理系のロマン! リアルすぎる宇宙飛行士プラモデル『1/10 ISS 船外活動用宇宙服』
宇宙飛行士の船外活動の様子をそのままリアルに再現した1/10スケール(全高190mm)のプラモデルが登場します。バンダイは、NASAが開発した国際宇宙ステーション(ISS)の外に出て作業する際に着用する『船外活動用宇宙服(EMU、Extravehicular Mobility Unit)をプラモデル化。外観のディテールはもちろん、各関節の可動により宇宙空間における宇宙飛行士の様子をリアルに再現しました。
どれだけテクノロジーが進化しても、宇宙空間は永遠のロマン。バンダイは“知の魅力”を伝える理工系プラモデル『Exploring Lab.(エクスプローリング・ラボ』シリーズの第1弾として『1/10 ISS 船外活動用宇宙服』を9月23日に発売します。
外観のディテールのみならず、宇宙空間において、気圧で膨らみ動きが制限される『船外活動用宇宙服』のイメージをそのままに、独特の動きを可能な限り再現。無重力環境で踏ん張る足場である『APFR(Articulating Portable Foot Restraint)と専用台座が付属し、実際の運用時と同じく足首をひねって本体を固定できます。
ヘルメット左右のヘッドライトは白色LEDで点灯可能。スイッチ付き電池ユニットは、背中のバックパック内に装備しました。太陽からの強烈な日差しを緩和するために、複数層になっているヘルメットも忠実に再現。開閉スライド式の金メッキのバイザー、その下の2層のクリアバイザーもホンモノそっくりで、ヘルメットの着脱も可能です。
ヘルメットのカメラユニット、船外活動における緊急時に使用する装置『セーファー(SAFER、Simplified Aid for EVA Rescue)』は着脱式。『セーファー』は格納形態にも可変します。また、船外活動で使用する電動講義『ピストルグリップツール』と握り専用の右手も付属しています。
各部品の組み立てははめ込み式で設計されており接着剤は不要。付属の組み立て説明書(20ページ)では、宇宙開発や宇宙服の歴史・基本構成・各部の機能を7ページにわたって解説。組み立て順にレイアウトし、各パーツがどのような役割を果たしているのか、作りながら理解できるように工夫されています。
子どもの頃に宇宙飛行士を夢見たオトナたちに、もう一度ロマンを感じさせてくれるプラモデル。子どもと一緒に、暗くした部屋でいっしょに宇宙の話をしてみたくなりますね。価格は6300円(税込み、『Amazon』では4563円)。同シリーズの第2弾は、日本が誇る水深6500メートルまで潜れる潜水調査船『1/48 しんかい6500』を今冬に発売予定です。
京都在住の編集・ライター。ガジェット通信では、GoogleとSNS、新製品などを担当していましたが、今は「書店・ブックカフェが選ぶ一冊」京都編を取材執筆中。
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