ビール片手に海の絶景を拝む! 江の島の穴場ビアガーデン「えのすぱ」は正直教えたくない
神奈川県の一大観光スポット、江の島にビアガーデンがあるんです。知ってましたか?
しらすをふんだんに使ったメニューに、江の島ビール、湘南サイダーを使ったモヒートと、湘南グルメをいただくことができます。
そして江の島のロケーションならでは、水平線に日が沈む絶景をビール片手に楽しめるのだとか。行ってきました!
関東の南国、江の島にスパがあるらしい
新宿から小田急線に乗り1時間ちょっと、最寄り駅の片瀬江ノ島駅に到着。そこからこの「江の島弁天橋」を渡って江の島に上陸します。
写真の中央部分にある洋風の建物……気になりますね。
この気になる建物こそ、ビアガーデンを開催している「江の島アイランドスパ(以降えのすぱ)」。
その名の通り、ここは温浴施設。裸で入る男女別の風呂に、水着で混浴のスパゾーンを備えています。
店内は「南国ラグジュアリー」と言いましょうか。江の島弁天橋を超えた流れで国境も超えた感があります。
こちらはフロント。最近の温浴施設で見かけるICチップで館内の会計を行うシステムを採用しており、そのICチップは下足の鍵、ロッカーの鍵を兼ねています。
フェイスタオル、バスタオル、館内着が料金に含まれています。受け取って3階のロッカールームへ向かいましょう。
どこも絶景のスパ
まずは水着に着替え、プールに行ってみました。
青い! 上を見上げれば空! 正面を見れば海と空! 斜め下を見ると海! 青すぎる!!!
2016年7月、スパエリア屋外にあるプールの改修工事が終了し、大露天プールとしてリニューアルしました。雲が流れるのをボケーっと、水中で揺らぎながら眺めるのは実に至福です。
露天泉の一つ下のフロアは洞窟泉。この絶妙な薄暗さがものすごく落ち着くんです。
写真奥の光に誘われ進んでいくと……。
露天泉に負けないロケーション! 洞窟泉にも絶景秘湯系のプールがあります。
プールの壁側は浅めに作られており、縁に頭を乗せれば指一本動かしたくなくなります。あー、ビール飲みてー。
洞窟泉のフロアにはサウナがあります。水着着用の男女混浴です。
1日に何回か、熱波を浴びて汗を出すアウフグースというアトラクションをおこなっています。
プールの水温は風呂よりぬるめなので、身体の冷えを感じたらここでガンガンに体温をあげましょう。
洞窟泉の一角には、水着のまま飲食できる「ムーンライト」があります。
メニューはサザエを使った「龍神カレー」に、生ハムを挟んだ「山のパニーノ」、しらすを挟んだ「海のパニーノ」と、満腹になれるメニューが揃います。
もちろん裸で入るお風呂も完備。写真右にはぬるめの高濃度炭酸泉、正面奥には天然温泉の高温湯があります。島らしい塩気の強い成分で、暖まりやすく、傷によい泉質と言われています。
プールからの絶景もいいですが、暖かいお風呂に浸かりながら外を眺めると、急に日本人的な感覚に切り替わるから不思議です。
昼から飲めるビアガーデン!
「えのすぱ」のビアガーデンは14時から始まります。会場は屋上の「サンダイアルガーデン」です。
昼間から風呂に入って酒、大人になって誰もが一度は夢見たことが今日実現します。酒飲んでないのにすでに火照った感じ……気分が高まっていますね(たぶん日焼け)。
ビールはサンセットに温存したいので、ドリンクはご当地サイダーの「湘南サイダー」で割ったモヒート「北極海:マリン」を注文。
メシはクリームチーズと明太子、たっぷりしらすを盛り付けたライスバーガーです。
14時の真昼間、「直射日光キツイな……」と思っていたら、テーブルにパラソルをさしてくれました。日陰にはいると風が涼しく快適!
