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節分で“まいた豆”って、そもそも食べなきゃいけないの?

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2月3日は節分。鬼役に扮したお父さんが、子どもに豆を投げられる日です(※)。楽しく豆まきに興じたあとは、年の数だけ豆を食べるところまでがセットになっているわけですが、その意味を正しく理解している人って、実はあまりいないんじゃないでしょうか? また、そもそも食べなきゃいけないものなんでしょうか? そこで、和文化研究家の三浦康子さんに節分の豆を食べる意味と、「食べる以外の作法」について伺ってみました。

※本来のならわしでは豆をまくのは家長の役目で、鬼役は不要です。豆を食べることで「心身の邪気を払う」

冒頭でも述べた通り、節分でまいた豆は「年の数だけ食べる」のが(スタンダードな)ならわし。筆者も子どものころそう教わりましたし、そうしてきました。でも、「なんとなく縁起が良い」という認識しかなかったんですよね。これ、どんな意味があるんでしょうか?

「一般的には、年齢よりひとつ多く豆を食べます(地域によって異なる場合もあります)。これには、新しい年の厄払いという意味が込められています。五穀のひとつである大豆には古来より穀霊が宿るとされていて、邪気を払う、炒った大豆を鬼の目にぶつけることで「豆を炒る」=「魔目を射る」につながり、魔を滅する「魔滅」に通じるともいわれます。とくに、『福は内』で家の中にまいた豆は、福を呼び込んだ縁起の良い豆。これを食べることで心身の邪気を払い、福を呼び込むことにつながるんですね」(三浦さん、以下同)

なるほど。だから外にまいた豆は食べないんですね(単にバッチイからだと思ってました)。

「家の中にまいた豆でも、拾ってほこりまみれだったら食べたくないですよね。だからこそ、床に落ちた豆をそのまま食べられるくらい日ごろから部屋をキレイにしておく必要があるわけです。部屋がいつも清潔なら健康でいられる。豆まきには、そうした生活習慣に対する教訓も込められているんですよ」そんなに食べられないよ、という人は…

とはいえ、筆者のように30も半ばになると、年の数だけ食べるのってけっこうきついわけです。豆35粒って、ハトじゃないんだから。

「その場合は、福豆を入れた『福茶』にして飲むのはいかがでしょう。湯呑に吉数である3粒の豆と塩昆布、梅干しを入れてお湯を注ぐと、とてもおいしくいただけます。この他にも、年齢+1粒の豆にお茶を注ぐ方法や、急須に年齢+1粒の豆と茶葉を入れて福茶とする方法があります」

また、それ以外にも、余った福豆を枡(ます)に入れて神棚に供える風習も(神棚がなければ高いタンスの上でもOK)。神様の力が宿った福豆のご加護により、その家には雷が落ちないなんて言い伝えもあるんだとか。ちなみに、処分する場合は白い紙に包み、できれば塩やお酒で清めてから捨てるのが望ましいそうです。

と、色々書きましたが、これらはあくまで一般的な作法。三浦さんによれば、そもそも節分の作法にひとつの正解があるわけではないので、それぞれの地方、家庭に伝わるやり方で構わないとのことです。お好みのスタイルで、節分をエンジョイしてみてはいかがでしょうか。●取材協力
和文化研究家・三浦康子のホームページ
元記事URL http://suumo.jp/journal/2016/02/03/105315/

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