ビル・ゲイツ氏からGoogle&Facebook CEOまで ジョブズ氏へのお悔やみコメントまとめ
スティーブ・ジョブズ氏の死について、テクノロジー業界のCEOたちもソーシャルメディア上でコメントを発表しています。長年のライバルにして友人だったビル・ゲイツ氏、そしてジョブズ氏の背中を見て育ってきたGoogle創設者のふたりや、Facebook CEO マーク・ザッカーバーグ氏の現時点でのコメントをまとめてみました。
※翻訳がつたなく直すべきところがありましたら、記事コメント欄でご指摘ください。
Microsoft創業者・会長 ビル・ゲイツ氏
メリンダ(ゲイツ氏の妻)と私は、心からスティーブ・ジョブズの家族と友人たちにお悔みを申し上げます。世界はこれほど絶大な影響を与える人物を目にすることはめったにないでしょう。スティーブと共に仕事する幸運は、我々にとってめちゃくちゃに名誉なことでした。スティーブを失ってひどく寂しいよ。(Twitterより)
ゲイツ氏は、「Steve Jobs」というタイトルでブログを更新。「30年以上前に出会って以来、私たちの人生の半分以上にわたって、同業者であり、また競争相手であり友人ありつづけた」と、長年のライバルを称えつつその死を悲しんでいます。ちなみに、ゲイツ氏は『Facebook』上でも同様のコメントを発表。ずいぶん、ソーシャルメディアを使いこなしているようですね…。
http://www.thegatesnotes.com/Personal/Steve-Jobs
Google 創設者 ラリー・ペイジ氏
スティーブのニュースを聞いて、とても、とても悲しい。彼は素晴らしい業績と驚くべき才能を合わせ持つ偉大な人だった。彼はいつも、みんなが思いつく前に実は考えていてしかるべきことを、ほんの短い言葉で言うことができるみたいだった。何よりもユーザーの体験への彼のフォーカスは、いつも私のインスピレーションであり続けた。私がGoogleのCEOになったときには連絡をくれて、体調が良くないにも関わらずアドバイスや知識を授けてくれる時間を過ごしてくれるほどに親切だった。私とグーグルの思いは、彼の家族とアップルファミリーと共にあります。(Google+より)
https://plus.google.com/106189723444098348646/posts?hl=ja
Google 創設者 サーゲイ・ブリン氏
Googleのごく初期のころから、ラリーと僕はヴィジョンとリーダーシップのインスピレーションを探すときには、クパチーノ(アップル本社の所在地)をよく見る必要があった。スティーブ、あなたの卓越しようとする情熱は、アップル製品(まさに今、僕がこれを書いているMacBookも含めて)に触れた全ての人が感じていた。そして、それは僕たちがあった数少ない時に、あなた自身のなかにも見いだしたものだった。
Googleそしてテクノロジーに関わる私たちすべてを代表していうけれど、あなたがいなくなって本当に寂しい。(スティーブの)ご家族、ご友人、そしてアップルの同僚のみなさんに心からお悔やみを申し上げます。(Google+より)
https://plus.google.com/109813896768294978296/posts?hl=ja
Google創設者の二人は、スティーブ・ジョブズ氏に特に深い思い入れがあるようで、コメントからもその感情が伝わってきます。また、Googleトップページでもジョブズ氏の名前と生年を掲示してアップルへのリンクを貼り、ジョブズ氏への追悼の意を表しています。
Facebook CEO マーク・ザッカーバーグ氏
スティーブ、ずっとメンターそして友人でいてくれてありがとう。世界を変えるものを作りあげ、見せてくれてありがとう。あなたのことは忘れない。(Facebookより)
http://www.facebook.com/zuck/posts/10100100934727791
シンプルなコメントですが、Facebook上で17万6700人の「いいね!」と1万4090件の「シェア」がされ、100件以上のコメントが追加されています(現時点)。ジョブズ氏を「メンター」と言うザッカーバーグ氏、これからどんな「世界を変えるもの」を作りあげてくれるのか楽しみです。
スティーブ・ジョブズ氏の成し遂げたことは、アップルを通じて革新的な製品を世に送り出しただけではありません。エキサイティングなプレゼンテーション手法、卓抜したものを創造する情熱、そしてアップルという組織の在り方を通じて、次世代のテクノロジーを背負う人たちへの精神的な影響も与えてきました。近い将来、ジョブズ氏のDNAを受け継ぐ人たちから、世界を変えるイノベーションが生み出されるのかもしれません。
京都在住の編集・ライター。ガジェット通信では、GoogleとSNS、新製品などを担当していましたが、今は「書店・ブックカフェが選ぶ一冊」京都編を取材執筆中。
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。