食卓に春を告げる菜の花、でも咲いた花は食べちゃダメ?

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見る人の心を和ませてくれる明るい黄色の花は、まさに春の訪れの象徴。菜の花は目に美しく、食べてもおいしい花野菜です。持ち味は特有のほろ苦さと、みずみずしい食感。子どもの頃は良さがわからなかったけれども、大人になってからそのおいしさに目覚めたという人も多いのではないでしょうか?

採油目的から食用にシフト

ほかのアブラナ科の野菜と同じく、菜の花の原産地は地中海沿岸。日本には弥生時代に中国から伝わってきたといわれています。採油を目的として栽培されるようになったのは16世紀頃。菜種油の原料としてその種子のみが用いられていました。現在のように食べられるようになったのは明治時代以降といわれています。最近ではビタミンC豊富な緑黄色野菜として人気が高まっています。おひたしや和え物、煮びたしといった和風のおかずはもちろん、中華風の炒め物や洋風のパスタソースなどにもよく合います。

菜の花は「つぼみ」を食べる野菜

食用の菜の花は、花が咲く前に収穫し、やわらかな茎と葉、そしてつぼみの部分を丸ごと味わう野菜です。つぼみのおいしさを味わう野菜であるため、花が咲いてしまうと茎が筋っぽくかたくなり、食感も風味も格段に落ちてしまいます。もちろん、食べられないことはありませんが、購入後はできるだけ早く食べきるのがベター。花が咲いた後のものは食用には不向きだということは覚えておきましょう。

購入時はつぼみがかたくしまっていて、茎がピンとしているもの、葉の色が鮮やかな緑のものを選びましょう。

ただし、小さな黄花は彩りにはぴったりですから、料理のちょっとした飾りに使うと食卓が一気に春めくはず。もしもうっかり使い損ねてしまったときは、飾りに活用してみてはいかがですか?

参考文献:『おいしさと栄養をひきだす野菜料理事典』フルタニマサエ 成美堂出版 『知る!食べる!育てる!野菜まるごと大図鑑』 主婦の友社

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