体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

怒髪天50歳イヤーを彩る“長い夜”に家族や友人、そしてあの方もご光臨!

怒髪天主催の北海道限定イベント『カムバック・サーモン2016“もっと愛されたくて半世紀”』が、7月10日(日)に札幌ファクトリーホールで開催された。本イベントは、4月の札幌BESSIE HALLを皮切りにスタートした全国ツアー『怒髪天TOUR 2016 ジャパニーズ中年隊~YOU、50プラス1本やっちゃいなよ』において、プラス1本に位置づけされるもの。驚異のロングツアーもいよいよ終盤戦にさしかかる最中、ここ札幌に再び怒髪天が戻ってきた。
7月10日@札幌ファクトリーホール (okmusic UP's)
フロアには、“マトンステージ(メインステージ)”・“ラムステージ(サブステージ)”、そして室内なのに、まさかの盆踊り用やぐら“やん衆どすこほいステージ”を設置。壁には紅白幕が垂れ下がり、屋外のフード・ドリンクエリアやといったメニューが用意されるなど、すっかりお祭りムード。

早くも賑わいをみせる場内に、北島三郎の「まつり」のSEと共に、やぐら上にメンバーの増子直純(Vo)、上原子友康(G)、清水泰次(B)、坂詰克彦(Dr)が法被姿で登場。「今回は親族が出てきたりと、見所がいろいろあるからね。カムバックサーモン2016、はじまるよ!」との合図と共にイベントがスタートした。

まずは、ラムステージで行われる本イベントの最初の見所、各メンバーの友人と親族によるユニットライブから。チューニングがずれるハプニングで爆笑を生んだ、坂詰と親友による“ウディとジョー/国道5号線”をスタートに、緊張する甥っ子、姪っ子を「かわいいだろう!」と、自慢をしながらの清水一族と友人による“超魂(なまらマブイ)”、「80歳になる父が兄弟で何かやるのが見たい!」という言葉に人肌脱いだ、増子と実弟の増子真二(DMBQ、BOREDOMS)による兄弟ユニットと、立て続けに登場するメンバーの親族や友人たちとの貴重な共演に、場内からは笑いと温かい拍手が沸き起こる。ファミリーユニットのラストを飾るのは、「似てる!」とどよめきに近い歓声が上がった、上原子の双子ユニット“上原子もいる・もえる”。森田公一とトップギャランの「青春時代」で、盛大な手拍子と共に本イベントの親族の部を締めくくった。

そして舞台はメインのマトンステージへ。登場SEと共に怒髪天がステージ上に立つと、フロアの歓声が大きく膨れ上がった。「サスパズレ」のシンガロングからの、ライブアンセム「酒燃料爆進曲」で勢いづくと、「無敗伝説」、「オトナノススメ」とあっという間にフロアのテンションをマックスへと引き込んでゆく。

増子の軽快な時事ネタMCで爆笑をとりながら、アップテンポの「明日への扉」、「鰯ヘッドBOP」、「ドリーム・バイキング・ロック」、「プレイヤー1」を連打。怒濤のツアーを疾走する中で、またもや強度を増した怒髪天の男のサウンドに、フロアの熱も高まる中、さらに「天誅コア」、「NINKYO-BEAT」、「69893」と痺れるハードナンバーを矢継ぎ早に投下するという、フルスロットル体制。熱気に包まれた場内をぐるりと見渡し、「屋内にやぐらを組むなんてさ、すごいイベントだよなぁ」とステージから見た光景を改めて確認して笑う増子に、場内からも大きな頷きと共に拍手と笑いが返ってくる。

そして、ライブは驚愕の展開へと向かって、加速してゆく――。「せかいをてきに」、「歩きつづけるかぎり」、「ひともしごろ」と、前を向いてひたすらに生き、そして進んでゆくというメッセージを解き放ち、突き上げた拳がフロアに広がる絶景を生ませた後、「故郷はやっぱり力が入るよね。同じような飯を食って、同じような水を飲んで育ったんだからさ、説明しなくても伝わるものがあるよね」と増子。

万雷の拍手の中、「せっかくだから、故郷っぽい曲をやりたいと思って。カバーなんだけどさ」との言葉と共に、披露したのは松山千春の「長い夜」。

ここでついに、本日の最大の見所、とんでもサプライズが発動された! 増子が熱く歌い上げていると、なんと舞台袖からご本人・松山千春が登場! 本人による伸びやかな歌声が深く響く中、このまさかの展開に、どよめき、悲鳴、そして大歓声が沸き起こる。「感動」という言葉だけではくくれない、幾重にも重なる分厚い感情に、フロアが当然のごとく激しく揺れた。

「怒髪天っていう名前はさ、嫌な名前だよな! オレ、怒髪ないんだからさ!」とジョークを交えながらも、メンバー全員と握手を交わし、松山千春は「日本だけではなく、世界に羽ばたけ!」と怒髪天に熱いエールを残し、颯爽と舞台を去って行った。

1 2 3次のページ
エンタメ
OKMusicの記事一覧をみる
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。