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半世紀以上第一線で活躍するエンタテイナー、ストーンズが華々しい初日のクロージングを飾る / 【デザート・トリップ】2週目初日ライブ・レポート

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 ザ・ローリング・ストーンズの出演予定時間は9時40分で、その頃になるとさっきまで空席だったのがほぼ満員。ボブが演奏中に見えたステージ中央から観客側に伸びる花道。これから起きる一大エンタテインメント・ショーとは正反対の青い照明に浮かび上がる静かなステージ。

 10分ほど押して、巨大スクリーンに砂漠やギター、ストーンズのロゴなど大きくなったり小さくなったりする映像が映し出され、「レディース アンド ジェントルマン、ザ・ローリング・ストーーーォォンズ!」というアナウンスと共に花火が上がり「Jumpin’ Jack Flash」でスタート。どうしてもフェスティバルだとシンプルな作りのステージという制約があるが、その中で映像を駆使し花火を打ち上げたり冒頭からの盛り上げ方は、流石だ。ステージを左右に、そして花道へと動きながら歌うミック。映像は当然カラーで、照明も華やかで観客も最初から総立ちで大盛り上がり。

 ボブ・ディランとブルース音楽への敬意を払いながら、ミックがハーモニカを手にして新作『Blue & Lonesome』にも収録される「Just Your Fool」をライブ初披露。セットリスト前半から中盤にかけて「Angie」「Live With Me」「Paint It Black」「Honky Tonk Woman 」と続く、なんとも秀逸なセットリスト。キースのソロ2曲の後、「Miss You」。コーラス部分は観客を大いに煽り、また根太いベースラインが心地良い。女性ヴォーカルがあのリサ・フィッシャーではなかったが、今回のシンガーは華奢な体格の割にパワフルなヴォーカルで、続く「Gimme Shelter」の後半でのミックとの掛け合いも素晴らしかった。先週の1曲目に演奏した「Start Me Up」では、再度花火が上がって続く「Brown Sugar」で本編終了。いくつも見せ場や盛り上がる機会を作るショー運びの玄人ぶりは流石。

 アンコールでは20人ぐらいのクワイヤが「You Can’t Always Get What You Want」のコーラスから感動的なスタート。そして最後は「Satisfaction」でこの日3回目の花火で締めくくり。2時間半、ずっと猛スピードで展開するのではなく、ミックがステージからいなくなるタイミングもキースのキリッとしたソロ演奏 など緩急つけたショー構成は中だるみすることなく最高のエンタテインメントだった。

Live Photo: Kevin Mazur for Desert Trip

◎公演情報
【Desert Trip】
2016年10月7日(金)~9日(日)、10月14日(金)~16日(日) ※現地時間
出演:
10月7日&14日(金) ザ・ローリング・ストーンズ、ボブ・ディラン
10月8日&15日(土) ポール・マッカートニー、ニール・ヤング
10月9日&16日(日) ロジャー・ウォーターズ、ザ・フー
INFO:http://deserttrip.com/

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