漁港直結、ガバ食い必至! 海が見える「みなと食堂」の極上の海鮮ランチ

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とれたてフレッシュ! 絶品の「お魚定食」

伊豆の付け根に漁協直営の食堂があるんです。

漁港に隣接し、とれたてフレッシュな魚が市場に行く前にピックアップされて、その日のうちにもりもり出すんです。

うまい、ガバ盛り、雰囲気良し。刺身も煮魚もフライもぜんぶがうまい。

それが「福浦漁港みなと食堂」。

真鶴と湯河原の間、首都圏からも意外と近いところがありがたいです。

以前、湯河原に遊びに行って、現地の人にご飯が美味しいお店を尋ねたときにたまたま知ったんですけど、それ以来お気に入りですよ。

ほれ。いい感じの魚ばっかり定食。

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漁協直営の何がナイスなのかといいますと。

まずは漁港の荷さばき所に隣接という立地。水揚げされた魚が小田原の市場に送られる前に、イケてる魚を選別して仕入れているんですね。お先にいただき!してるわけです。

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漁港の目の前に。

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荷さばき所があって。

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隣にお店。

魚を仕入れることに関しては圧倒的に有利すぎる立地。

だからこそのこのメニュー。

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その日に揚がった魚がメインになるのですべてが日替わり。いろんな定食にワクワクしますな。

ぶ厚い刺身が超うまい

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とりあえず朝どれ刺身定食(2,538円)をチョイス。

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ばばーん。

アジ、ワラサ、ホウボウ、アジ。

ぴちぴちなのは当たり前で、注目点は切り方。

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肉厚なんすよ。刺身が厚いんですよ。

薄い刺身はわさび醤油の味しかしないこともあるじゃないですか。刺身が厚いということだけで、魚本来の旨味がきっちり味わえるわけです。もちろんこれは魚そのものがおいしくないとできないことです。

アジの旨味はもちろん、脂の乗ったワラサのとろけるうまさ、歯応えのあるホウボウのフレッシュさ、そして真鯛までもがやたらおいしいというミラクル刺身体験。

朝捕れた魚によって内容が異なるのもうれしいドッキリ効果。毎日行くようなことはないかもしれませんが、季節や日によってなにが出るかはわからない。だけど絶対おいしい保証付きのお店なわけです。

金目鯛の煮付けはキラーコンテンツ

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煮魚やフライもうまい。素材がいいからっていうシンプルな理由もありますが、こういうお店はその物量によって気分がアガるのが楽しいですよね。

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こちらは金目鯛定食(2,484円)。ばばーんと。

この日はサバのフライ、アジの刺身、金目鯛の煮付けという組み合わせとなっておりました。金目鯛の煮付けを軸にした定食です。キンメはうまい。

煮付けにしたら最高ですね。

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たまたま居合わせた大学院生の山本さんが金目鯛をガッといき、

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サバのフライをがぶりといきます。ああ、このサバ。火を通したサバのうまさはみなさんご存知のことと思いますが、こんくらいのカタの、みっちりと身の詰まったサバときたら。いま写真を見て嫉妬しています。このときちょっと食べさせてもらえばよかった……。

そして、たまたま居合わせた大学院生の山本さんは豪快にご飯をおかわりし、その際スプーンもお願いしました。なにをするかって。

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こうですわ。

金目鯛の煮付けの汁に! 白ご飯を! スプーンで! イーーーン!

出汁とうまみが溶け出した煮汁メシ! ちょいとお行儀の悪いことかもしれませんが金目鯛のおいしさをすべて味わい切るワザ!

オーシャンビューのテラス席で目の前が漁場

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新鮮でおいしい魚をシンプルかつ豪快に食べるのが最高な「福浦漁港みなと食堂」ですが、佇まいもなかなかのものです。

漁港にあるのでテラス席の正面は海なんです。沖には初島の影も浮かんでいます。

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海上にブイが浮かんでいるのが見えます。

これは、このお店が持っている刺し網なんです。つまりこのブイの下、海の中に網がありまして。ここにかかった魚が明日お店で食べられるんですね。

生け簀や水槽を備えた居酒屋さんはしばしばありますが、お店の目の前に天然の魚を捕らえる網を持ってる食堂なんですよ。養殖の生け簀なんかじゃない。天然魚をとる網ですよ。プライベートビーチならぬプライベート漁網ですよ。フレッシュさの演出が効きすぎですよ。

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漁師の前原さんです。食堂にお勤めですが、この日の朝に沖の網から魚を上げてきたのは誰あろうこの人です。日曜と荒れた日を除いて毎日海に出ているそうです。漁協直営の強みです。指差しておられるのは乗ってる船のステッカー。

春と秋に伊豆旅行に合わせていきたい

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店長の石井さんにお話をうかがったところ、ここ福浦漁港であがった魚は小田原の市場に運ばれ、その小田原市場から箱根方面に持っていくものが多いそうです。箱根といえば温泉宿。卸値も高めになりがちということです。

このお店は小田原市場に行く前に漁港から直接仕入れているので、価格が高騰する前にいい魚をピックアップできているのです。

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おすすめの季節はいつごろか聞きましたら、春と秋がよいとのこと。

夏は魚がちょっと元気がない。冬には美味しい魚はいるけど量が少ない。どこの漁港も同じ事情ではありますが、とくに近海というか目の前の海で捕った魚をメインに食べられる「みなと食堂」の場合は、春と秋がおいしいシーズンなのです。

JR真鶴駅から徒歩10分。首都圏から車の場合は西湘バイパスをおりてまもなく。もしくは真鶴道路おりてすぐ。

真鶴あたりは伊豆旅行気分も味わえる最短距離じゃないですか。春や秋のドライブやツーリングには最高だと思いますよ。

そうだ。水曜定休ですが、海があまりに時化(しけ)た場合も休みになることがあるそうなのでご注意です。

※ 金額はすべて消費税込です。

お店情報

福浦漁港みなと食堂

住所:神奈川県足柄下郡湯河原町福浦浜109-2

電話:0465-20-7005

営業時間:11:00~15:00(LO 14:30)

定休日:水曜日

ウェブサイト:福浦漁港 みなと食堂のブログ

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書いた人:

鷲谷憲樹

書籍編集、専門学校講師、映像作品のレビュアー、社団法人系の広報誌デザインなど落ち着かない経歴を持つ器用貧乏。好きなおにぎりの具はすじこ。好きな魚料理はハタハタの煮付け。伊豆は大好きなのに学生時代の伊豆合宿には忘れたい思い出がいっぱい。 Twitter:@nwashy

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