臭いケアとスメルハラスメント 体臭を抑えるのに効果的な方法とは?

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臭いケアとスメルハラスメント 体臭を抑えるのに効果的な方法とは?

加齢臭の10倍臭い「ミドル脂臭」とは

最近、巷でよく聞く耳心地の悪い言葉「ミドル脂臭」。
主に後頭部・耳の後ろ辺りから出ているという「ミドル脂臭」の臭いの元の原因は、㈱マンダムが発見したジアセチルという成分。
「お父さんの枕が臭い!」なんて、TVCMを覚えている方もいらっしゃると思いますが、加齢臭の10倍臭いニオイを発すると言われる「ミドル脂臭」の生まれ出るシステムは、汗の中の乳酸が皮膚上の常在細菌であるブドウ球菌に代謝&分解されることでジアセチルが発生し、皮脂の中鎖脂肪酸臭と混ざることで、不快な「ミドル脂臭」を発生させてしまうようです。

悪臭はビジネスにとっても大敵!

乳酸は、疲れがたまると発生し、汗として出てきてしまうから「頑張っているお父さん達の勲章!」と言ってあげたいところですが、営業や接客など人と接する仕事の方は、その体臭が企業のイメージや評判まで損なうこともあると言われているのが現状です。
「だから私はお気に入りのトワレをつけて体臭をカバーしているよ」という方も多いと思いますが…ご用心! 実は、香水などの良い香りが「ミドル脂臭」と混ざり、さらに悪臭を招いてしまうのです。

悪臭の元ジアセチルの発生を抑えるにはどうすれば良いか?

では、このジアセチルの発生を抑えるためにはどうすればよいかというと「汗腺機能を正常化する」ことが必要になります。
例えば…、
1、運動をして良い汗(さらっとした汗)をかくようにする
(運動不足の人の汗はアルカリ性が強く、細菌にとっては大好物な汗となるため)
2、肉食の方は、食物繊維の多い緑黄色野菜を一緒に摂ること
(肉類は、酸性食品なのでアルカリ性食品を多く摂取し、中和させると良いから。
他のアルカリ性食品は、成分の多い順に梅干、わかめやこんぶ、大豆、バナナなど)
3、毎日湯船に浸かって、汗をかく習慣をつける
(暑いからと言って夏はシャワーだけ浴びるのは汗腺機能が低下するから)
4、クーラーを使いすぎないこと
(クーラーに頼ってしまうとシャワー同様汗腺機能が低下し、汗が臭くなるから)
5、梅干を食べる
(梅干のクエン酸が乳酸を分解し、体外に出しやすくするから)

また、発生を抑えるより、今「ミドル脂臭」をなんとかしたい!という方には、甘草、桂皮などフラボノイドを含有する植物エキスが、ジアセチル発生を抑制するので、それらのエキスが含まれるスプレーなどの対策商品を試してみると良さそうです。

丁度先日、WBSビジネスサテライトでコニカミノルタ㈱の発表した「クンクンボディ」という臭い計測器の取材内容が放映されていましたが、4つの臭いセンサーで耳の後ろ等から体臭を計測してスマホに表示することが出来るらしく、「ミドル脂臭」は5段階で評価されるそう。
臭いにも種類が色々とあるので、成分を正確に把握できれば、ピンポイントでご自身に合った対策商品を見つけることが出来るようになりそうですね。

(五十嵐 かほる/イメージコンサルタント・ファッションプロデューサー)

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