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【Interview】世界初、手荷物預かりのためのシェアリングサービス「Tebura」を追う

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8年前、カリフォルニアで産声を上げたAirbnbは、シェアリングエコノミーという概念を全世界へ広めるきっかけとなった。以来、多くのスタートアップがこれに追従。世界各地で、さまざまなサービスが誕生している。アイディア次第で、あらゆるジャンルに切り込めるのも、このビジネスの利点といえるだろう。

今回取り上げる「Tebura(テブラ)」も、発想をうまく転換させた好例。主に旅行者を対象とする荷物預かりのためのシェリングサービスは、世界初の試みとなる。

提供元は、2013年創業のセームページ。代表取締役の高木 昭博(たかぎ あきひろ)氏に、話を聞いた。

・旅行代理店や飲食店の空きスペースを有効利用

Q1:まずは、このようなサービスを提供するに至ったきっかけから、お聞かせください。

私自身、海外旅行の際、値段の安いAirbnb(民泊)やビジネスホテルを利用しておりましたが、それらはたいてい主要の観光地から離れていました。そこで、空港から荷物を預けるためだけに宿泊場所へ向かう手間を解決したいと思って、アイディアを練るようになったのです。

その頃ちょうど、居酒屋の空きスペースの有効活用も(事業として)検討していました。「Tebura」の仕組みなら、(お店の)オープン前の売上と送客にも貢献できると判断し、事業を開始したのです。

2016年は、シェアリングエコノミー元年といわれています。サミットやオリンピックといった大きな催しがある際、封鎖されるコインロッカーに変わる手段として、「Tebura」を使ってほしいと思っています。

Q2:「Tebura」とは、どんなサービスなのでしょうか。

海外、国内の旅行者を対象に、“てぶら観光”を実現するサービスです。サービスを通して、旅行者の場所から最短の荷物預け場所および、ロッカーを探すことが可能です。

都内であれば荷物預かり場所が予約できるので、コインロッカーを探す手間もなく、手ぶらで回る観光ルートを事前に作れます。

預かり場所は、旅行代理店、飲食店などの空きスペースです。これらを活用しながら、店舗や企業側には、荷物預かりの売上と送客を提供する仕組みです。

・忍者姿で認知拡大

Q3:サービス展開に当たって、最も苦労されているのはどんなところでしょうか。

利用者向けの認知の拡大が、当面の課題です。そのため、メンバーにビラ配りの達人を入れて、忍者姿で高速ビラ配りを行っています。代表の私も、日頃から忍者の格好で活動しつつ、「Tebura」を広めております。

Q4:対応店舗・場所は現在、都心のみのようですが、全国展開の予定はありますか?今後の展望と併せて、教えてください。

全国展開は本年度中、加えて世界展開も予定しております。コインロッカーがうまっていて使えない、探せない、小銭が必要といったこれまでの不便さを解消して、国内はもちろん世界各地でワンクリックで手ぶらになれる世界を作っていきたい、と思っています。そのためにも、世界初の荷物預かり版Arbnbとして、日本から世界へ広めていくつもりです。

売上の一部を被災地の寄付に回すなど、ソーシャルビジネスとしての役割も果たす「Tebura」。現在は、六本木や新宿を中心に、首都圏数か所で展開中。街歩きにも、十分活用できそうだ。(取材・文 乾 雅美)

Tebura

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