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親同士が子どもの結婚相手を探す「代理婚活」 互いに求める条件を遠慮なくぶつけ合えるメリットも

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人生のパートナーを得るために結婚相談所に登録したり、お見合いパーティーに積極的に参加したりする「婚活」だが、必死になっているのは本人たちだけではない。最近では結婚したい本人ではなく、親同士が相手を探す「代理婚活」が盛況になっているという。

1月7日放送の「直撃LIVEグッディ!」(フジテレビ)では、日本最大の代理婚活イベントに潜入。そこでは、200人を超える親たちが息子・娘のために良縁を得ようと奮闘。番組はイベントに参加していた2人の親に密着していた。
「ごめんなさい。大学院出てる場合はダメよ」と母親

41歳会社員の次男のために参加した吉田さん(仮名)は、今回が2回目の参加。33歳医療関係職の息子がいる佐々木さん(仮名)は初参加だ。イベントはまず結婚希望者の「スペック」が書かれたチェックリストを読み込むことから始まった。

リストには年齢や身長、体重、最終学歴のほか、趣味や長所、勤務先の休日、転勤の有無に加えて、親からのアピールポイントも書かれている。いざ交流が始まると、吉田さんは34歳会社員の娘を持つ母のもとへ猛ダッシュした。

吉田さんの息子の身長について「小柄な感じに見える」と指摘されると、「小柄じゃない。普通、普通です」と必死にかばう。しかし相手が大学院卒なことに気付くと、「ごめんなさい。大学院出てる場合はダメよ」と態度を翻した。

吉田さんは、学歴は男性の方が上がいいと考えているためだ。身長や学歴などの条件をはっきり言えるのが、当人を挟まない代理婚活の場であるようだ。

一方で佐々木さんのもとには、人だかりが。中々理想とする相手が見つからないようだったが、31歳ピアノ講師の娘を持つ母に興味を惹かれた様子。息子は「目の大きい人」を希望しており、その条件にも合致するため、最後に連絡先を手渡していた。
「親の反対がない」というメリットも。本人たちも「感謝してる」

まるで自分の結婚のように必死な親たちだが、なぜそこまでするのか。佐々木さんは「色々ご縁がなくて、それで(自分に)責任を感じて」と語った。子どもが結婚できるかどうかには、親の責任があると考えているようだ。

良い相手を見つけられなかった吉田さんは、「今度3回目必ず来ます」と宣言。リポーターのつぶやきシローから、息子に自分で見つけるよう言えばいいのではと問われると、こう答えた。

「30そこそこだったらそう思うんでしょうけど、もう40ですもん。立ち上がらなきゃって思うじゃないですか。子どものために、息子のために」

番組はまた、代理結婚でゴールインした東京在住の西さん夫妻を取材していた。4年前、親同士が代理婚活のイベントで知り合い、出会いからわずか3か月で結婚に至った。

妻の智香さん(38)は「本音を言うと自分で見つけたかった」と明かしたが、それが難しい状況だったため、親が参加すると言ったとき「じゃあお願いします」と答えた。夫の祐史さん(40)も出会いがなく、自身が動けない状態であったため、父から「(代理婚活に)行くぞ」と言われたときに「どうぞ」と答えたと語った。

代理婚活のメリットとして、親同士がすでに交流しているため、親からの反対がないことを挙げた。智香さんは結婚について「今となれば、こういう風に家庭も築けて感謝してる……親に」と、娘を抱えながら幸せそうな笑顔を見せた。
ネットは「代理婚活してもらうくらいだったら一生独身貫く」

イベントを主催した「マリックス親おや交流会」の升村要氏は、代理婚活が求められる背景として「会社の上司などからの縁談」や「世話焼き仲人」が減ったことをあげた。結婚しない人を心配する第三者が減り、代わりに親が動くようになったのだという。

しかしスタジオでは、キャスターの高橋克実さんが「これが現実っていうのがちょっと、本当に信じがたいですけれども」と呆気にとられた様子。パネラーの麒麟・川島さんも、親の理想を追い求めることになっているのではと首を傾げた。

「息子の理想じゃなくて、『こんな息子がおったら、こんな娘がおったらな』みたいな理想が出てしまっている」

一方で親の気持ちも分かるようで、自分の親が代理婚活をしていたとしたら「そこまで追い詰めてしまっていたんだってことで、初めて自分で動き出すかもしれない」と、行動しない子どもたちの後押しになるのではとの見方を示していた。

ただ、番組の視聴者からは親が出しゃばりすぎという印象が拭えなかったようだ。ツイッターには「代理婚活をするような親のところへは嫁ぎたくない」「親に代理婚活してもらうくらいだったら一生独身貫くよね」などと違和感を表す人が少なくない。

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