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ele-king booksより、『クラブ/インディ レーベル・ガイドブック』刊行

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このたび〈ele-king books〉から「クラブ/インディ レーベル・ガイドブック」が刊行された。

数多く刊行されている「ディスク」ガイドではなく、「レーベル」ガイドというのが本書の要。

ele-king編集長、野田努の序文によれば、本書は主としてクラブ・カルチャーに重点を置いて編集されている。加えて、エレクトロニック・ミュージックと関連したレーベルや、クラブ・カルチャーと親和性が高いとされるインディ・ロックのレーベルもピックアップされている。基本的なリストアップは三田格が担当し、ダブステップは高橋勇人、ジャングルは飯島直樹、ハウス、テクノ、ミニマルの補足は河村祐介、取材・構成は松村正人と、さまざまなライター陣が執筆に携わっている。

そのサウンドだけでなく、主催ウィル・バンクヘッドが手がけるアナログ・レコードの装丁も毎回話題となるUKカルト・レーベルの最先端〈The Trilogy Tapes〉や、ジム・オルーク、フェネスなどを擁し、エレクトロニカから最近のレフトフィールド・エレクトロニクスまでをも貫く〈Editions Mego〉、ロウハウス〜インダストリアル・アンダーグラウンドの牙城、NYアンダーグラウンドの最重要レーベル〈L.I.E.S.〉など紹介は多岐に渡り、それぞれ1〜2ページごとにレーベルの概要と主要アーティスト、関連レーベルが記載されている。また冒頭と巻末にはジャンル別、人名別のインデックスも添えられている。レーベルは国ごとに振り分けられ、日本からもWorld’s End Girlfriendが主宰する〈Virgin Babylon Records〉やネット・レーベルの雄〈Maltine records〉など先鋭的な顔ぶれが並ぶ。

レーベル・ガイドの他にも、ここ数年ますますヨーロッパでも、その評価が高まっているDJ NOBUや、大阪を拠点に活動するDJ、行松陽介へのインタヴュー、ベルリン在住で通訳、ライター、アーティスト・ブッキングなどを行う浅沼優子によるベルリンのインディー・レーベル事情などの記事も掲載。作品・アーティスト単体の情報だけでは見えてこない、細分化された今のクラブ・カルチャーシーンの全景を俯瞰するのに最適な1冊となっている。ぜひ手元に置いておきたい。(稲田)

・ele-king books公式ページ『クラブ / インディ レーベル・ガイドブック』
http://www.ele-king.net/books/005003

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