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【Interview】インターンシップ制度はここから変わる!?学生自ら就業先を募集する「リクエスターン」にフォーカス

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90年代後半から始まった学生インターンシップ制度は、貴重な就業経験の場として、今やすっかり社会に定着している。しかし、現状では企業側の募集に対して学生が申し込むという形式がほとんど。その結果、自分が望む通りの職種を体験できず、途中で辞めてしまうケースもあるという。

「リクエスターン」は、そうしたインターン制度のミスマッチを防ぐために誕生したサービス。学生自らウェブ上で自己PRをし、企業側からスカウトさせるというシステムは、斬新かつ挑戦的だ。

取材に応じてくれたのは、ルートプラス、代表取締役社長の打田 裕馬(うちだ ゆうま)氏。就活生必見の、心温まるメッセージも添えてくれた。

・学生の興味関心を主体に募集を推奨

Q1:このようなサービスを提供するに至ったきっかけについて、お聞かせください。

私は仕事を意識する年になったときから今までの間、常に仕事に関する悩みを聞いてきました。そのため、私自身働くことが怖く感じた時期もあったほどです。だから、その悩みを緩和できれば、人はもっと楽に生きられるようになるのではないかと考えたのがきっかけです。

ただ、働かないとお金を稼ぐことはできないので、仕事をいかに楽しく快適なものにするかを考えました。よく聞く悩みに「仕事が合ってないと思う」とか、「別の仕事をやってみたい」というものがあり、(中略)仕事に満足していない様子が統計データにも現れていたので、興味のある仕事が体験できるサービスを、立ち上げることにしたのです。

Q2:「リクエスターン」とは、どんなサービスなのでしょうか。

学生が、インターンシップ先の企業を募集できるウェブサービスです。インターンシップに行きたい学生が、ウェブ上に記載する自分の情報と希望条件に対して、企業からのスカウトを待つシステムです。

特長は、学生の興味関心をベースにした募集を推奨していること、スマートフォンで撮影した動画を使って、自己PRできるところにあります。

・インターンシップ制度が抱える課題を解決したい

Q3:サービスローンチから数日経ちますが、実際の反響はいかがでしょうか。

おおむね肯定的な意見が寄せられています。特に学生側からは、「エントリーシートが大変なので、スカウト型はいいと思う」という意見をいただいています。

一方、批判的な意見もあります。学生側が発信するため、誇大に自己PRをしたり、学歴詐称に対する懸念が持たれています。現時点では、学生とコミュニケーションを取っていくことで防止策とし、中長期的にうまくシステム化することを検討中です。

また、当サービスだけの問題ではありませんが、インターンシップに対応する企業の負担も挙げられています。弊社のみならず、社会全体で解決していきたい課題なので、社会に対して良い提案ができれば、と考えています。

Q4:ぼちぼち、本格的な就職活動が始まる時期。サービスを通して学生たちに、どんなことを伝えたいですか?頑張る彼らに、メッセージをお願いします!

あまり長期的に考えすぎず、自分の興味があること、好きなことを優先して、就職活動に取り組んでほしいと思います。なぜなら、技術の進歩によって、仕事を取り巻く環境も、大きく変わっているからです。

多くの仕事が自動化され、その流れはこれからも加速していくでしょう。そして、その先は誰にも予測できません。だからこそ、未来に不安になるよりも、今を生きてほしいと思っています。どうせ働くなら好きなことをして、社会に価値を提供していきましょう。

(取材・文 乾 雅美)

リクエスターン

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