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HTCの2016年フラッグシップ「HTC 10」開封の儀&ファーストインプレッション

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4 月中旬に海外で発売された HTC の 2016 年フラッグシップスマートフォン「HTC 10」を入手しました。早速、開封の儀を執り行います。HTC 10 はちょうど一年前に発売された「HTC One M9」の直接的な後継モデルで、事前のリーク情報から、製品のネーミング、筐体のデザイン、内部スペックなど、主要な部分のほぼ全てが変更されていると伝えられ、発売前から HTC 10 に期待していた人は多いと思います。HTC ファンの私もその一人です。今回入手した HTC 10 は台湾で発売された「HTC M10h」で、日本にも配送してくれる香港ショップ Etoren より購入しました。HTC M10h は技適を通過していませんが、3G / LTE の利用(ドコモ)は可能です。また、日本語も標準でサポートしています。Etorenhttp://www.etoren.com/collections/htc-10それでは開封していきます。パッケージングは HTC One M9 からほぼ変わっておらず、配達後に袋を開けても LG G5 ほどのサプライズはありませんでした。同梱品は、HTC 10 本体、USB 電源アダプタ、USB Type-C – USB-A ケーブル、インイヤータイプのハイレゾヘッドセット、取説などの書類、SIM カードイジェクトピン。Htc 10 でまず変わったのはネーミングです。2012 年に「HTC One X」「HTC One S」「HTC One V」が発表されてから 3 年間は主力モデルに HTC One のブランドが付いていましたが、今年のフラッグシップで One が廃止になりました。何があったのでしょうか? ブートアニメーションでは「HTC One」のロゴは出てきません。HTC 10 の大きな変化の一つはデザインの刷新です。ディスプレイサイズは過去 2 作の 5 インチから 5.2 インチに拡大したので筐体のサイズも大きくなりました。外装は HTC One M7 から続くフルメタルのギャップレス構造を継承していますが、今回のグレーカラーの場合、表面の質感はよりマットな仕上がり。HTC One M9 の外装は若干ツルツルしていますが、HTC 10 の外装はサラサラです。質感だけではなく、前後のエッジ部分にも変化が見られます。フロントパネルはイマドキの 2.5D ガラス仕様で、背面については、HTC One M9 までは滑らかにカーブしていましたが、HTC 10 では、上下左右のエッジ部分が斜めにカットされています。このように、外装は大きく変わっているのですが、持ちやすさは相変わらず良かったので安心しました。フロント部分のパーツ配置も大きく変わっています。HTC 10 では従来のフロントステレオスピーカーとオンスクリーンボタン、HTC ロゴのブラックバーが廃止されました。HTC 10 のスピーカーは上部と底面に備わっており、こちらの記事でも紹介したように、ステレオ再生は可能です。ただ、予想通り、音のバランスが底面側に偏っていました。HTC 10 の操作ボタンは前面下部のタッチセンサー式に変わりました。中央には HTC One A9 と同じ機能を持つ指紋リーダー付きのホームボタン(押しこむことはできません)、左にはタッチセンサー式の「戻る」と右には「アプリ履歴」があります。両サイドのボタンは長押し時の挙動を変更できます。外装周りに関連して、HTC 10 では USB 端子にリバーシブルな USB Type-C を採用しました。ディスプレイについて。HTC One M8 と HTC One M9 では 5 インチ 1,920 x 1,080 ピクセルの液晶でしたが、HTC 10 で 5.2 インチ 2,560 × 1,440 ピクセルに拡大し、高精細になりました。液晶は Super LCD 3 から Super LCD 5 という新しいものに変わっています。HTC One M9 と比較すると、全体的な色味に変化はほとんど見られませんでしたが、赤い花や青い空など、原色に近い色では、より鮮やかになった感じがします。なので、画質は向上したと思います。一方、最大輝度は下がったのか、晴天時の屋外では、若干見づらくなりました。しかし、LG G5 や Galaxy S7 edge よりも見やすいのは相変わらずです。