国外逃避する新富裕層とプライベートバンカーの実態

access_time create folderエンタメ

国外逃避する新富裕層とプライベートバンカーの実態
J-WAVE平日20時からの番組「JAM THE WORLD」(金曜ナビゲーター:青木理)のワンコーナー「BREAKTHROUGH!」。8月26日(金)のオンエアでは、「プライベートバンカーと呼ばれる人々と、日本からシンガポールに逃避していく新富裕層の実態とは?」をテーマに、元読売巨人軍取締役球団代表兼編成本部長でジャーナリストの清武英利さんにお話を伺いました。

“プライベートバンカー”とは、清武さんいわく「富裕層のための銀行家(銀行)」のこと。1億円以下のお金は扱わず、口座を設けることもできない個人的な銀行なのだとか。そのため、ここでいう“富裕層”とは、最低でも金融資産だけで1億〜2億円を持っている人のことを指すそうです。

さらに最近はそんな富裕層がシンガポールに移住したり、口座を作ってお金を移すケースが増えています。そもそもなぜシンガポールなのか? 理由はいくつかあるそうで…

・誘導する日本人がいる
・飛行機で日本から6時間で移動でき、時差が1時間しかない
・日本人が暮らしているので日本語が使える
・治安が良く、食事や暮らしが日本に近い

…などが挙げられるそうですが、一番大きいのが「税金が安い」ということ。

相続税、贈与税、資産の売買によって得たお金への税金などがなく、日本で株を売れば20パーセントの税金がかかりますが、シンガポールではゼロ。シンガポールの銀行にお金を預けて、パナマなど“タックスヘイブン”の国にペーパーカンパニーを置き、「実際のお金はシンガポールの銀行で運用する」ということもあるそうです。「僕たちは頭の中で『タックスヘイブンと日本』と考えるけど、実際は三角関係になっているんです。だから非常に複雑でわかりづらいんです」と話す清武さん。

実際、シンガポールで暮らしている富裕層の日本人は、保有しているお金が「金が金を呼ぶ」ような状態で、毎日やることがなくプライベートバンクの職員とお酒を飲んだり、プールにいたりしているようです。

このような現状に「それは幸せなのでしょうか?」と投げかける青木。すると「『幸せの量というのは等量』と言う人がいて…一概には言えないですけど、僕個人から見ると決して幸せじゃないと思いますけどね」と答える清武さんでした。あなたは、プライベートバンカーや、シンガポールに移住する新富裕層について、どう考えますか?

【関連サイト】
「JAM THE WORLD」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/jamtheworld/

  1. HOME
  2. エンタメ
  3. 国外逃避する新富裕層とプライベートバンカーの実態
access_time create folderエンタメ
local_offer

J-WAVEニュース

J-WAVE 81.3FMでオンエアされた話題を、毎日ピックアップしてお届けしています。

ウェブサイト: https://news.j-wave.fm/news/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。