ガジェット通信

見たことのないものを見に行こう

サブカル好き外国人が殺到中!? キッチュでレトロな新宿のゲームバー「8bit Cafe」

DATE:
  • ガジェット通信を≫


「アノ頃」のゲームや音楽、マンガ、アニメがズラリ。

趣味の似た人の集まる店なら、雰囲気が馴染みやすい。そして共通の会話で盛り上がれたらラッキー。そんなコンセプチュアルなカフェやバーが東京には無数に存在している。

たとえば「ゲーム」。現在、ゲームバーと呼べる店は都内だけでも10軒以上。各店舗のコンセプトもバラバラで、マニアックな腕利きのゲーマーが集まるバーやゲームミュージックが中心の店など多様性を帯びている。

細かい趣味に対応した店が選べる便利な世の中になったもんだ……。

そんな中、今回ご紹介するゲームバーの元祖「8bit cafe(エイトビットカフェ)」は2015年で10周年を迎えた息の長い店。ゲームに囲まれて飲み食いできるのは子供の頃の夢という人も多いはず。その夢を現実にかなえてくれるのだ。

店舗のある雑居ビルは、新宿三丁目駅の出口からすぐ。ダッシュすれば雨にほとんど濡れず入店も可!

お店の目印は緑の「8」の字の看板。しかし新宿らしい風景!

ビルの階段を登って、

登って、

登って、お店のある5階に到着!

重い鉄の扉を開けると、店内がお目見え。レトロなゲームやグッズが所狭しと並べられているばかりか、音楽、マンガ、アニメのグッズも豊富で「アノ時代」がぎっしり。BGMではゲームミュージックからチップチューン、テクノや渋谷系などが流れ、’80年代あるいは’90年代にタイムスリップした感覚に陥る。

キャパは20席ほどで、奥にはDJブースも。日によってイベントやライヴも行われ、ゲームカルチャー好きのたまり場となっている。オタクカルチャー寄りではないため、女性も入りやすい雰囲気で、この店からの出会いで結婚したカップルもいるほどだ。

店内の一角はまさに宝の山。ジャイロからヴァーチャルボーイまでレトロゲームの宝庫である。ゲームのみならず、周辺文化までまとめて置かれて、飲みの際の話題に事欠かない。しかし、思い出そうと思っていても名前が思いつかないものが多いなあ……。

某国民的ゲームの発売当初に出回っていた販促品の巨大な筐体。今ではなかなかお目にかかれないレアな逸品だが、これを5階まで運んだのもスゴい。本体は改造されていて、別のゲームができるようになっている。

ゲームのコントローラーだけでもかなりの量。パワーグローブなど個々の品名を思い出すたびに、ううっ! 当時の思い出が……。

サブカル好きを吸い寄せるこの店、国内のみならず海外からのお客さんも数多く来店。落書き帳にはたくさんのファンアートが残してあり、ワールドワイドな交流の場ともなっている。この他にも、大量のゲームのカセットや説明書、レコード、フィギュアなど、コレクションしたくなるものが所狭しと置かれている。

懐かしのゲーム卓で、遊び心満点のフード&ドリンクを

おっと、内装やグッズに思わず目を取られてしまったが、ここは飲食店。もちろん、お酒や食べ物も出てくるので、店長さんのナヲさんに頼んでみよう。

オーダーしたのは「東京ソーダ」(700円)。クリームソーダのような甘い味わいで、ミョーに80年代フィーリングなテイストだ。

このお店のウリは、おつまみ・フード類も充実している点。

「サラダの国のトマト姫」(600円)

一見するとドット絵のような、丁寧に盛り付けられたサラダ。どこから崩していいのか迷ってしまうが、さっぱりとした味付けとシャキシャキ感で味覚を楽しませてくれる。

「パルミ・ミモ・カマン三種盛り」(1,200円)

パルミジャーノチーズ、ミモレットチーズ、カマンベールチーズの3種盛り。カマンベールにハチミツを垂らして食べると、濃厚な味わいが口の中に広がる。ちなみにパンは自家製。

店長曰く「ゲームなど趣味に特化した店は食事が疎かになりがちに思われるため、出す食事のクオリティには気をつけている」とのこと。素晴らしい!

「生ハムとごま油のトレンディーな出会い」(700円)

生ハムをごま油で食べるという、他店にはないオリジナルのメニュー。ごま油の風味と生ハムの味わいが意外に合う、まさに新しいトレンドだ。むろん、お酒のツマミとしても最適。

この店の食事のメニューは、ヘルシーであっさりしたものが多いので女性にはウケがよいのかも。

’80 年代に一世風靡したのゲームセンターのテーブル台で食事&ドリンクをたいらげる。ちなみにこのゲームはコインを投入すれば実際にプレイも可能。ちゃんとメンテナンスがされているのだ。20代には理解されないだろうが、このテーブルで食事できることに感慨深いものがある。

このタイムスリップ感、若い奴にはわかるまいっ!

取材時には、外国人グループが来店するなり、我先にとゲームで遊びはじめた。こちらは店長さんの知人が作ったゲームだそうで、10人まで参加して遊ぶことが可能だ(大人の話になるが、著作権の関係で店内ではゲームメーカーが作ったゲームができないことになっており、客はみなインディーゲームで盛り上がっていた)。

昨年12月には、開店10周年記念イベントが店内で行われ、縁のあるミュージシャンが集って一夜を明かした。店長のナヲさんがマイクを持ち、チップチューンのトラックに合わせて歌ったそうだ。

そういったコミュニティも育まれる歴史ある店だが、普段はひとりでも気軽に入れるフレンドリーな空間なので、夜中に退屈しているならフラッと入ってゲームミュージックとアルコールに身を委ねながら異世界に酔いしれるのもアリだろう。

’80年&’90年代カルチャーが大好きなら、ぜひチェックを!

ちなみに、週末にはかっけー店員さんも、いる!

お店情報

8bit cafe(エイトビットカフェ)

住所:新宿区新宿3-8-9 Qビル5F

電話番号:03-3358-0407

営業時間:日~木曜19:00~翌2:00、金・土曜19:00~翌5:00

定休日:火曜日

ウェブサイト:http://8bitcafe.net/


書いた人:

高岡謙太郎

オンラインや雑誌で音楽・カルチャー関連の記事を執筆。共著に『Designing Tumblr』『ダブステップ・ディスクガイド』『ベース・ミュージック ディスクガイド』など。

関連記事リンク(外部サイト)

That's 洋辛子ワールド!新宿三丁目マスタード料理とワインの店「wine & mustard A」

カテゴリー : グルメ タグ :
メシ通の記事一覧をみる ▶
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

TOP