいカルダモンとシナモンスティック、そして辛味が強いガラムマサラを投入しました。
そこにさらに塩で味を調整して、食感を楽しむためにフライドオニオンを入れて……うん、多分間違ってないと思います!
むしろ、自分でもお店開けるレベルなんじゃないか、これ!
さて、15分ほど経ちまして、米も水分を吸ったところでしょうか。
鶏肉の入った炊飯器に、米を合流させてスイッチオン!
炊いてしまったらもう後戻りはできないわけなので、ちょっとドキドキしますね。
さて、その間に空いたボウルを使ってライタをササッと作ります。
ヨーグルトのなかにカットしたトマトときゅうりを入れ、ガラムマサラを少量、スペアミント、塩小さじ1/2杯を入れます。
最初にスペアミントをちぎって、そのまま水に漬けておかなかったおかげで、ちょっと葉っぱがしなっていますが、きっと大丈夫です。
ハイ、テキトーライタの完成です!
こちらは不安要素もなく、スムーズかつスピーディーに仕上がりました。
やったね!
さて……一方のビリヤニはどうなっているのでしょうか?
待つこと10数分。炊き上がりの音が鳴りました。
心臓をバクバクさせながら、炊飯器のふたを開けます。
上手く炊きあがっていることを願って炊飯器の前で手を合わせたのは生まれて初めてです。おいしくあ~れ……(今さら願っても遅いけど)……。
お? おおお?
なんかやたらと色が薄く見えるけど、それっぽくできたじゃないか!
ビリヤニ完成!
スペアミントとコリアンダーをかけ、レモンも添えて完了。
なんかビリヤニに対してライタの量が多すぎる気がしますが、まあいいか。
おいしいといいな。
おいしいと、いいな……。
実食! お味のほうはいかがなものか!?
さて、できたビリヤニを早速食べてみようじゃありませんか。
自分で作った料理って、この独り占め感がたまらないですよね。
スプーンでガッシリすくってかきこむ。いただきます!
……ん?
ちょっと米が固いような……。
味は間違いなくビリヤニです。スパイスの香りが鼻に抜けます。
鶏肉のうま味が米全体に行き渡り、ちょっと辛口ではありますが、This is ビリヤニ! って感じです。
そこにライタをかけて食べてみましたが、相性もバッチリ。ビリヤニの辛さを中和しつつ、クリーミーなコクと酸味を追加してくれました。
でも……米のアルデンテっぽさに、なんとも言えない未完成感を感じます。
ちょっとここで、自分がビリヤニの師と仰ぐお方、日本ビリヤニ協会の会長、ビリヤニ太郎さんにアドバイスを乞うことにいたします!
ちなみに日本ビリヤニ協会というのは、こんな団体であります。
前回・前々回から段々と写真のキラキラが増していますが、これは自分の尊敬の念を表しております!
太郎さん、ビリヤニを作るうえで大切なポイントってどこでしょうか?
あ、肉を全然浸けてなかったです! 他にはどこがいけなかったのでしょうか?
うわわ、米が多すぎましたか。そして水も足りなかった。水不足!
っていうか、3合炊きの炊飯器に3合の米と鶏肉を入れて、満足に炊けるわけないじゃないか。それがアルデンテの原因かっ。
ご丁寧に、スパイス類の分量までご教示いただいて恐縮です。
勉強になりました。あと、テキトーに作ってゴメンナサイ!
そして太郎さんにご紹介していただいたのが、この日本ビリヤニ協会オフィシャルショップで販売しているビリヤニキット(4人前/800円)。ビリヤニに必要なスパイスや調味料類が、パウダーではなくレトルトで入っています。これなら肉の浸かりもいいですね。さらにバスマティ米まで同封! 素晴らしい。というか最初からこれ使っておけばよかったかも……!
こんな風にできるそうです。
いや、全然違うじゃないですか。こりゃスゴイです、ビリヤニ太郎さん!
次はビリヤニキットを購入して作ろう。決めた!
また作るぜ、テキトービリヤニ! いや、テキトーはやめよう!
また食うぜ、ビリヤニ!
※撮影:わたり みお
商品情報
ビリヤニキット(ハイデラバーディー・ビリヤニの素+バスマティ米)
800円
※こちらの価格には消費税が含まれています。
※送料は別途発生いたします。(10,800円以上のご注文で送料が無料になります。) 日本ビリヤニ協会オフィシャルサイト おうちdeビリヤニシリーズ 商品ページはこちら
書いた人:いぬかめん
1970年生まれ。本業はおもちゃを始めとする立体物デザイナー兼ライター。ミクロマンなどの可動フィギュアと必殺シリーズを生涯の伴侶としながらも、まあそれはそれとして、その時々でマイブームになった美味しい東洋の食べ物を求道し続ける。今は山陰本線のワンテーマ系駅弁とビリヤニを求道中。 Twitter:@dog_mask ブログ:DOG-TAG
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