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就活生が「インターンシップ」の応募に落ちたとしても、気にすることはない理由

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今の時期、新卒向け就活ナビサイトには「冬季インターンシップ」の情報が掲載されています。多く見受けられるのは、実施1日の通称「ワンデーインターンシップ」です。

これはインターンシップ(就業体験)というよりも、実態は単なる会社説明会です。とはいえ会社の情報を集めるためにはよい機会なので、就活生のみなさんは少しでも興味がある会社や業界のものがあれば、参加することをお勧めします。(文:河合浩司)
大企業以外は「採用に結びつかない」と敬遠気味

ただ、最近耳にするのは、「志望していた会社のインターンの選考で落ちてしまったのですが、本番の選考で受けてももうダメなのでしょうか?」という話です。この時点で拒否されるなんて、自分は就職できないのではないかという不安につながるようです。

確かに大企業の中には、インターンを実質的な選考の場として「青田買い」をしているところもあります。そのような会社の場合は学生の申し込みも多く、書類選考の段階で学校名によって振り分けている可能性もあります。

もしも自分で「そういうことなのかな」と思ったら、無理目の大企業はあきらめて、自分に合った就職先に切り替えるいい機会なのかもしれません。もっとも、諦めずに本番の選考に向けて準備をしておくことも考えられます。

一方、大企業以外では、インターンシップの開催は「手間ばかりかかって採用結果につながりにくいもの」という捉え方をしているのが正直なところです。なぜなら選考をして内々定を出しても、それを保険にして別の会社の選考に参加し、結局は辞退されてしまうことが少なくないからです。

であれば、本番の選考に注力した方が無駄がありません。そんな中、今季の就活後ろ倒しによる影響でよく耳にするようになったのが、「開催されないけど募集だけはしているインターンシップ」です。「空(から)インターンシップ」とでも言いましょうか。
ナビサイトの営業に応じて「カラ開催」する会社も

この背景には、就活ナビサイト運営会社の思惑があります。就活後ろ倒しは、ナビサイトからすると売上につなげる期間が大幅に短くなるので、死活問題です。

そこでナビサイトは「インターン情報」を載せることを口実に営業をかけ、取引期間を延ばし、採用時の求人広告掲載につなげる作戦に出ています。企業側からすると「とりあえず無料なら情報を掲載していいですよ」と意思表示さえすれば、学生に対するPRツールが手に入るのですから助かります。

しかし、実際にインターンをするには多大な手間暇がかかります。そこで前述したような中堅・中小企業の中には、「インターン募集!」と書きながら開催せず、書類選考の段階で「全員落とす」会社があるのです。

さすがに開催の気配がないとまずいので、来春入社の内定者を呼んで写真を撮り、さも開催したかのように見せる用意もしているとのこと。これでは「選考に落ちてしまった」と気に病む方がバカバカしいですね。

一方、これとは逆に、エントリーした学生全員が通過するものもあります。最初から全員合格にするつもりでも、わざわざ書類選考の手続きをする振りをします。ただの申込みより「あなたは合格しました」とした方が参加率の上昇が見込めるからです。

結論としては、インターンシップの選考で落ちても受かっても、あまり気にせず本番に向けた準備を進めようと決めた方がよさそうです。

あわせてよみたい:「インターンに単純作業」はブラック労働なのか?
 

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