箭内道彦が語る「ラジオ」の可能性

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箭内道彦が語る「ラジオ」の可能性
J-WAVE土曜22時からの「OTHERS」(ナビゲーター:ふかわりょう)。8月13日のオンエアでは、今年4月「渋谷のラジオ」を立ち上げた、箭内道彦さんをゲストが登場。小島慶子さんも一緒に、ラジオ好きの3人がラジオの可能性について語り尽くしました。

クリエイティブディレクターとして数々のCMを手がけてきた箭内さん。東日本大震災後は出身地である福島県内で「風とロック芋煮会」を開催するなど、メディアの枠を超えて幅広く活躍しています。そんな箭内さんが次に手掛けたのはラジオ局。今年4月に渋谷のコミュニティに密着した「渋谷のラジオ」を立ち上げます。

「渋谷に町内会を作りたかったんです。町内会のお祭りのときって、おじいちゃんおばあちゃん、子どもや若者、みんな集まってきて、つながってワイワイやるじゃないですか。都会だから顔が見えないんじゃなくて、都会だからこそ、おもしろい人がたくさんいて、刺激し合ったり、時にはけんかしたり、仲良くしたり。そんな関係があると災害があったときは絶対強いし。そういう場所を作りたかったんですよね」(箭内さん)

「渋谷のラジオ」のタイムテーブルを見ると、焼き鳥屋のおじさんも出演していれば、立川談春さんが番組を持っているなど超豪華なゲストもたくさん出演しています。ほかでは出演しないという人も、ローカルラジオというツールをおもしろがって出演してくれることも多いのだとか。また、「渋谷のラジオ」のスタジオは渋谷駅のすぐ近くにあるため、たまたま前を通った有名人がゲストに出演なんてことも。先日も、たまたま近くで飲んでいたという、しりあがり寿さんの姿を呼び止め、オンエアに飛び入り参加してもらったのだそう。

「外から見えるガラスの扉が開くので、そこから差し入れをしてくれる人がいたり、夜はお客さんが見にきてビールをくれたり。知っている人が歩いていて『ちょっと入りなよ』みたいな、そういうことがよく起きていますよ」(箭内さん)

まさに究極の縁側カルチャーが繰り広げられているのですね。箭内さんは、そんなラジオの持つリスナーとの距離感を大切にしているのだと言います。

小島さんも、いちリスナーとして、そんなラジオの距離感に救われてきた1人なのだとか。

「自分は今、ここで独りぼっちでいるような気分だけど、空気中をこんなにいろいろな人の話し声が飛んでいるみたいな。独りじゃないぞ、みたいな」(小島さん)

そして箭内さんは、ラジオの可能性について、次のように語りました。

「ラジオは絶対にこれからますます必要なもの。オールドメディアと言われて、一番後ろを走っていたかもしれないですけど、今度、走る向きをパッと変えたら先頭じゃないですか。そんなときがやってきたんじゃないかなと、僕は感じていますね」

「渋谷のラジオ」は、アプリをダウンロードすれば、渋谷以外の場所でも聴けるそうです。ラジオから発信されるリアルタイムの渋谷カルチャー。注目です!

【関連サイト】
「OTHERS」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/others/

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