こんな陽気な遭難映画は観たことがないです―映画『オデッセイ』

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http://www.foxmovies-jp.com/odyssey/

ふかみんです。2016年2月公開予定の『オデッセイ』試写会、参加してまいりました。

『オデッセイ』
2016年2月5日公開
マット・デイモン主演、リドリー・スコット監督・製作
2時間22分、3D、日本語字幕版で鑑賞

この映画オススメです。ひとりの鑑賞でもデートでも。ファミリーでも。

遭難する映画でこんなに笑えるとは思わなかった。そして最も大事なのは困難に立ち向かう「姿勢」で、それが結果を変えるんだ、ということを思い知らされました。

火星で遭難する…ときくと、悲壮感漂う映画なのかなと想像するかもしれませんが、まったくもってそんなんではなく、常に前向き、明るく、時には毒を吐きつつもジョーク交じりで、観ていて元気がでてきます。音楽も場違いなほど明るいのです。宇宙が舞台のSFというと、小難しい部分があるのかと警戒する人も大丈夫。難しいところはまったくなし。しかし宇宙で遭難して、そんなに明るく過ごせるんかい、と思う方もいるかもしれません。確かに、幾多の困難はありますが、それで心が折れてしまう人であればこの状況を乗り越えるのは難しいでしょう。そう考えると、非常にリアリティがあるなと改めて感じます。絶望してしまって、知恵を絞ることや前向きに動くことをやめた瞬間に死が訪れる。そんな状況では、絶望こそが最大の敵なんだなと思い知らされました。

ところで、以前のガジェ通記事でよしだたつき記者も書いてましたが『インターステラー』で宇宙遭難していたマット・デイモンがまたまた遭難してるっていう設定がちょっと笑えます。ただ、今回は隣の惑星、火星です。まだ、希望はある、のかな? 同じく『インターステラー』で父の帰りを待つ女性役を演じたジェシカ・チャスティンも今度は宇宙船の船長役で登場します。同じ宇宙を舞台とした映画でキャストがかぶるってのは面白い。

作品中、これら火星探索クルーの一人ひとりについてはあまり詳しく紹介されません。それでも作品は楽しめますが、できれば、以前ガジェ通で配信されたAOLさんの記事に出ていたクルー紹介動画を観ておくとよいでしょう。この動画のシーンは、映画本編には出てきませんが、クルーそれぞれの性格や趣味、専門領域をあらかじめ頭の隅に入れておくと、この作品がさらに楽しめるはずです。

(ふかみん/深水英一郎)

『オデッセイ』公式サイト
http://www.foxmovies-jp.com/odyssey/
※トップ画像は公式サイトより

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深水英一郎(ふかみん)

深水英一郎(ふかみん)

トンチの効いた新製品が大好き。ITベンチャー「デジタルデザイン」創業参画後、メールマガジン発行システム「まぐまぐ」を個人で開発。利用者と共につくるネットメディアとかわいいキャラに興味がある。

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