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天職アドバイザー直伝、天職に出会うために捨てるべき5つの考え

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新たな仕事へ就こうと考えるとき、人は「高いスキルを持っていた方がいい」「資格は多く持っていた方がいい」など、新たな要素を身につけることに専念してしまいがち。

しかし、天職アドバイザーの梅田幸子さんは、「自分らしさを押さえてしまっている考え方や価値観などを“捨てる”ことで、自分に合った天職がクリアに見えてくる」と言います。そこで今回は、天職難民が天職に出会うために捨てるべき5つの考えについて伺います。

(1)「専門性が必要」「平凡じゃダメ」だ…という思考は捨てよう

天職とは、「自分の好きなこと・得意なこと」に対して、「好きな・得意なやり方」で、自分らしく取り組める仕事のこと。そんな天職と出会うために、「もっと専門性を身につけなければ」と、努力している人もいると思います。

しかし、専門性に捉われるあまり、興味がないことを無理して学んだり、今自分がしている仕事を卑下したり、人と違うことをしようと考えることは、かえって天職への出会いを遠ざけてしまうのだそうです。

「専門性やスキルは、高ければ高いほうが良いとは限りません。現実には、高度な専門性を必要とする仕事はそれほど多くなく、普通程度のニーズのほうが多いものです。

例えば、独立起業をして、『税務も月次もできませんが、経費の入力を代行します』というサービスを起業家向けに提供している女性がいます。一見、経費入力の代行だけでは収入が低いのではと思われますよね?

しかし、商売が軌道に乗ってきた多くの起業家・個人事業主にとって、経理などの事務は『誰かにしてほしい』ものになります。アルバイトや派遣社員を雇うお金も、そこまでの仕事量もないからと、渋々自分で行っている起業家・個人事業主からすれば、月に数時間、経費入力だけを代行してもらえるのは、とてもありがたいのです。実際に、彼女はそれほど専門性が高くない経費入力という仕事で、あっという間に、スタッフを何人も雇い入れるまでに発展していきました」

なにかの分野で専門性があっても、転職の際には「こんな高度なスキルがあっても、当社では活かせないから、退屈だろう」「〇〇の専門家かぁ。当社は、いろんなことをやってもらうからなぁ。やめておこう」と不採用になることさえあるもの。例え専門性がなかったとしても、平凡のままで天職につくことはできるのだそうです。

(2)「何でもする・いろんなことができるのが素晴らしい」…という思考は捨てよう

目指す方向やしたい仕事は決まっているのに、なかなか実現しない。そんな人たちの多くに共通するのが、「嫌いな仕事も、アピールに入れること」だと梅田さんは言います。

「例えば、転職活動のときに提出する職務経歴書や、社内の目標管理シート、評価面談。これらは、実績とできることを詰め込むものだと思われがちですが、そうではありません。

『翻訳家として生きていきたい。1人で集中できる環境で仕事がしたい』人は、『気配りして、雑用を率先してしました』のように、『あれもこれもしてきました』というプレゼンはしない方が良いのです。天職への出会いに行き詰る人のなかには、自分で多様なアピールをしておいて、『専門職として採用してもらえない』『専門職として扱ってもらえない』と嘆く人が、意外と多いものです。

また、マネジメントスキルは必須のように思われがちですが、本音で『部下の育成なんて面倒くさい。ストレスだ』と思うなら、過去に成果をあげていてもそれはアピールしないこと。当然のことですが、アピールをすると、アピールしたことを期待されます。できること、これまで重宝されてきたこと、得意なことであっても、したい仕事でないならば、思い切ってアピール項目から消しましょう」

社内で成果を上げても、転職を繰り返しても、なかなか希望の仕事に就けないとしたら、ここが原因かもしれません。天職活動や評価面談では、好みでないもので自分を飾る必要はやめてみましょう。

(3)成功者のやり方を真似ればうまくいく…という思考は捨てよう

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天職につきたいと悩む人には、頑張り屋が多く、成功者の体験談やノウハウをよく学んでいる人が多いのだそう。しかし、それでも天職に向かっていると思えないとしたら、自分とは合わないやり方で頑張ることが、裏目に出てしまっているからなのかもしれません。

「結果が出ないと、『私は頑張りが足りない。もっと頑張らなくては』と、自分をどんどん追い込んでいきます。しかしそのように結果が裏目に出るのは、頑張りが足りないからではなく、やり方が間違っているからなのです。つまり、今のやり方の『裏』をすれば、表の成果が出ます。偉人から学び、取り入れるのは良いと思いますが、まずは自分に合わないやり方を辞め、成功の方法はほかにもたくさんあるということを知っておきましょう」

1人ひとりに合った天職があり、その内容や成功のサイズ、そこにたどりつく道のり、行き方は、人それぞれ。自分と合わない「すべき」が天職への道をふさいでいることは多く、自分らしさを活かせば、楽に実現できることに対し、わざわざ違うやり方を選ぶのはもったいない努力だとも言えます。「こうじゃなきゃ、ダメ」「こうすべきだよな」というセリフが頭をよぎったら、自分らしくない方法を選ぼうとしているサインだと捉えてみましょう。

(4)ネガティブな感情を否定して無理やり作り出すポジティブ思考は捨てよう

天職を探そうとする人は、真面目で勉強熱心な人が多く、自己啓発や成功法則をよく知っているため、「嫌だ」「つらい」「悲しい」「さみしい」「腹が立つ」「もやもやする」「怖い」といったネガティブ感情を持つことに否定的になりがち。しかしネガティブ感情を持つことについて、梅田さんは次のように続けます。

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