軽の新車を買う前にひと呼吸置いて考えたい「ほぼ同予算で現行スマート フォーフォーの中古を買う」という選択

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▲軽自動車の新車も全然悪くない選択ですが、もしも「それと似たような予算で、洒落た普通車の輸入マイクロカーが買えちゃいますよ」と言われたら、さてどうしますか?

▲軽自動車の新車も全然悪くない選択ですが、もしも「それと似たような予算で、洒落た普通車の輸入マイクロカーが買えちゃいますよ」と言われたら、さてどうしますか?

新車の軽と中古現行フォーフォーの支払総額は似たようなもの?

小ぶりで便利で経済的な「軽自動車」を買おうと考えている人も多いかと思います。それも、軽の高年式中古車というのは意外と安くはないため、「いっそ新車で」という人もいらっしゃるでしょう。最近の軽自動車というのはなかなかの性能ですから、それ自体は悪くない選択かと存じます。

しかし、もしもご自宅の車庫スペースや近隣の道幅に少々の余裕があり、そして軽自動車よりはほんの少々高くなる税金や維持費をいとわないのであれば、軽ではなく「現行型のスマート フォーフォーを、軽の新車と似たような予算で買う」という選択はいかがでしょうか?

最近の軽自動車というのはかなりデキが良い代わりに、先ほども申し上げたとおり決して「激安!」ではありません。例えば人気の高いホンダ N-BOXの売れ筋グレードであるG・ターボLパッケージを新車で買うとなると、車両本体価格147万円+オプション+諸費用で総額170万円ぐらいになるはずです(ま、そこから若干のディーラー値引きはあるかもしれませんが)。

「それなら、状態の良い高年式中古車を探すとするか」といっても、走行2万km以下の15年式 G・ターボLパッケージの支払総額は150万円前後になるのが一般的。「高っ!」ってほどではないかもしれませんが、決して激安ではないですよね。

で、もちろんそれよりは少々高くなってしまうのですが、ある意味「似たような予算」で、あのメルセデス・ベンツグループの一部門であるスマートが作る上質なマイクロコンパクトカー「現行スマート フォーフォー」の高年式車が、十分狙えてしまうのですよ。どうでしょう? それってけっこうグッとくる展開だとは思いませんか?

▲これが現行スマート フォーフォー。おおむね1Lのエンジンを搭載する普通車カテゴリーの輸入車です

▲これが現行スマート フォーフォー。おおむね1Lのエンジンを搭載する普通車カテゴリーの輸入車です

最小回転半径は世界最小レベルゆえ、小回り性能も問題なし!

現行スマート フォーフォーは、15年10月に登場したばかりの新世代モデルで、先ごろ登場して話題を呼んだ現行ルノー トゥインゴの兄弟車です。基本となるエンジンは排気量1Lのルノー製3気筒で、その他に0.9Lのターボエンジンもラインナップされています。ボディサイズは全長3495mm×全幅1665mm×全高1544mmですので、トールワゴンタイプの軽自動車と比べると「全長は10cm長く、全幅は20cm近く余裕がある。でも全高は軽トールワゴンの方が23cmぐらい高い」というイメージです。

車幅の関係で「軽じゃないと車庫に入らない!」というご家庭の場合は無理ですが、そうでないのであれば、普通車としてはきわめてコンパクトなこのサイズは、軽自動車狙いの人にとってもそこそこジャストサイズと言えるのではないでしょうか。

ただし車幅は軽よりも20cmぐらい広いので、「ウチの近所の細い曲がり角を曲がれるかな……?」と不安に思う人もいるかもしれません。まぁ実際は道路によってケース・バイ・ケースですので断言はできませんが、一般的な軽トールワゴンの最小回転半径が4.5mぐらいであるのに対し、現行フォーフォーは4.1mという、4人乗りの市販車としては世界最小レベルの回転半径ですから、おそらく問題ないのではないかと思います。

現行型になって走行時の安定感も格段に向上したスマート フォーフォーですが、それと同時にこのデザインがステキですよね。最近の軽自動車の内外装デザインも決して悪くありませんが、スマートというのはもともとスイスのスウォッチ社とメルセデスのジョイントベンチャーとして始まった企画ですから、ポップなデザインセンスに関しては以前から定評があるんですね。現在のスマートはスウォッチ社とは無関係になっていますが、まるでスウォッチの腕時計をしているかのような楽しい気分になれるデザインセンスは、現行フォーフォーにおいても健在です。

▲全幅はさておき全長は軽自動車に毛が生えたぐらいのレベルで、最小回転半径も一般的な軽自動車より小さいため、軽自動車狙いの人であっても取り回しに手こずることはたぶんないはず

▲全幅はさておき全長は軽自動車に毛が生えたぐらいのレベルで、最小回転半径も一般的な軽自動車より小さいため、軽自動車狙いの人であっても取り回しに手こずることはたぶんないはず

▲現行スマート フォーフォーの内装はこんな感じ。相変わらずポップでステキですね(写真は本国モデル)

▲現行スマート フォーフォーの内装はこんな感じ。相変わらずポップでステキですね(写真は本国モデル)

若干のコスト差を「大した差じゃない」と思えるならぜひ!

さて、そんなスマート フォーフォーを新車で買うとなると、最廉価グレードの「パッション」でも車両本体価格213万円であり、オプションと諸費用と合わせた総額はおおむね250万円に達するでしょう。「ガイシャの普通車」ですので、さすがに軽自動車より高いです。しかし中古車であれば、支払総額180万から200万円ぐらいで走行数千kmレベルの15~16年式パッションが探せますし、上級グレードであるプライムも十分イケるんです。

冒頭近くでサンプルとして挙げさせていただいた、ホンダ N-BOX新車のG・ターボLパッケージの推定総額である「約170万円」と比べると、確かにちょっと高いかもしれません。そして購入後に必要となる税金も、軽自動車税が年額1万800円であるのに対し、スマート フォーフォーの自動車税は年額2万9500円ですから、3倍近い開きはあります。整備の際に必要となる部品代も、たぶん軽自動車の方が断然安いでしょう。

でも、もしもあなたがそれらの差額を「意外と大きな差ではないな」と思えるのであれば、そして「そりゃできれば軽じゃなくて普通車の方がいいよ」と内心思っているのであれば、現行スマート フォーフォーの中古車は絶対に一考する価値ありかと存じます。まずは下の物件リンクをチラリと見ていただき、前向きかつお気軽にご検討いただけましたら幸いです。

▲カタマリ感のあるナイスなボディデザイン。中古車の場合、新車と違ってボディカラーのオーダーはできませんが、カラフルな中古車も多数流通していますので、ぜひチェックしてみてください!

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【関連リンク】

車両価格180万円以下の現行スマート フォーフォーをチェックしてみるtext/編集部

photo/スマート

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