【米ビルボード・アルバム・チャート】プリンスが首位を独占、TOP200に10作がエントリー

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【米ビルボード・アルバム・チャート】プリンスが首位を独占、TOP200に10作がエントリー

 4月21日に死去した、プリンスのベスト盤『ザ・ベリー・ベスト・オブ・プリンス』(2001年)が、9万枚近くを売り上げ、首位に輝いた今週の米ビルボード・アルバム・チャート。

 21日の訃報から、iTunesストアではランキング上位にプリンスの楽曲が並び、ベスト盤である本作は1週間で9万枚近いセールスを獲得、単曲(シングル)のセールスやストリーミング・ポイントなどのユニット数を含めると、17万枚近い週間セールスを獲得している。本作に収録されている「ビートに抱かれて」などの代表曲6曲が、今週のソング・チャートにリエントリーを果たし、両チャート共に、今週はプリンスのタイトルが上位にランクインした。

 プリンスのアルバムが首位を獲得するのは、2006年の31thアルバム『3121』以来、10年ぶりとなる。その他の首位獲得作品には、今週2位にランクインを果たした、自身最大のヒット作『パープルレイン』(1984年間チャート首位)や、翌1985年の『アラウンド・ザ・ワールド・イン・ア・デイ』、1989年の大ヒット映画のサントラ盤『バッドマン』があり、今週『ザ・ベリー・ベスト・オブ・プリンス』が獲得したNo.1タイトルで、通算5作目となる。TOP10内には、6位に『ザ・ヒッツ&Bサイド・コレクション』が、TOP10以下では31位の『1999』をはじめ、200位内に全10作がリエントリーを果たしている。

 アルバムのTOP10入りは、初のランクインとなった、1982年の5thアルバム『1999』(最高位9位)から、ベスト盤を含み18作。スタジオ・アルバムは、2015年12月11日にデジタル配信のみでリリースされた『ヒット・アンド・ラン フェーズ・ツー』を含む39作がリリースされている。その最後となったアルバム『ヒット・アンド・ラン フェーズ・ツー』は、海外で4月29日に、国内盤は5月27日にパッケージ(CD)発売が予定されていて、リリースを受けて、もしかしたら6作目のNo.1獲得が期待できるかもしれない。

 プリンスの訃報が届く以前は、自身初の首位獲得が報じられていたスターギル・シンプソンの3rdアルバム『ア・セーラーズ・ガイド・トゥ・アース』だが、残念ながら3位デビューと初のNo.1獲得には至らなかった。しかし、2014年リリースの2ndアルバムでマークした、最高位59位からの飛躍はすさまじく、この2年間で知名度を高め、多くのファンを獲得したことがチャートに現れている。初動枚数は52,000枚を獲得した。

 5位には、サンタナの23thアルバム『サンタナIV』が初登場。1970年代初期のメンバーが再集結したということで、1971年リリースの『サンタナIII』(同年首位)に続くアルバム・タイトルとなったことが話題に。サンタナのTOP10入りは、1969年のデビュー作『サンタナ』(最高位4位)にはじまり、ベスト盤を含めると14作目のランクイン。内、1500万枚という驚異的なセールスを叩きだした、1999年の『スーパーナチュラル』含む4作がNo.1に輝いている。

Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートの掲載は、27日22時以降となります。

◎【Hot200】トップ10
1位『ザ・ベリー・ベスト・オブ・プリンス』プリンス
2位『パープル・レイン』プリンス
3位『ア・セーラーズ・ガイド・トゥ・アース』スターギル・シンプソン
4位『アンチ』リアーナ
5位『サンタナIV』サンタナ
6位『ザ・ヒッツ&Bサイド』プリンス
7位『トラヴェラー』クリス・ステイプルトン
8位『ザ・ライフ・オブ・パブロ』 カニエ・ウェスト
9位『クレオパトラ』 ザ・ルミニアーズ
10位『パーパス』ジャスティン・ビーバー

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5月7日付 Billboard Hot 100 全米ソングチャート
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