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「たいがいにせい!利益は1円もいらない!」 孫正義×堀義人 対談全文書き起こし(7)

孫正義氏(右)と堀義人氏(左)

 ソフトバンクの孫正義社長とグロービス代表の堀義人氏が2011年8月5日の夜、公開討論会を行った。堀氏を含め孫氏を「政商」だと批判する人が多いことについて、孫氏は「たいがいにせい!利益は1円もいらない!」怒りをあらわにした。これに対して、堀氏は「政商」発言を撤回し、両者が肩を組み、握手をした。

 その後、逆に堀氏が孫氏に「原発関係者が目先の利益を考えているという発言を撤回いただきたい」と詰め寄る場面もあったが、孫氏は「僕は原発に今まで関わってきた全ての人が、目先の利益論者でけしからん輩だなんて言った覚えは1度もない」と反論していた。

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http://live.nicovideo.jp/watch/lv58739430?po=news&ref=news#2:42:34

 以下、孫氏と堀氏のやりとりを全文、書き起こして紹介する。

「素人だけど私は私で信じることを一生懸命言う」 孫正義×堀義人 対談全文書き起こし(6)
http://news.nicovideo.jp/watch/nw97484

■「固定買い取りは世界中の共通のやりかた」

堀義人氏(以下、堀): 僕は最初の冒頭に申し上げたとおり、基本的に自然エネルギーに関しては賛成です。私は実は住友商事で実は電力事業を行っていたんですね。従ってその自由化された買い取り制度というものに関しても、そういうこと理解があって基本的にそれがなければ始まらないだろうということも理解しています。で、途中で市場が立ち上がった段階で価格を下げていけばいいとおっしゃっていますね。それならば僕は・・・

孫正義氏(以下、孫): 欧米だってそれが常識でやっているわけですから。

: 20年間固定になるとこれは・・・

: いや、一回契約したらそこからその年につくった設備は20年間固定買い取りですよ。これが欧米で、世界中でやっている共通のやりかたですから。だけどその年につくったら1回設備投資して回収するのに10年、20年かかるわけですから。それをつくった後に、後だしジャンケンで急にまだ回収が終わっていないのに値段を下げられるなんていったら誰も設備投資する人なんていないですよ。そういう状況では銀行からの借り入れは絶対できないですよ。

: スペインはそういう形でやっていますよね。

: いやいや、スペインもどこの国でも僕の理解では、1回契約したらその年に作ったその設備が20年間、むしろヨーロッパでは25年が多いですよ。日本では15年とか20年で、むこうは20年から25年でその年に契約してその年につくった設備が固定なんです。そして、その上で翌年新たにつくったやつは、翌年なりの相場でそのときにコストダウンできてる設備をすればいい。電力事業に関わっていた割にはそのポイントについては、ぜひ正しい理解をして頂きたい。ヨーロッパではそれが常識のルールだ。

: 僕はなぜそれを申し上げたかというと、孫さんが出ていた週刊ダイヤモンドを見ると、その商社の方が言っているのは、2割、3割減ってしまったというんですよ。買ってくれる電力料金に関して。売り上げ自体が。

: 新たに作ったやつについてはということです。

: それはちょっと外国の話ですけれども・・・

: それは新たに作るものに対する料金が、その年に前の年につくった設備よりは減ったという意味ですよ。正しく理解して頂きたい。僕は確認しています。

: 僕も確認して間違っていたら訂正しましょう。お互いね、訂正しましょう。それがフェアだと思いますね。そう書いてありますから。

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