恋愛も値切り交渉もうまくいく! 相手にOKをもらえる交渉テクニック3
「好きな人をデートに誘いたい」
「週末のバイトを、他の誰かに変わってもらいたい」
そんなふうに人に何か頼みごとをして、断られてしまった経験があるでしょう。
あなたは何も考えず、ただ自分の要求だけを相手に伝えていませんか?
それでは、うまくいかなくないことがあるんです。
でも、ちょっとした交渉テクニックを知っているだけで、OKをもらえる確率がグッと高まるんですよ。
ここでは交渉についての本から、3つの交渉テクニックを紹介しましょう。
恋愛にも、友達に頼みごとをするときにも、値切り交渉にも、役立ちますよ。
1. 先に与える「返報性(へんぽんせい)のルール」を使う
返報性のルールがあるために、親切や贈り物、招待などを受けると、そうした恩恵を与えてくれた人に対して将来お返しをせずにはいられない気持ちになるのです。
本『影響力の武器-なぜ、人は動かされるのか』P.35
http://www.amazon.co.jp/dp/4837957323/
「返報」とは、他人の好意に対してむくいること。
友達にノートを借りたかったら、先にジュースでもおごっておくと良いでしょう。
バイトを仲間に変わってほしいなら、事前に仲間のバイトを手伝ってあげましょう。
異性をデートに誘うなら、先にホメる・ちょっとしたプレゼントをするなど、何か相手が喜ぶことをしましょう。
お父さんやお母さんに「明日、駅まで迎えに来て」と頼みたいなら、事前に家のお手伝いでもしておきましょう。
家電量販店で値切り交渉をするなら、まず店員さんの見た目や知識の量などをホメてみましょう。
人は先に何かしてもらうと、お返しをしたくなるのです。
2. “BATNA(バトナ)”をもって交渉にのぞむ
・交渉では、まずは複数の選択肢を持つこと
・そして、目の前の選択肢とバトナ(他の選択肢のなかでいちばん良いもの)とを比較しながら、交渉を行なっていく
本『武器としての交渉思考』P.142
http://www.amazon.co.jp/dp/4061385151
家電量販店で値切り交渉をするとき、本命のA店で買物をする前に他店をチェックしておき、A店で
「B店やC店も確認したのですが、B店はこんなに安かったんです」
と言う。それが「バトナ」です。
A店は、お客をB店に取られたくないので頑張って値下げしてくれるかもしれません。
あなたは、A店が安くならなければB店で買えば良いのです。
気になる人をデートに誘うなら、「他の異性から誘いがあるけど断っている」とほのめかすのも良いかもしれません。
このように選択肢を複数もっておくと、気持ちに余裕を持てますね。
3.「ドア・イン・ザ・フェイス・テクニック」でOKをもらう
これは「ドア・イン・ザ・フェイス・テクニック」としても知られるテクニックですが、(中略)まず確実に拒否されるような大きな要求を私に出します。私がそれを拒否した後、それよりも小さな、あなたがもともと受け入れて欲しいと思っていた要求を出すのです。
本『影響力の武器-なぜ、人は動かされるのか』P.68
http://www.amazon.co.jp/dp/4414304229/
相手は、一度断った罪悪感から、その後の小さな要求をOKしてしまうのです。
気になる人と一度デートしたいのなら、まずは大きい要求をして断らせます。
男「今度、一緒に温泉旅行に行かない?」
女「は?いきなりそんなの無理でしょ」
男「だよね(笑)。じゃ、美味しいケーキのあるカフェ見つけたから、食べに行く?」
女「ほんと?まぁ、それくらいだったらいいけど」
家電量販店で10万円のパソコンを値切りたいときも同じ。
自分「ここから5万円安くなりませんか?」
店員「いやぁ、さすがにそれは無理ですねぇ」
自分「ですよねぇ。では、5千円安くしてもらえたら、買います!」
店員「ん〜(汗)、分かりました」
という具合です。
まとめ
学校でもバイトでも家でも、意外と人に何かお願いする機会はあるものです。
以上の3つだけでも覚えておけば、交渉の成功率はグッと上がりますよ。
そして何より一番大切なのは、自分の要求だけでなく、相手の気持ちを考えること。
相手が気持ちよくOKしてくれるよう、良い関係をつくりましょう!
※この記事はタウンワークマガジンとガジェット通信で共同制作しました。
文:ホラノコウスケ 企画:ガジェット通信
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