モヒートは甘みが強く、お酒が苦手でも飲みやすそう。全7種類のモヒートを用意しているので、お好みのものをどうぞ!
ライスバーガーは明太子のつぶつぶした攻めの食感と、クリームチーズ、しらすのコクがベースを保ち、うまいこと調和している! ライスバーガーは全3種類です。
お腹いっぱいのほろ酔い気分になったら、リラクゼーションスペースへ。ここで仮眠をとり、来たる夜のビアガーデンへ向けて体を休ませます。
水平線を眺めながらのビアガーデン
時刻は18時少し前。そろそろタイミングでしょう。
屋上のビアガーデンに向かいます。
昼間のスカッと晴れた青空もいいのですが、一日が終わるこの哀愁漂う感じもまた絶景……! 風がより涼しくなり、いまこそビールの時。
チョイスしたメシは、まず「ソーセージの盛り合わせ」。ブロッシェン、チョリソー、ハーブ、ブラックペッパー、カレー風味の5種類で、しっかり味がついていてビールが止まらねぇ! 王道のうまさです。
そして江の島ご当地グルメ「しらすカレー」。甘めのファーストタッチに対して、しっかり口に残る辛さ、これもまたビールが進む! 固めのバターライスはかみごたえがあり、かむたびしらすのうま味を感じられます。
「えのすぱ」のビアガーデンに来たらぜひやってほしいこと、それはダイヤモンド富士ならぬ、ダイアモンドビアです。
太陽をビールに沈め、飲み干す。明日バリバリに仕事する元気がでそうじゃないですか! 仲間とやると盛り上がります。私一人でやっても盛り上がりましたから。
遊んでいるうちに日が沈みました。
このビールは「江の島ビール」というご当地のクラフトビール。かなりあっさりとしていて、風呂上がりにガブガブ飲むには最高!
夜になると屋上全体がライトアップ。夜景の撮影はいろいろと難しいので、ありがたい光源です。
人の手で瞬時に着く電飾。それに対して気候などもろもろの条件が整ったうえで、刻一刻と変わるサンセット。
この光景を見て、あらためてサンセットを見ることの貴重さを感じました。
ところで、屋上ビアガーデンには屋根がないため、残念ながらビアガーデンは雨天中止。今回の取材は、実は結構な博打だったのです。
ビアガーデンとは別メニューになりますが、「えのすぱ」には海の見えるレストラン&カフェ「アイランドグリル」という展望レストランが常設されており、そこでご飯を食べることができます。鬼のように暑い日や、入道雲の接近を感じたら、こちらでビールを楽しむのがいいかもしれません。
これだけ楽しんでも夜はこれから! 風呂とビール、恐るべし
朝から来てプールに浸かり、昼から飲み始めて少し寝て、夕方にサンセットを拝みながらビール。「えのすぱ」に10時間くらい滞在しています。
10時間滞在していても夜はこれからなのです。昼間っから風呂入って酒、憧れていましたが、これほど充実した休日を過ごせるとは!
ビアガーデンは夏季限定(終了日は未定)、あなたが持っていれば、いままでに体験したことのないロケーションでビールが楽しめますよ!
※館内の写真は許可を得て撮影しています。屋上を除く館内は撮影禁止です。
※スパを利用せず、ビアガーデンのみの利用も可能です。
お店情報
江の島アイランドスパ
住所:神奈川県藤沢市江の島2-1-6
電話番号:0466-29-0688
営業時間:10:00~22:00(最終受付21:00)
冬季(12月~2月)は営業時間が異なります。ビアガーデンは夏季限定14:00~21:00。
定休日:年に2回、施設メンテナンスにより休館
書いた人:毎川直也
風呂が好きで、風呂デューサーを名乗り活動中。銭湯、スーパー銭湯、温泉旅館での勤務経験を持ち、銭湯に勤めながらメディア出演をしている。酒が弱いうえに小食なため、「メシ通」には間違いなく向いていないライター。 ブログ:銭湯、温泉探求録
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