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【人事の挑戦】 エイベックスが「“志”一括採用」で長期間の選考を行う理由

f:id:arkcomm:20160915134521j:plain持続可能な成長か、それとも美しき停滞か? これからの日本の会社と人材はどうあるべきかについて、常に現場の目線で考える人事・採用担当者の方々に聞きます。

新しい採用の取り組みに乗り出す会社が増えている中で、音楽、映像、コンテンツの企画・販売からライヴ・デジタル領域まで幅広いエンタメビジネスを手掛けるエイベックス・グループは、2013年から「“志”一括採用」を始めています。キーワードは「長い選考期間」。

高校生が制服を着て面接に来る

f:id:arkcomm:20160915175340j:plain・話し手プロフィール・・・ 大橋甫(おおはし・はじめ) エイベックス・グループ・ホールディングス株式会社、総務人事本部人事部人事課

—なぜ「“志”一括採用」という新しい採用の取り組みを始めたのか教えてください。

大橋:これまでの新卒一括採用は、応募を新卒に限り、集団面接と適性試験を行うようなオーソドックスなスタイルでした。しかし私たちはそれが本当に、エイベックスに合ったベストな採用方法なのか疑問に思い、新しい採用方法に切り替えようと模索しました。

当社はレコード会社から出発し、現在では音楽に加えて、映像、アニメまで扱っています。これは多角化しているエンタメに対応した結果です。会社が生き残り続けるには、労を惜しまず常に新しいビジネスモデルを考え続けないといけません。それにエンタメ業界は外から華やかに見えても、中は意外と地味で大変。アーティストのプロデュースというような仕事は一部で、実際は握手会の誘導係やアーティストの送迎なども大切な業務の一つです。

新しいビジネスのアイデアを考え続け、日々の裏方仕事を地道にこなせるのは、高い志を持ち、一歩ずつ前に進める人ではなかろうか。そう考えて、長い期間をかけて、しっかりと志の高さを見極める「“志”一括採用」を導入することにしました。

—どれくらい長い期間をかけるのでしょうか?

大橋:昨年(2016年度)までですと概ね半年以上かけて採用試験を行いました。一般に採用試験の期間は短期化していますので、世の中の流れに逆行しているようですが、今のところ人の志や芯の部分を見るには、じっくり時間をかけることが一番良いと考えています。「今のところ」としたのは、よりよい方法があれば取り入れて、採用方法を積極的に変えていこうと考えているからです。

—高い志を持つ人であれば、年齢を問わず採用するのですか?

大橋:「“志”一括採用」では門戸を広げ、29歳までの方であれば、どなたでも応募できるようにしました。2年前は高校3年生を採用した実績もあります。この時はかなり人を絞った段階で、初めて履歴書を書いてもらったので、応募者の正確な年齢がわからないまま選考を進めていました。そんな中で、この方は高校の制服を着てプレゼンに挑んでいたので、なんとなく年齢がわかりました(笑)。

採用+育成=4次選考は講義形式

f:id:arkcomm:20160915175553j:plain—「“志”一括採用」のしくみを詳しく知りたいです。応募の条件は29歳までという年齢だけで、学歴、職務履歴、国籍などは問わないのですか?

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