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【米ビルボード・アルバム・チャート】The 1975が自身初の全米チャート1位に、マックルモア&ライアン・ルイスは初登場4位

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 UK出身のオルタナティブ・ロックバンド、The 1975の2ndアルバム『君が寝てる姿が好きなんだ。なぜなら君はとても美しいのにそれに全く気がついていないから。』が首位デビューを果たした、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。

 2013年に『The 1975』でデビューを果たした、英マンチェスター出身の4人組ロックバンド、The 1975。楽曲の内容含め、何かと話題が絶えない彼らだが、今作もインパクトあるタイトルが揃っていて、邦題史上最長となるアルバム名も、彼らならではといったところ。ワン・ダイレクションや、エド・シーラン等がパネルで登場するビデオが話題の「ラヴ・ミー」や、「ザ・サウンド」など、先行シングル4曲のヒットを受け、初動枚数は10万枚を突破し、アメリカのみならず、UK、オーストラリア、ニュージーランド、スコットランドでもNo.1デビューを果たした。

 4位に初登場したのは、マックルモア&ライアン・ルイスの2ndアルバム『ディス・アンルーリー・メス・アイヴ・メイド』。2012年にリリースしたデビュー盤『ザ・ハイスト』(最高位2位)から、およそ3年半ぶりとなる2ndアルバムで、すでに主要6か国でTOP10入りを果たしている。2013年の年間No.1ソング「スリフト・ショップ」、同年の年間5位「キャント・ホールド・アス(feat.レイ・ダルトン」などの大ヒットを受け、今作からは「ダウンタウン」がスマッシュヒットを記録し、アルバムのセールスへ繋げた。90年代を彷彿させる、正統派のヒップ・ホップ・トラックが揃っていて、セールス云々ではなく、アルバム・クオリティとしても高い作品と評価できる。

 先週の120位から6位へ、一気にジャンプアップを果たしたのは、ケリー・クラークソンの7thアルバム『ピース・バイ・ピース』。2月25日に、『アメリカン・アイドル』でタイトル曲を披露したことが話題を呼び、昨年3月にリリースされた本作も、一気に売上を伸ばし、再びTOP10入りを果たした。タイトル曲「ピース・バイ・ピース」は、iTunesチャートで首位を獲得し、今週のシングル・チャートでは8位にデビューを果たしている。この曲の単体ポイントも、アルバムの売上に貢献した。

 9位には、ヘヴィメタル・バンド、アンスラックスの11作目となるスタジオ・アルバム『フォー・オール・キングス』が、34,000枚を獲得してデビューした。1984年、『フィストフル・オブ・メタル』でデビューし、翌年の『狂気のスラッシュ感染』で初のチャートイン(最高位113位)、1993年の6th『サウンド・オブ・ホワイト・ノイズ』では7位をマークし、初のTOP10入りを果たすが、次作『ストンプ442』では、47位までランクダウンし、20年以上TOP10入りを逃すことになる。しかし、5年前にリリースした10作目、『ワーシップ・ミュージック』が最高位12位をマークし、カムバックすると、本作でおよそ23年ぶりとなる、自身2作目のTOP10入りに、完全復帰を果たした。

 2位のアデル『25』や、3位のリアーナ『アンチ』、ジャスティン・ビーバーの『パーパス』(5位)など、【ブリット・アワード2016】の出演アーティストの作品はTOP10内にランクインしているが、彼らに至ってはシングル・ヒットなどの影響もあり、TOP10以下をみても、さほどアワードの効果はチャートに反映していないように思える。【グラミー賞】でもそうだったが、今年は話題性だけでは、セールスに繋げられない傾向にあるようだ。

Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートの掲載は、9日22時以降となります。

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