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届くかどうかは運次第。旅人が手紙を運ぶガラパゴス諸島の無人郵便局

届くかどうかは運次第。旅人が手紙を運ぶガラパゴス諸島の無人郵便局

遠い外国から手紙が突然届いたら、驚きますよね。しかもそれが、「ガラパゴス諸島」からだったりしたら尚更ではないでしょうか。ガラパゴス諸島のとある島には、かつての旅人たちが作り上げたアナログな、しかしとてもロマンのある郵便ポストがあるのでご紹介したいと思います。

動物たちの楽園、ガラパゴス諸島

届くかどうかは運次第。旅人が手紙を運ぶガラパゴス諸島の無人郵便局

ガラパゴス諸島(スペイン語: Islas Galápagos、英語: Galápagos Islands)は、南米エクアドルに属する島々。赤道直下に位置し、名前のある島だけでも大小123の島々があるのだとか。 周囲から孤立していたために生物が独特の進化をとげ、ガラパゴスに行かなければ見られない多くの固有の動物たちが生息していることでも知られています。

届くかどうかは運次第。旅人が手紙を運ぶガラパゴス諸島の無人郵便局

そんな島々の中に、フロレアーナ島(Floreana Island、別名サンタマリア島)という100人程度の人々が住む島があります。

届くかどうかは運次第。旅人が手紙を運ぶガラパゴス諸島の無人郵便局

面積173平方キロメートルのこの小さな島の名物は、島北部にあるフラミンゴの繁殖地と、なんと無人郵便局だというのです。いったいどうして郵便局が名物になるのでしょうか。

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樽がポスト替わり、無人の青空郵便局

届くかどうかは運次第。旅人が手紙を運ぶガラパゴス諸島の無人郵便局
(C) tripadvisor/cabearcat

人々がこの郵便局を訪れるのは、独特のシステムが人々を引きつけているからです。ちなみに、これがその郵便局「Post Office Bay」の全景。オフィスと言いつつ、更地にポストに見立てた樽が立っているだけ。局員はいない無人ポストで、切手の販売すらありません。

届くかどうかは運次第。旅人が手紙を運ぶガラパゴス諸島の無人郵便局
(C) tripadvisor/cabearcat

無人の状態でもポストが存在できているのは、旅人の善意で成り立っているからです。上の画像に書かれているのは「メッセージを残してください。メッセージを配ってください」というお願い。この島を訪れた旅人は、切手も貼られていない状態で手紙を投函しても良い代わりに、既に投函された手紙の中から自国宛の手紙を見つけた場合は、それを持ち帰らなくてはいけないのです。もちろん切手が貼られていませんから、切手代は自腹になります。ひどくアナログですが、助け合いの精神に基づいた素敵なシステムですね。この方法は、数世紀前の旅人たちの郷愁が生み出したと言われています。

船乗りたちの郷愁がつくりあげた郵便局

届くかどうかは運次第。旅人が手紙を運ぶガラパゴス諸島の無人郵便局
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