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本にとって良い装丁の条件は本屋で◯◯、家では◯◯

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J-WAVE月曜−木曜の朝6時からの番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「MORNING INSIGHT」。8月17日(水)のオンエアは、人気ブックデザイナーの名久井直子さんを迎え、お届けしました。

名久井さんは『異類婚姻譚』(本谷有希子)、『人魚の眠る家』(東野圭吾)などたくさんの装丁を手がけ、いずれも個性的なデザインが注目されています。

”ブックデザイナー”というと、表紙やカバーをデザインする仕事と思ってしまいますが、実際はもっと多岐にわたるそうです。

「使用するフォントや栞紐(しおりひも)の色、用紙選びや加工の仕方など、書籍の目に見える部分や物質の全てを担当しています」

例えば、一頁につき何行にするかも考えるそうです。行間が広いとゆったりと読めて、緊迫感がある場合は詰めるそうです。

では、具体的にどのようにして本をデザインしていくのかというと…

■文章を読んでイメージを膨らませる
■編集者と打ち合わせをする

という流れだそうです。早いものでは数週間、中には1年半以上をかけて完成させた本もあるとか。常に多くの本の装丁を手がけていて、年間100冊は担当しているとも! 「もっと多い方もいらっしゃいますが、文芸作品を手がける量としては多い方かもしれません」ということでした。

書店には常にたくさんの本が並んでいる訳ですが、名久井さんにとって“良い装丁”とはどんな本なのでしょうか。

「本屋さんでは目立って、家に帰って置いた時にはしっくりと馴染むもの。表紙を見ただけで、その本を読んだ時の気持ちが蘇ってくるもの」

確かに心に残る本は表紙の雰囲気まで覚えているものです。そんな名久井さんにとって、装丁は「船を作る仕事」だそう。

「良い装丁を作るにあたって、コンテンツのテキストをどこまで残すかが重要だと思っていて、百年先でも読めるように、今をつないで残していくという気持ちがあるので『次の船ができるまで、この船で頑張ってね』という思いで作っています」

別所は装丁の世界の奥深さに感心しきり。普段、私たちが何気なく手にしている本の装丁に、たくさんの思いがこもっているのですね♪

【関連サイト】
「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/tmr/index.html

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