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R2Y+J、結成3年目にして初のワンマンライブが大成功

SHAZNAのA・O・IとEins:VierのLunaという、長くキャリアを重ねたミュージシャンを中心に結成され、着実な活動を重ねてきたR2Y+Jが、6月3日に渋谷VUENOSにて結成3年目にして初となるワンマン「~S.L.O.D.E CRACK-rev.02」を満を持して行なった。
6月3日@渋谷VUENOS (okmusic UP's)
これまた初となるフルアルバム『LIMIT CODE』発売記念ワンマンライヴでもあったこの日は、彼らにとってはひとつの集大成でもあり、これからのさらなる展開に向けての新たなスタートともなった一夜だった。

期待感いっぱいのフロアへ、おなじみのSEが流れ出す。手拍子の中、メンバーが登場。これまでのライヴより一際大きな歓声が沸き起こる。記念すべきライヴの1曲目に選ばれたのは「BELEAVE」。温もり溢れるギターの音色が空間いっぱいに広がり、どっしりとしたリズムと共に、ワンマンのオープニングを告げた。穏やかでいて力強さをたたえた、彼らにふさわしい幕開け。浮遊するような心地よさに早速身をゆだねていく。そのまま少し加速して「FOCUS」へ。伸びやかに訴えるようなA・O・Iの歌声に、Lunaとの掛け合いが続く。ツインヴォーカルも彼らの魅力のひとつだが、これまでの活動でおおいに磨かれてきた。ベースから「ANSWER」が始まり、「こんばんは! R2Y+Jです。楽しんでいってください!」と、A・O・Iが声をかける。言葉や表情の端々から、このライヴにかける想いが感じ取れる。熱さを内に秘め、コントロールされた丁寧な歌声を聴かせるA・O・Iに対し、自由なステージングを見せるLuna。気合いが漲りつつも的確なプレイが揺るがないのはキャリアのたまもの。サングラスで表情はうかがい知れないが、T-Tもその鋭い一打一打から熱い想いが伝わってくるよう。

最初のMCでは、この日が「僕たちにとって記念すべき日」であることが告げられた。アルバムの先行発売があり、初ワンマンであることに対して、観客から大きな拍手が贈られる。アルバム『LIMIT CODE』の収録曲を披露するのはもちろんだが、もっともっと彼らが未来を見つめていることを示したのが、この後に続いてプレイされた新曲2曲。「では早速、2曲続けて」と始まった「新曲1」は、彼ららしいメロディの美しさに単純ではないコードを絡ませてしっかり聴かせるという、なかなか一筋縄ではいかない曲。体に響くグルーヴも心地いい。さらに「新曲2」では、リズムにノリつつも、浮ついた感じはまるでなく、歌もサウンドもきっちり中身の詰まった、密度の濃い曲に仕上げてきていた。こういったすみずみまで行き届いた表現こそが彼らの個性であり、他のバンドと一線を画す点だと言えるだろう。

川のせせらぎと鳥の鳴き声が違う世界へと誘って、始まったのは「UNIVERSE」。さらに広い世界へと観客を導いていく。A・O・Iのファルセットをはじめ、全体からさらに繊細さが感じられた。スモークが流れ、光溢れるステージは「UNIVERSE」のタイトルにふさわしい世界だ。風が吹き抜ける音に導かれたのは、「RAY」。A・O・Iがギターを自由に奏で、サウンドが増幅しながら広がり、空間を埋めていく。そこへ重々しいベースのフレーズ。さらには感情がいっぱいに込められた歌声が重なる。ドラムによる力強くも的確なリズム、低音を支えるベース、空間を広がっていくギター、そして美しいメロディとともに想いを伝える歌声、それらが見事に絡み合い、一つの世界を形作っている。メロディの美しさや聴きやすさはもちろん、キャッチーに訴えかける力を持ちつつも、決してそれだけでは終わらない、バンドとしての質の高さは、ライヴでもしっかりと感じ取れた。そのまま軽快なドラムのリズムから「LAST DANCE」が始まると、フロアはおしゃれな雰囲気に包まれる。感情的なA・O・Iの歌声に対し、力みのないT-Tのドラム、これまでにない大人びた空間が生まれた。ここで、降り注ぐ光とともに、黙々とプレイする3人から、サウンドのみで見事に曲の世界を立ち上げたインストナンバーが贈られる。

そしてドラムのカウントから再び前を向くように、「TWILIGHT」がスタート。こういった力強く伸びやかで素直なサビもまた、彼らの魅力。心も体も気持ちよく、そのサウンドに、歌声に反応していく。下を向いて黙々とプレイに徹するLunaに対し、噛みしめるように丁寧に言葉を発していくA・O・I。その後ろからT-Tは見守るように、そしてサウンド全体を支えるように、その役割を確実に担っている。想いがどんどん高まっていく中、「CRWALER」でひとつの頂点を迎える。一心不乱にプレイするLunaをはじめ、A・O・I、T-Tもすさまじい集中力を見せる。LunaとA・O・Iのツインヴォーカルの掛け合いも、相乗的な効果を見せ、さらに会場を盛り上げた。

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