知っているようで知らない「築地」の裏側に迫る映画

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知っているようで知らない「築地」の裏側に迫る映画
J-WAVEで放送中の番組「WONDER VISION」のワンコーナー「ENASAVE SOCIAL EVENT & MOVIE TIPS」。10月16日のオンエアでは、今月15日から公開されている、築地に迫ったドキュメンタリー映画、「TSUKIJI WONDERLAND」を紹介しました。

今、何かと話題の築地市場。開業して約80年、“世界一の魚市場”といわれながらも、その場内を長期取材した映画は一本もありませんでした。この映画は、1年4カ月という長期間にわたっての取材が初めて許された作品で、海外からも注目が集まっています。

映画では、日本の食文化を語る上では欠かせない四季折々の旬の食材や、季節によって表情を変える築地の風景と共に、築地で働く「仲卸」の人々の姿を追いかけています。そこには日本の”食文化”を支える、仲卸の方の深い知識と匠の技と情熱がありました。

今回は、映画「TSUKIJI WONDERLAND」のプロデューサーをつとめた手島麻依子さんに見所をお聞きしました。

「海外の人たちって、本当にたくさん場内にも足を運んでいるんですが、日本人にはどこか、プロフェッショナルの聖域みたいなところがあって…。築地っていう単語はすごくよく知っているんだけど、どこか知ったつもりになっていて、実際にどんな場所なのかを知らないんじゃないかな、と思うんですね」(手島さん、以下同)

築地には、一年で480種類もの魚介類が集まる場所ということで、場内の見た目は本当に「ワンダーランド」だそう。そこを縦横無尽に歩く人たちは、一見とても無秩序に見えるため、海外の観光客は「カオス」と感じるのだそうですが、実はその中にはきちんとした秩序があり、目的を一人ひとりが認識し、すごいスピードで動き回っている…と手島さんはおっしゃいます。

「『私はこういう職責で、この人のために、このお客さんのために』っていうその思いですね。使命感や誇りを持って、何万人という人が日々、市場の中で動き回っている。そこが一つの見所かなと思います」

映画を観た平井は、「手島さんがおっしゃるように、“知っているつもりでまったく知らない築地というワンダーランド”、そこで働いている一人ひとりの思いを知ると、日本の食文化を支えてきた職人たちを自然とリスペクトする気持ちになります」と感じたようです。

この映画は、海外の人に「築地を知ってもらう」というドキュメンタリーテイストなのですが、私たち日本人こそがもっと知るべきことがたくさん詰まっているのかもしれません。ぜひ、劇場に足を運んで、知っているようで知らない日本のワンダーランド「築地」の魅力を発見してください。

次回10月23日(日)、「SARAYA ENJOY! NATURAL STYLE」のコーナーでも、フードディレクターの野村友里があらためて「築地」の魅力を考えます。ゲストは、実際に築地の「仲卸」で働く傍ら、ミュージシャン、俳優、さらには電子書籍『仲卸人が教える魚がうまい店』のメインコーディネーターも担当しているアービンさん。7時40分ころからのオンエアです!

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「WONDER VISION」
放送日時:毎週日曜 6時―9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/wondervision/

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