【マーケター必見】読了率&滞在時間がアップした事例も!VRコンテンツをプレスリリースに埋め込むサービスがスタート

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プレスリリースは今まで文章やグラフ、写真が中心で、ウェブ上にアップされるものであれば、近年では動画も使われるようになってきた。

VR元年と言われる2016は、様々な分野での利用が検討されており、プレスリリース代行サービスシェアNo.1の株式会社PR TIMESもVRをコンテンツ配信に使う会社の1つ。

VRコンテンツを製作するLIFE STYLE株式会社と業務提携を結び、VRコンテンツを埋め込んだプレスリリースの配信を本格的に行うことを記者会見で発表した。

読了率&滞在時間がアップ!?

vr 今回の正式な提携に先駆けて、PR TIMESがVRを使った自社の移転に関するプレスリリースを公開したところ、読了率が約70%、平均滞在時間が4分29秒を記録。滞在時間に関しては、平均の倍以上の数値をたたき出した。

今回の試みは先進的だったので、多くの人が時間をかけてプレスリリースを見た可能性もあるが、VRを使えば今までに伝えきれなかった多くの情報を読者に提供することができるので、読了率や滞在時間を上げる効果はありそうだ。

今まで伝えきれなかった情報の提供が可能に!

PR TIMESは自社の移転に関するプレスリリース以外にも、adidas、BEAMS、シルク・ドゥ・ソレイユ『トーテム』といった企業の店内やイベントのVR動画をプレスリリースに埋め込んで配信してきた。

『トーテム』に関してはステージをVRで疑似体験できる動画を公開。VRヘッドセットを装着して動画を見ることによって、まるでその場にいるかのような感覚を体験することができる。

今後は、大学の学校見学を行う前にVRで校内の様子を体験したり、博物館の内部を公開するなどの活用方法を想定しているとのことだ。

4年で300倍の成長が予想されるVR市場

今回提携を発表したLIFE STYLE株式会社の永田氏は「日本のVR産業は半周遅れだが、コンテンツ不足が原因と考えている。文字情報が多かったプレスリリースにVRを組み合わせることで、より多くの情報を読み手の方に届けられれば」とコメント。

2016年度は全世界で50億ドル(約5600億円)の市場ではあるものの、マイクロソフト・Google、Appleなどが既にVR分野に参入を表明しており、2020年度には1500億ドル(約17兆円)の市場になるとの予想もある。

プレスリリースにVR動画を入れるという試みは、かなり先進的ではあるが、今後の動向に注目だ。

業界初のVRコンテンツを埋め込んだプレスリリース配信が可能に PR TIMESとLIFE STYLE社が事業提携

※情報開示:Techableを運営するマッシュメディアはPR TIMESより出資を受けている。

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