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ラクガキでコミュニケーションが円滑に!?誰でもできる簡単メモとり術

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こんにちは、谷益美です。

学校で企業で行政で、そして酔っぱらってのお悩み相談で、老若男女のコミュニケーション相談に乗ること11年。

「色んな人には会うんですが、どうも次につながりません」

「打合せしたのに、どうしてみんな決めた通りにやってくれないんですか!?

などなど、コミュニケーションに関するお悩みは尽きません。今回は、そんなこんなのお悩みに効く「ノートの取り方」お伝えします。

そのお悩み、ノートを書いて解決しよう!

そもそもコミュニケーションとは、語源から言えば「共有する」こと。しかしながら実際には、「言ったつもり」「聞いたつもり」のつもり違いで実は共有できていなかった!なんてことがよくあります。

「あの時ちゃんと説明したよね?」「聞いてません!」

こんな不毛なやり取りに終止符を打ちたいと思うなら、打合せや会議のやり取りは、ノートに書いて共有しましょう。

共有するためのノートですから、相手にもちゃんと読める字で、ある程度の丁寧さを持ってまとめることが大切です。

メモを取ろうと思うと、聞く姿勢も相手の話への集中力も変わります。退屈で居眠りしそうな会議や打合せこそ、書くぞと決めて臨んでみましょう。

そもそもノートを人のために取る「見せるノート」を意識して実践している人は少数派。「この人は、他の人とはひと味違うぞ」と思わせる効果もついてきます。

あっという間に覚えてもらえる。最強!ラクガキノート対話術

「ひと味違う」どころか、ノートひとつで誰とでもつながれる、そんなスゴいノートを書く人もいます。

「ラクガキノート術」の著者、タムラカイさん(通称:タムカイさん)を、私が担当する早稲田大学ビジネススクールの講義にお呼びしたときのこと……

▲講義内容をノートにまとめるタムカイさん

タムカイさんが講義中に描いたノートがこちら

書き始めた途端に周りがどよめき、書き終えたノートを見たいと色んな人が寄ってきます。・・むむ、ちょっと羨ましいぞ(笑)。ここはひとつ、タムカイさんご本人に解説をしていただきましょう。

タムラカイ:はじめまして、タムカイと申します!

谷さんに「ちょっと遊びに来なよー」と呼んでいただき、せっかくだしノートでもとるかと描いていたところ、気づけばこんなところに(笑)

さて、私のノートの特徴は見ての通り「ラクガキ」をたくさん入れていることです。

みなさんも子供の頃からたくさんメモやノートを書いてきたと思うのですが、後で読み返す方ってどれくらいいるでしょうか?書いて満足して、次の日に見返しても字ばっかりでパタンと閉じてしまって……。そんな経験はありませんか?

極端な話、ノートをあとで見返している自分というのは他人みたいなものなんですね。他人が書いた文字ばかりの走り書きのノートを読みたいかどうか…、答えは考えるまでもないでしょう。そこで他の人が見ても楽しくなるようにと、私が色々やってみた結果たどり着いたのがもともと好きだったラクガキを入れる事でした。

はじめは自分が見返すためだったのですが、今では講演者やまわりの方からも「見たい!」と言っていただけて、谷さんからは「人とつながるノートだね!」なんて言われ、本当にありがたいかぎりです。

……タムカイさんのノートを見て、「こんなスゴいの書けません!」と思った方。あきらめるのは時期尚早です。ちょっとしたコツさえ分かれば、「100種類の表情」だって、すぐに誰でも描けるようになっちゃいます。タムカイさんに学んだコツは「パーツに分けて、組み合わせる」ことなのです。

パーツに分ければ誰でも描ける。カンタンイラスト上達法

顔の表情を決めるのは、「口、目、眉」の3点セット。それぞれのパーツを組み合わせれば、あっという間に100種類の表情が出来上がり。他にも、○△□や、棒、点を組み合わせれば、身の回りの様々な物が表現できます。携帯に入っている「アイコン」も良いお手本。描ける物から取り入れて、早速「見せるノート」を書いてみましょう。

