“ネガティブな双子”も登場! “ツインズアイドル”進化論

次々に新しいブームが起き、人気者が出てくる芸能界で、昔から脈々と受け継がれている分野がある。それが“ツインズアイドル”いわゆる双子のタレントだ。
古くはザ・ピーナッツやザ・リリーズ、最近ではマナカナなど、どの程度メジャーになるかは別にして、いつの時代もこの分野では安定した需要がある。アイドルとは言えないが、きんさんぎんさん、おすぎとピーコ、ザ・たっちなども、愛され方としては同じだと思う。

一体、双子の魅力というのは何なのだろう。
まず、単純にそっくりな人間が二人いるのが珍しいということが言える。普通の人なら鏡や写真を使わなければできないことが日常としてあるわけだ。これは面白い。
次に、一人ぶんの魅力が倍になるという点だ。当然声質も似てくるから、歌を歌えばきれいなハーモニーになる。愛らしさなら愛らしさが、面白さなら面白さが倍になる。
そして、ファンになっていくにつれて面白く感じるのが“二人の違っているところの発見”だ。例えば、顔立ちやちょっとした特徴で二人を見分けたり、意外と性格が真逆だったりというのも面白いところだ。

ここ最近の知名度ではマナカナが独走状態だが、いくつか期待のツインズが出てきているので紹介したい。
一組目は、2008年に映画『ブリュレ』で主演デビューした中村美香さん、梨香さん姉妹。翌年のプレイボーイ×avexのグラビアアイドルオーディションの最終10名に二人そろって残るなど、グラビアでも活動している。
続いては、蒼(あおい)あんなさん、れいなさん姉妹。それぞれ法政大学、フェリス女学院大学出身の才媛。『平成教育学院』への出演や、なか卯のCMなどでご存知の方もいるのではないだろうか。
そして、最後に紹介したいのは、昨年3月までフジテレビ深夜に放送されていた、『キャンパスナイトフジ』にレギュラー出演していた矢敷真帆さん、梨紗さん姉妹。昨年のM-1グランプリに“矢敷姉妹”として出場し一回戦を突破。今年の日テレジェニックを決める『アイドルの穴2011』では、梨紗さんが最終25人、真帆さんが最終18人に残るなど健闘した。

そんな二人の売りはズバリ“ネガティブ”。
今までの双子タレントは、仲が良いこと、息が合うこと(同じ回答を同時にするなど)が特徴的で、そこにはどこか見ていて微笑ましくなるような感覚があった。しかし、矢敷姉妹に関してそれはない。とにかく言うことやること全てネガティブ。お互い今まで彼氏ができた経験がないことをかなりコンプレックスに感じているらしく、前向きな話がほとんど出てこない。二人の見分け方も“キツイ顔”の方が真帆さん、“弱気な顔”の方が梨紗さんといった具合で、こちらもあまりプラスのイメージではない。

『キャンパスナイトフジ』や、二人で放送していたUSTREAM番組『矢敷姉妹のトーク番組』でも、いつも口げんかをしていて、仲の良さを一切アピールしない。しかし、この“双子であるのに仲良くない”という感覚が、逆に斬新で面白い。
『IJPイジュウインパーク』で共演した伊集院光さんは、そのクールなルックスとネガティブな言動から、彼女たちを“邪悪なマナカナ”と称した。
今までにないタイプの二人は“ツインズアイドルの進化型”と言えるかもしれない。

7月22日には、ファーストDVD『Travel of Twin』を発売した二人。グアムで撮影したという本作は、二人にはめずらしく(?)セクシーな姿で仲良く戯れている姿なども収められており、ファンならずとも一度見ておきたい作品になっている。
また、8月6日14:00~ 秋葉原ソフマップアミューズメント館で発売イベントも行われる。二人のクールでネガティブな世界に触れたい方は、行ってみてはいかがだろうか。

※画像は矢敷真帆・梨紗公式ブログより
http://ameblo.jp/yashiki-shimai/

※この記事はガジェ通ウェブライターの「プレヤード」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?
とにかくアイドルが好きで、アイドルについて綴ったブログももう7年目。記事数も120ほどになります。
アイドルファン歴も20年越え。新旧問わずアイドルの魅力や素晴らしさを伝えていければと思っています。

モットーは「生涯一アイヲタ」「人生で大切なことはアイドルから学んだ」。
夢は、世の中の「アイドル」と呼ばれる人たち全てが幸せになることです。

  1. HOME
  2. エンタメ
  3. “ネガティブな双子”も登場! “ツインズアイドル”進化論
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。