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「土竜が俺を呼んでいる」それってどういうこと?その真意を探りに現場まで行ってきた

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「土竜が俺を呼んでいる」。一度聞いたら忘れられないインパクトと、どんな意味か気になって仕方がないその店名のお店に行ってみました!ドキドキ……。

場所は福岡市中央区大名。街の規模に対してヘアサロンが日本一多いという説は、もはや大名のあるあるネタ。昼はアパレルショップやヘアサロンが建ち並ぶショッピングエリアのイメージですが、夜になると居酒屋やダイニングバーなど飲食店の灯りに包まれる表情豊かな街です。

夕方18時頃、ちょっとずつ陽が落ちてきて、飲み屋のネオンがぼちぼち付きはじめます。

天神の「西通り」から大名方面へグ〜ッと奥に入ったところにあります。赤坂寄りの場所なので、「昭和通り」から入る方がわかりやすいかもしれませんね。「ハローワーク福岡中央」の一本南側の交差点から大名に入れば、徒歩1〜2分程度で着きます。

上の写真は18時頃。下は19時頃。看板やエントランスに照明が灯り、見てるこちらも一気に飲みモードがオンしちゃいますね〜! 「土竜が俺を呼んでいる」は大名の通り沿いにあるのではなく、建物の狭間を少し進んだ古民家の1階にあるので、初めていく人は道に迷いそうな“隠れ家”的スポット。

ここが店のエントランス。ひゃ〜! タイムスリップしてきたかのような昭和レトロな佇まいです。もしくは、昔の映画の舞台セットとか……。

というのも頭上の看板がコレなんです!

はい、もうレトロなノスタルジー感が満載です! これは一体どういうことでしょう(笑)。頭の中が「?」だらけ。だけど何だか面白そうな気がするのは確か。それでは中へ入ってみましょ〜!

キターーー! 「土足厳禁」略して「土禁(どきん)」!

昔は土禁制の車が多かったよな……なんて懐かしい気持ちになりながら、入口で靴を脱いでお邪魔します。店内はテーブル席やちゃぶ台の丸テーブル、カウンター席で構成されていて、店のアチコチにこれまた昭和の香りがプンプン漂う俳優のポスターやフィギュア、駄菓子の景品などが所狭しと並んでいます。ここは何屋!? まだお店の全貌が掴めません!

奥のカウンターを覗くと、店長が厨房にいました。

「友達の家に来たような感覚で寛いでいってください」と笑顔で迎えてくれたのは、店長の権藤さん。

—あ、あの、店長、ここは何屋ですか!?

権藤さん:ここは、僕が作るラーメンと白金にある「土竜」がコラボした、“ラーメン&焼酎バー”です。

「土竜」と言えば、古民家を使った地元でも有名な焼酎バー。内装や空気感など、こちらと同じく昭和レトロなムードで、300種類以上もの焼酎をリーズナブルに味わえる穴場中の穴場として知られています。その「土竜」の店主が、権藤さんが作るラーメンに惚れ込み、「いつか一緒に店を出そう」と約束していたそう。その後、当時東京にいた権藤さんを福岡に呼び、7年前にラーメンと焼酎をコンセプトにしたこのお店をオープンさせたのです。即ち、“土竜”=本店の大将が、“俺”=権藤さんを呼んだ、というわけ!なるほど〜! 謎めいた店名の由来が、ようやくわかりました。

ちなみに、権藤さんは福岡発の有名ラーメン店のご出身。その頃から“己のラーメン”を研究し続け、何年もの月日をかけて行き着いた答えが、お酒を飲んだ後の〆にも食べられるようなアッサリした和風ラーメンだったそう。その逸品がこちらの看板メニュー、「もぐ俺ラーメン」です!

権藤さんが己の人生をかけて作り上げた「もぐ俺ラーメン」(610円)、食べないわけにはいかないでしょう! 一杯お願いしま〜す!

おぉぉ! これは新しいビジュアルだぞ!? 「和風ラーメンを作るつもりだったので、もともと焼豚を入れるつもりはなく、鶏そぼろを入れようと思って」と権藤さん。

こ、これは大根ですよね!? 「そうです、鶏そぼろに合う具材を探して、いろいろ試した結果、和ダシが染み込んだ大根が一番でした」。ラーメンに覆い被さる巨大な円盤のような大根がド〜ンと乗り、その上に鶏そぼろと白髪ネギ、青ネギをトッピング。まさにラーメンの常識を覆す組み合わせ。お箸でスッと切れる柔らかな大根を一口パクリ。和ダシの風味と大根の甘味がフワッと広がり、あれあれ、一気にホッとする安堵感に包まれるぞ。次は鶏そぼろと一緒にパクリ。うん!! これ、合う!!

お次は麺と一緒にズルッと。合う合う合う!! ラーメンでこんなに心が落ち着くって珍しい!「お味噌汁のような存在になれたら良いなと思っていたので、その感想は嬉しいですね〜」。ラード類は使っていないのでコッテリしすぎず、鶏そぼろから出る旨味と、特製の返し(タレ)で深いコクを実現。和風ベースなので後味がさっぱりしていて、スープがくいくい飲めるんです。

女性の私もこの通り、スープまでキレイにいただきました。

もちろん、ラーメンだけではなく、焼酎も見所! メジャーなものから希少価値が高いものまで、150種類ほど揃い、リーズナブルな値段も魅力です。例えば、「佐藤黒」がグラス480円というのは驚異のコスパ!! 「さつま白波」はグラス280円と、ソフトドリンク(300円)より安いなんてちょっと不思議な感覚ですよね。ほかにも「極味の雫」「牧場の櫻」「赤兎馬」などレアな銘柄が並び、飲み比べを楽しめそう。(※仕入れによってラインアップは変わります)。また、そんな焼酎に合う一品料理も充実していますよ。

豚骨スープに溶き卵を緩めに混ぜ合わせた「とんこつ風味トロフワ玉子」(400円)。とろ〜りフワフワの食感がクセになり、女性好みの味わい。ほんのり塩分が効いて、お酒が進む〜!

絶品おつまみとして「チャーシュー」(680円)はいかがでしょう? ラーメンにはチャーシューが乗っていませんが、一品メニューとして展開されています。

冬季限定の「とんこつおでん」(1ネタ100円〜)は、豚骨ダシに具材がひたひたに浸かった旨味たっぷりの逸品。日によってネタが異なり、あまりメニューとして出ていないので、あったらラッキー! ほかにも鉄板焼きや手羽、ポテサラなどオリジナリティが光る料理を味わえますよ。

そんな感じで、何時間でもいられそうなラーメン&焼酎バーの「土竜が俺を呼んでいる」。

なぜ“土竜”に“呼ばれている”のか。その謎が解け、さらに新感覚の極旨ラーメンまで体感できて、大満足の夜でした! 時間が許すなら、も〜っと深〜くお酒を愉しみたいところ。2軒目、3軒目の〆の場所としてもピッタリです!

※各価格はすべて税込です

※この取材は3月上旬のものです

お店情報

土竜が俺を呼んでいる

住所:福岡県福岡市中央区大名1-9-18

電話番号:092-716-3388

営業時間:19:00~翌3:00(LO翌2:00)

定休日:不定休

ウェブサイト:https://twitter.com/moguore


書いた人:

下川マイ子

大学卒業後、福岡の老舗タウン誌で特集記事や、街ネタ&ファッションの企画を担当。現在は雑誌・広告のフリー編集者兼ライターとして活動中。美味しいものを与えてもらえたら、ゴキゲンで何でも頑張ります♪

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