どう書こうかと悩んだら。ここで差がつく3つのポイント

ようし書くぞと思ったら。まずは3つ、決めておきましょう。


1.ヘッダの内容

ノートの頭「ヘッダ」には、会議や打合せのタイトル、日付と開始時刻と終了時刻、参加者の名前や会場名を書きます。最初に書くことを決めておくことで、ノートを開いて白紙の状態でフリーズする、という状態が無くなります。できれば最初に「今日の議題」や「決めるべきこと」もリストアップしておくと、打合せのヌケモレ防止につながります。

2.今日のまとめ&脱線ネタ用スペース

ヘッダを書いたら、次はスペースを切っておきましょう。

ノートの右端4分の1くらいの場所に縦線を1本引きます。色んな人との会話では、本題からズレて脱線することも。本題の内容は真ん中に、脱線したらここに書く、と決めておけば、それだけでスッキリまとまりやすくなります。

打合せの最後には、もう1本横線を引いて、その時決まった内容をまとめて書いておきましょう。「いつまでに、誰が、何をするのか」が明確になっているかも要チェック。まとめを書く習慣がつくことで、これから何をすべきかが整理され、「あ、やるの忘れてた!」といううっかりミス防止にも役立ちます。

3.自分を表すイラスト

重要ポイントは、フキダシを使って強調するとメリハリが利いて見やすくなります。その時あると便利なのが、自分を表すちょっとしたイラスト。くるっと○を描いてその中に目と口を書き込めば、カンタンに描ける自分キャラの出来上がりです。先ほどご紹介した「100の表情」で描き分けると、一層表現が豊かになりますから、是非挑戦してみてください。「これは大事!」「○○までにやる」とコメントを添えて、フキダシとイラストで楽しく強調してまとめましょう。

最初の一歩は小さめに。できることから始めてみよう

分かりやすく、見ても楽しい「見せるノート」は、周りの人にも印象深く、記憶に残りやすくなります。しかし、いざ人に見せるとなると、「字が汚い」「漢字が書けない」「上手にまとめられないし・・・」と、色んな理由で二の足を踏んでしまう方も多くいます。

ノートを見たら全てがわかるというレベルまでまとめる必要はありません。見せながら説明できる、見ることで自分や相手が話の中身を思い出せる、そういうツールになればまずはOK 。まずは大事なキーワードを時系列でメモするだけでも十分です。書き始めれば、徐々にではありますが、必ず上手になっていきます。

それでもちょっと・・・、と思う場合は、まずは自分のための「見せないノート

で練習してみましょう。たとえ相手に見せなくても、「ヘッダ」と「まとめ」「少しのイラスト」を書いてみるだけでも、自分の姿勢や、コミュニケーションの質が変わります。

やり慣れていないことをやるときは、できるだけカンタンなところから。小さな1歩と自分の変化を楽しみながら、続けてみてくださいね。

著者:谷益美

『タイプがわかればうまくいく!コミュニケーションスキル』著者。高校時代は漫画研究部部長。専門はビジネスコーチング及びファシリテーション。企業、大学、官公庁などで年間150本超のファシリテーティブな場作りを行う。リーダー、マネージャー、営業担当や学生など、幅広い対象者から「笑える学べる元気になる」と好評。

http://www.1234go.net

特別ゲスト:タムラカイ

『ラクガキノート術』著者。ラクガキコーチ、デザイナー、ブロガー。彫刻家と陶芸家の両親の元に生まれ、幼い頃から「表現すること」に触れて育つ。美術系大学を卒業後インハウスデザイナーとして企業に勤める傍ら、人生の楽しみ方をデザインするブログ「タムカイズム」を運営。

人生をたのしくするラクガキ講座「ハッピーラクガキライフ」を主催。企業や自治体とのコラボ開催も多数。

http://happyrakugaki.com/

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