「土の味」克服!? サントリー『ハニーレモンジーナ』の特徴を中の人に聞いてきた

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サントリー食品インターナショナルが、2016年5月24日に発売する『オランジーナ』ブランドの新製品『ハニーレモンジーナ』。2015年に発売して話題となった『レモンジーナ』を刷新し、フランスの家庭で親しまれている手作りのはちみつ漬けレモンに着想を得て開発されたといいます。
とはいえ、1年余りでの新味への移行。ネットを中心に「土の味」と評された『レモンジーナ』からどのように変わるのか、『オランジーナ』ブランドの開発に携わっている食品事業本部・商品開発部の高橋みずほさんにお話を伺ってきました。

まず、ハニー=はちみつを入れることになったことに関しては、高橋さんによると「よりレモンをおいしく摂る方法をなんだろうとチームで考えて、食べ物やスイーツを含めて探しました。自宅でも風邪をひいた時にレモンを身体が疲れた時に飲むと思いますが、甘酸っぱいけれどほっとするような素材を入れるといいということになり、フランスでもレモンのはちみつ漬けがあるので、柑橘系ではない素材を入れることになりました」と話します。

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一方、なぜ『レモンジーナ』が「土の味」と言われてしまったのか。「(フランス版のレモネードの)“シトロネード”は欧州ではなじみのある味で、他社や海外製品にもレモンの皮の味が強いものがありますが、『レモンジーナ』も皮の苦味のスパイシーさを新たに表現してみたんです。その味に馴染みのない日本の方の中では、土の味を連想させるような味だったのでは」(高橋さん)と分析。

「ブランドとして意識しているのは、濃厚さと飲んだ後のすっきりさ。日本人には後味をすっきりした味にするのが合うと考えています」(高橋さん)といい、オーソドックスなアカシアのはちみつを使用。飲みはじめに欧州らしい華やかな香り、後味に懐かしさとやさしさの甘い香りがふんわり感じられるようにしたとのこと。

「ちょっと疲れた時、すっきりとしつつもほっこりしたい時に飲んでもらいたいですね。自分も疲れた時に試作品を飲んだ方が美味しく感じます」という高橋さん。キリッとした味わいから“やさしさ”を加えたことにより、はちみつレモンの懐かしさに訴えたいとします。パッケージも手書き風に刷新された『ハニーレモンジーナ』が、どんな味と評されるかどうかも含めて、発売後の反応も注目されます。

「ハニーレモンジーナ」新発売(サントリー食品インターナショナル)
http://www.suntory.co.jp/softdrink/news/pr/article/SBF0415.html [リンク]

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ふじいりょう

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

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