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意外? 当然? 近居や同居のきっかけは「結婚」がトップ

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UR都市機構(独立行政法人都市再生機構)が、親世帯と同居または近居をしている子育て世代にその「きっかけ」を聞いたところ、「結婚」を挙げる人が圧倒的に多いことが分かった。はたしてこの結果は、意外なのか当然なのか……。【今週の住活トピック】
「子育て世代に聞く 親世帯との同居・近居に関する意識・実態調査」公表/UR都市機構(独立行政法人都市再生機構)特に20代で多い、「結婚」が同居・近居のきっかけ

調査対象は、「親世帯と同居」または「親世帯と近居」している、「15歳以下の子を持つ五大都市圏の20~49歳の男女」で、同居と近居は412名ずつの同数となっている。近居の定義は「車や電車で1時間以内の距離に居住」となっている。30分以内という定義を用いるケースも多いので、少し遠めの近居も含んでいる印象だ。

調査結果を見て筆者が最も意外に感じたのは、同居や近居を始めたきっかけだ。
新婚時代は親世帯からできるだけ離れたいけれど、住宅を購入するとか、子どもができたという場合には近くにいたほうが何かと便利……、というイメージを持っていたが、結果を見れば予想に反して、「結婚」が大きなきっかけとなっていた。特に20代では、結婚をきっかけに同居を始めたのが38.3%、近居を始めたのが72.7%と他の年代と比べて極めて高い傾向が見られる。

調査結果にその理由は示されていないので、ここからは推測の域を出ないが、二つの見方が考えられる。

一つは、「結婚」というタイミングが、自分たちだけでなく、互いの親世帯を含んだ「家族」というものを強く意識するようになり、家庭生活のスタートから、親世帯の住まいとの距離を考えているという見方だ。もう一つは、仲良し親子が増えている背景から、親離れや子離れが緩やかになっているという見方だ。

この二つでは世帯の自立性という観点で大きな違いがあるが、いずれの場合も、同居や近居をしなければならない事情があるというより、結婚後も行き来できる距離感でいたいということなのではないか。

【図1】同居・近居を始めたきっかけ(複数回答)/出典:UR都市機構「子育て世代に聞く 親世帯との同居・近居に関する意識・実態調査」より上位15件を抜粋し、編集部にて作成近居は「ハレ」に、同居は「ケ」にメリットあり?

同居や近居している子育て世帯が最も親世帯に期待していることは、「子供の緊急時に対応してもらえる」ことで、同居も近居もほぼ5割と同じ意見になっている。

一方、同居や近居のメリットについては、やや違いが見られた。
近居の場合、メリットの1位は「孫の成長を見せられる」、2位が「ご両親の緊急時にすぐかけつけられる」、3位が「子供の緊急時に対応してもらえる」で、この3つのメリットが極めて高い。

同居のほうも、これら3つのメリットが高いものの、「不在時のサポートをお願いできる」や「家事の負担が減る」、「共働きがしやすい」、「経済的に支援してもらえる」なども高い水準になっている。

【図2】同居や近居のメリット(複数回答)/出典:UR都市機構「子育て世代に聞く 親世帯との同居・近居に関する意識・実態調査」よりデータ抜粋し、編集部にて作成

最近あまり使われないが、「ハレ」と「ケ」という言葉がある。普段通りの日常を「ケ」の日、晴れがましい行事など非日常を「ハレ」の日と呼ぶ。

近居がメリットを感じるのは、非日常の「ハレ」で多いように思われる。孫の成長というのも、誕生日や入園式、七五三など節目で立ち会って見てほしいということであろう。一方で同居は、不在時のサポートや家事の負担、経済的支援など日常的なことにまでメリットが広がっている。

同居か近居かについては、さまざまな事情も影響するだろうが、「ハレ」と「ケ」での距離の近さというところに線引きがあるようだ。●参考
近居というこれからの暮らし方(UR都市機構)
元記事URL http://suumo.jp/journal/2015/11/25/101328/

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