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モバイル決済サービスが日本に上陸

政治・経済・社会
モバイル決済サービスが日本に上陸

モバイル決済が相次ぎ上陸へ

9月7日(米国時間)、Apple Special Eventで「iPhone 7/7 Plus」が発表されました。
注目されるのはこの新しいiPhoneでモバイル決済サービス「Apple Pay」が日本でも利用できるようになったことです。

先日も三菱UFJファイナンシャルグループ(MUFG)とGoogleが提携し、Android端末を使った決済システム「Android Pay」の日本でのサービスを開始することが報じられました。
MUFGのデビットカードを使った決済を「Android Pay」経由で利用できるということです。
「Android Pay」については執筆時点で正式な発表はありませんが、2020年の東京オリンピック開催に控え、日本に訪れる外国人観光客が増加していることを背景に、携帯端末を用いてクレジットカード決済を行うモバイル決済サービスが日本に上陸する動きがあります。

国内での電子マネー決済とモバイル決済との互換性の問題

海外ではクレジットカードやデビッドカードと連携したモバイル決済サービスが広がりつつありますが、日本国内では「おサイフケータイ」や「モバイルSuica」に代表される電子マネー決済が普及しています。
この両者では規格が異なっており、いわゆる「ガラパゴス状態」となっています。

両者とも近距離無線通信技術の国際規格であるNFC(Near Field Communication)に基づいておりますが、「Apple Pay」や「Android Pay」はNFC Type-A/Bという規格、国内の「おサイフケータイ」などではFeliCaとして知られるNFC Type-Fという規格が採用されています。
このため、スマートフォンや店舗に設置する決済端末に互換性がありません。
つまり、これまでのiPhoneで「おサイフケータイ」や「モバイルSuica」が使えないのはFeliCaチップが搭載されていないからであり、一方で「おサイフケータイ」や「モバイルSuica」の使える店舗の決済端末はNFC Type-A/Bに対応しておらず、「Apple Pay」や「Android Pay」の利用が難しい状態でした。

日本でのモバイル決済の展望

この互換性の問題を解消するには、店舗の決済端末をNFC Type-A/BとFeliCaの双方に対応させる、または端末にNFC Type-A/BとFeliCa両方のチップを搭載することが必要です。
今回のAppleはiPhoneにFeliCaチップを搭載したため、国内の決済端末を置き換えることなく「Apple Pay」サービスが利用できるようになります。
また、Suicaにも対応したことは注目すべきです。
国内では電子マネー決済が主流であり、中でも普及度の高いSuicaを取り込んだことにより、国内の量販店やコンビニエンスストアの多くでiPhoneによる決済が可能になるからです。
なお、「Android Pay」に関して、国内で発売されているAndroid端末の多くは「おサイフケータイ」を利用できるよう、NFC Type-A/BとFeliCa両方のチップが搭載されているため、「Android Pay」がFeliCa対応すればサービス提供が可能になるでしょう。

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