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「ハトと、どんな絆を築きあげたいと思ってらっしゃるんですか?」 名古屋のハト男への突撃取材に視聴者から失笑漏れる

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名古屋市に、100羽以上の鳩にエサをやり近隣住民に「ハト男」と呼ばれる男性がいます。5年ほど前にアパートの1階に越して来た50代のこの男性は、自宅前の道路にパン屑を大量に撒いて鳩を集めています。

道路やアパートの屋根には鳩が大挙して押し寄せ、大量のフンや羽で近隣住民の大迷惑。何度注意しても止めないどころか威嚇してくるため、同じアパートの住人も「迷惑三昧だわ」と困り果てていました。公園でもエサを撒いており、近くの住民からも苦情が出ています。(文:篠原みつき)
放水にもめげず「水では分からない」としつこく迫る

2月29日朝の「羽鳥慎一のモーニングショー」(テレビ朝日)では、このハト男を直撃取材する様子が放送されました。エサをやり出したきっかけは、鳩が道で死んでいるのを見かけて哀れに思ったことから。ハト男の言葉を、知人男性はこう証言します。

「誰もやらないので死んでいた。俺がやらんことには可哀想だて」
「(鳩にエサをやるのは)迷惑もわかってる」

エサやりに居場所や生きがいを感じているのでしょうか。自宅ではウサギや文鳥も飼っており、ウサギの治療に「2回で1万8000円とられた」とも。そんな「動物好き」ですが、2週間前ほどからテレビ取材にバケツの水を浴びせたり、足蹴りで威嚇したりするなど過激な行動で注目を浴びています。

この日も、なんとか男性の話を聞こうと接近を試みる中谷隆宏リポーターに、バケツの水を何度もかけ、「これが俺の言い分だ!バーカ!」と捨てゼリフ。しかし中谷さんは冷静に対応し、決してひるみません。

とうとうホースで放水し出したハト男に対し、中谷さんは水をかけられながら「動物愛というところから聞かせていただきたいんですが」「水では分からないです」と迫ります。さらに放水に耐えながらこんな質問まで。

「ハトと、どんな絆を築きあげたいと思ってらっしゃるんですか?」

TBSではレポーターが油をかけられるシーンも

この光景を見た視聴者からは、ツイッターで「シュールすぎる」「笑い止まらないんだけど」などと驚きの声が上がりました。ハト男への批判が多かったものの、中には、

「わざわざ水をかけられにいくという、ヤラセのような番組を見た」

と、ハト男を煽ってあざとい場面を作り出す番組づくりに嫌悪感を表わす人もいました。

水にも蹴りにも動じることなく、果敢に質問を続けた中谷さんのレポーター魂には恐れ入りますが、寒空の下、びしょびしょになりながら質問を続ける姿に「そこまでやるか」と正直引いてしまう気持ちも起きます。

同じ日の「白熱ライブ ビビット」(TBS)でも、寺田裕紀レポーターによるハト男への取材が放送され、油のようなものをかけるシーンがありました。

ハト男のもとには先週金曜日、名古屋市の職員が行政指導に訪れましたが、呼びかけに応えなかったため職員たちはやむなく帰って行きました。取材を激しく嫌う理由について、知人男性は「生活保護(受給者)だから」と明かします。

エサなど無駄なお金を使っていることがバレれば、保護費の支給に影響が出る。そのことを気にして行政指導には居留守を使い、取材は一切受け付けないといいます。
住田弁護士は「就労不能なんでしょうか」と疑問視

番組コメンテーターの住田裕子弁護士は、全く別の観点からと断りつつ、「(ハト男は)元気に見えました。就労不能なんでしょうか」と疑問視していました。ネットでは「こんな奴に生活保護も年金も要らない」と賛同する声がある一方、こんな批判もあります。

「名古屋のハト男のせいで生活保護の人たちの肩身が狭くなるな」
「ハト男の(生活)保護を止めよう! って人はメディアの思うツボだな」
「まだ若いのに生活保護で…餌代が役所にばれたら…。そこが狙いなのか?」

どういう事情か分かりませんが、働けないのかと言いたくなる気持ちは分かります。しかし「これだから生活保護は」と受給者全体に矛先が向くようなことがあってはなりません。

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