HTC 10 では、プロセッサが Qualcomm 現行最上位の「Snapdragon 820 MSM8996」を採用しています。HTC One M9 よりも性能が向上したのはベンチマークスコアでも明らかなのですが、アプリの一括ダウンロードやベンチマークテスト中には HTC One M9 並みに高温になります。発熱対策が上手くできていないというよりも、筐体が熱を拡散しまくっているので、このように感じるのでしょう。熱暴走といった事態にはまだ遭遇していません。性能の向上には RAM が LPDDR4 の 4GB に変わったことも影響していると思います。ちなみに、手元のHTC 10 の内蔵ストレージは 32GB です。HTC 10 には Micro SD カードスロットも備わっており、しかも、Android 6.0 の「本体メモリ化」も可能です。高速な HTC 10 の特徴の一つはカメラの刷新です。リアカメラは 1,200 万画素の UltraPiel 2(1.55μm)のイメージセンサーを採用し、レーザー AF に対応。レンズには光学手ブレ補正付きの明るい F/1.8 を採用しています。また、4K 動画モードではオーディオをハイレゾで録音することも可能になっています。フロントカメラは UltraPixel ではありませんが 500 万画素(1.34μm、F/1.8)にアップグレードされたほか、光学手ブレ補正機能やディスプレイフラッシュ機能も追加されました。HTC 10 では、カメラアプリの UI もリニューアル。写真モードと動画モードが分離したので、間違えて動画を撮影してしまうことが減ります。また、モードセレクタが左からのスワイプ式に変わり、ダイレクトにモードを切り換えることが可能になりました。機能自体に HTC One A9 からの変化はありません。マニュアル撮影の「プロ」モードや「ハイパーラプス」、「スローモーション」、「Zoe」なども可能です。個人的に HTC 10 で一番の変化を感じたのはバッテリーの持ち具合です。既存モデルのバッテリーの持ちがお世辞にも良いとは言えず、日中使用する場合は必ず継ぎ足し充電が必要だったのですが、HTC 10 では 12 時間利用も余裕というくらいに改善しました。今回のテストでは、朝の 9 時にフル充電を終え、その後、11 ~ 17 時まで外出。19 時半の時点で残量は 19% でした。この間、画面輝度は最高に固定しています。ドライブに出たので Google マップやカメラを多用しました。かなり使った印象だったのですが、19 時半の時点で残り 2 時間は使えると表示されています。HTC One M7 ~ M9 では 12 時間使用は困難だったので、HTC 10 ではかなり改良されたと言えます。HTC 10 ではオーディオ機能も強化されており、BoomSound ステレオスピーカーは各スピーカーに独立したアンプを備える「HTC BoomSound Hi-Fi Edition」にアップグレードされて、24bit のハイレゾ録音も可能です。製品パッケージにはハイレゾ対応のイヤホンが付属しています。機能面では Dolby Audio の音響機能を搭載し、3 つのマイクでノイズを低減しながら録音する機能にも対応しました。他の部分を紹介すると、通信機能では Wi-Fi a/b/g/n/ac、Bluetooth v4.2、NFC、DLNA、Miracast、Google Cast、AirPlay、LTE カテゴリ 9(下り最大 450Mbps)、DisplayPort の画面出力、Quick Charge 3.0 などをサポートしています。HTC 10 のファームウェアは Android 6.0.1 Marshmallow ベースです。また、HTC 独自のカスタム UI「Sense」もバージョンアップされているのですが、HTC 10 上では Sense バージョンを確認することはできません。HTC One A9 と比較して、Sense の新機能はあまり多くありませんが、ホーム画面には「フリースタイルレイアウト」という新モードが導入されました。フリースタイルレイアウトとは、アイコンやショートカット、スタンプを画面上の自由なところに配置できるホーム画面のことです。従来のホーム画面は「クラシック」レイアウトと呼ばれています。どちらのモードでも BlinkFeed は利用できます。ユーザーレベルで気付く他の新機能としては、上述のカメラ UI の刷新、Motion Launch ジェスチャーに「下 2 回スワイプ」でのカメラ起動の追加、シースルータイプのフリップケース「Ice View」ケースへの対応でしょうか。

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