国産並みのおいしさに!? 巷で話題の「中国産うなぎをおいしくする方法」2種類を試してみた

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夏の「土用の丑の日」といえば、やっぱり「うなぎ」。酷暑を迎え撃つにふさわしい「国産うなぎのかば焼き」は、脂の乗ったつややかなフォルムと、ぷっくりとした身の歯ごたえが恍惚とさせてくれる。とはいえ、お財布事情を考えればスーパーなどで売られている「中国産うなぎのかば焼き」が精一杯。国産うなぎは、いかんせんお高いのである。でも、せっかく食べるなら、ちょっとでもおいしいうなぎを味わいたいもの。そこで、巷にあふれる「中国産うなぎのかば焼きをおいしく食べる方法」を実際に試してみることにした。

まずは下準備から

テレビやネットで話題になっている方法は数多くあるものの、とりわけ評価が高いのは「蒸し焼き」と「揚げ焼き」の2つ。どちらがよりおいしく味わうことができるのか。

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この姿をよ~く覚えておいて欲しい。

今回の主役である「中国産うなぎのかば焼き」は、近所のスーパーにて1,100円で入手。「そのまま・蒸し焼き・揚げ焼き」の味を比較しやすいように、1枚を3分割してそれぞれ調理することに。

スーパーなどで売られている「中国産うなぎのかば焼き」は、臭味をごまかすためにタレがたっぷりかかっているとのこと。そこでまずは、たれを洗い落とす作業から。

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“手早く丁寧に”がポイント。

バットや縁のあるお皿にうなぎを入れて熱湯をかけ、さっと湯洗いしたらすぐに引き上げてキッチンペーパーで水分を拭きとる。熱湯をかけることで臭味がとれ、皮の周りのコラーゲンもトロトロになって柔らかい食感に変わる効果も得られるらしい。

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このままでもおいしそう。

お湯で洗っただけなのに、すでに身がふっくらしたような……。きれいさっぱりしたところで、いよいよ実験開始。

「蒸し焼き」でふっくら

まずは「蒸し焼き」。用意するものは、「くっつかないアルミホイル」と「酒大さじ3杯」。

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アルミホイルに皮面を上にしてうなぎを乗せ、酒をふりかけてしっかりと包む。

(普通のアルミホイルを使用する際は、うなぎをのせる場所に薄く油を敷く)

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グリルで焼くこと3分。

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ひっくり返して身に薄くタレをぬり、今度はアルミホイルを閉じずにそのまま1分焼いたら、完成!

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みるからにふんわりとした身のかば焼きに。ツヤツヤでおいしそう。

サックリ「揚げ焼き」

お次は「揚げ焼き」。用意するものはなんと「油」のみ!

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フライパンに多めの油を敷き、温まったら身を下にして1分ほど焼く。焦げやすいので火加減に注意。

皮面も30秒ほど焼き、キッチンペーパーで油を拭き取ったら、完成!

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撮影している間に少し焦がしてしまったものの、締まった身と香ばしい香りが食欲をそそる。

いざ、食べ比べのとき!

「蒸し焼き」も「揚げ焼き」もどちらも簡単でありながら、手を加える前のうなぎと同じものとは思えないほどふっくらとしたおいしそうな見た目に。味の期待も高まる。

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▲左上:蒸し焼き 右上:揚げ焼き 下:元のうなぎ

並べてみると、元のうなぎにタレが多いことがよくわかる。

待ちに待った実食!

「蒸し焼き」は、ふっくらとした見た目どおりに柔らかく、高級うなぎにも引けをとらない、とろけるような優しい食感に変化。うなぎ本来の風味も強い。

対して「揚げ焼き」は臭味がまったくなく、サクッとした歯ごたえが楽しめるのに、身は驚くほどふんわりとしていた。

どちらを良しとするかは好みによるところだが、ほんのひと手間かけただけで驚くほど味わい深くなるのは確か。

万葉の時代から親しまれてきた「土用の丑の日のうなぎ」。今年は中国産うなぎで、国産並みの贅沢な風味と舌触りを楽しんでみてはいかがだろうか?

書いた人:千葉こころ

千葉こころ

自由とビールとMr.Childrenをこよなく愛するフリーライター。旺盛な食欲と好奇心を武器に、人生を楽しむことに全力を注いで滑走中。 HP:Cocolo*Chiba’s Blog

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