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国際福祉機器展2016で福祉車両の最新事情をチェック!

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▲車体設計の段階から車いす仕様車を念頭に開発されたフリード/フリード+。旧型のフリード/フリードスパイクのハイブリッドカーがバッテリーを3列目シート(フリードスパイクはラゲージ下)に配置したのに対し、新型では1列目シート下とすることで、スロープの設置を可能にした

車いす仕様車にハイブリッドカーが登場!

年に1回、最新の福祉車両をはじめ国内外の福祉機器が一堂に会する国際福祉機器展。今年も10月12日から14日の3日間、東京ビッグサイトで行われた。高齢の家族のために福祉車両を検討している人にとって、どんな福祉車両が登場しているのか、早速見ていこう。

会場で多くの人の注目を集めていたのが、デビューしたばかりのホンダ フリード+ ハイブリッドGの車いす仕様車だ。現状でスロープを使う車いす仕様車では唯一のハイブリッドカー。燃費数値は公表されていないが、車いすのまま家族を乗せて通院したい人にとってはうれしい選択肢が登場したことになる。

シートが2列目までしかないフリード+に対して、3列目シートもあるフリードには助手席や2列目の助手席側に回転&昇降シートを備えたモデルも用意された。ただし助手席の回転&昇降シート車にはハイブリッドの設定がなく、回転&昇降シートの位置によって乗車定員も異なるので選ぶ際に注意しよう。

▲車いす仕様車のスロープは写真のように折り畳める。ここに荷物を置くこともできるなどラゲージの使い勝手がいいため、車いすの人を乗せないときも普通のフリード+同様に使える

▲写真の2列目回転&昇降シート車にはハイブリッドカーも設定されているが、3列目シートがなく、乗車定員は4名となる。助手席回転&昇降シート車はガソリン車のみとなるが、乗車定員は6名だ

日産も登場したてのセレナにリフトを使って車いすごと車内に乗せるタイプを用意。こちらにもハイブリッドカーが設定されている。セレナには助手席や2列目の回転&昇降シート車も用意された。さらに2017年春にはスロープを使った車いす仕様車も登場予定だ。こちらのグレード構成は現時点では不明だが、ハイブリッドカーを用意する可能性もある。

▲来春発売予定のセレナの車いす仕様車。旧型では3列目部分だった車いすの位置を2列目としたので、運転席から近く、通院などでドライバーと2名きりで移動する際の孤独感がなくなる。3列目シートも使えるので、車いすの人を囲むように家族みんなで出かけることもできる

▲写真のセレナの2列目回転&昇降シート車と助手席回転&昇降シート車はいずれもハイブリッドカー。ハイウェイスターの設定もある。2列目回転&シート車の乗車定員は7名、助手席回転&昇降シート車は8名

その他、例えばトヨタ ポルテ/スペイドは使い勝手を向上させた車いす収納装置に変更するなど、各社が細かな改良を加えていた。また福祉車両を購入するほどでは・・・・・・という人のために、自動車メーカーが高齢者のお出かけをサポートしてくれるオリジナル車内グッズも、従来よりもラインナップが増えている。

▲アームで車いすをつり上げてラゲージに収める収納装置が多いが、ポルテ/スペイドには下から持ち上げる収納装置を用意。従来のアーム型で約2分かかった収納時間が、これなら約1分に短縮される。またアーム型はつり下げている最中に車いすが揺れてしまいがちだが、これならその心配もない

今年は新型車自体が少ないため新たな福祉車両の情報が少ないが、そもそも日本は自動車メーカーが福祉車両を開発するという、世界的にも希有な国。4年後には東京パラリンピックもあるだけに、福祉車両はさらに進化していくのは間違いないだろう。

▲ダイハツ タントは昨年12月に回転&昇降シート車や車いす仕様車の改良が行われた。例えば車いす仕様車では電動ウインチのスイッチが車内に追加されたり、スロープにキズが付きにくくするなど細かな改良だが、こうした小改良は発表以外にも随時行われているという

▲写真はトヨタのアシストグリップ。体幹の弱った高齢者はこれにつかまることでドライブ中に体の揺れを抑えることができる。その他、身体をあまりひねらなくてもシートベルトが取れるようにする補助グッズ、SUVやミニバンなどへの乗り込みが楽にできる折り畳み式ステップなどを、カー用品メーカーではなくトヨタや日産、ホンダなどが自ら用意している

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国際福祉機器展のHPを見るtext/ぴえいる

photo/ぴえいる

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