ライバルはテーマパーク!? モジャモジャだらけの京都エンタメ居酒屋【GOLDEN MOJA HALL】
京都は京福電鉄(嵐電)白梅町駅、立命館大学の学生が多く住むこの街で「ライバルはテーマパーク!」というテーマを掲げ、「もじゃもじゃな居酒屋」「しかも音楽スタジオもある」というお店がつい最近オープンしたとの情報が。なんだよそれ…
「GOLDEN MOJA HALL」ごーるでん、もじゃほーる…?
私事ですが、ライターmamita、学生時代は白梅町に住んでいたのです。
かつての地元に現れた謎のもじゃもじゃ、これは是非とも正体を知りたい!と早速調査に行ってきました。
ジャングル席から大正ロマン席まで!色々なコンセプト客席
ジャングル席、大正ロマン席、北欧席、銭湯席、オーセンティックバー、アメリカン酒場席などそれぞれの席にコンセプトがあって個性的です。
空いているお好きなお席にどうぞ。楽しくてどこに座るか迷ってしまいます。
こちらはオーセンティックバー席。ひとりのお客さんや、常連さんたちがよく座られるそう。
こちらは大正ロマン席。「古き良き日本と西洋への憧れが入り交じる」がテーマだそうです。
大正ロマン席から。ランプが良い感じです。
こちらは銭湯席。小上がりになっていて、ライブステージになることも。
オリジナルで作成したという赤富士。よく見ると「犬文字」になっています。
京大生の仕業でかつて一度だけ大文字焼きが犬文字焼きになった、という京都の有名な都市伝説をなぞっています。
アメリカン酒場席。
よく西部劇であるじゃないですか、ちょっとイカつくてガタイの良いアメリカ人が溜まっている酒場。無駄にきな臭い話とかしたくなりますよね(無いですかね)。
アメリカン酒場席はロフトの1階部分になっています。ロフトの柱にはお客さんたちの落書きがいっぱいです。
こちらは北欧席。ロフトの2階部分になっています。プロジェクターで映画が流れています。
カップルで座られるお客さんが多いそう。ソファがあるのでゆったりくつろげます。
ジャングル席。こちらもロフトの2階になっています。床は人口芝生。
手作りの家具が良い味です。女子会利用のお客さんが多いそうです。
もじゃもじゃだらけ!
そしてどうしても気になるのが、店内各所に飾られている、もじゃもじゃしたインテリア。ロフトから垂れ下がるもじゃ。
壁に飾られるもじゃ。
お店のスタッフの方に「もじゃもじゃですね…」と声をかけたところ
店長の趣味で。本当はもっとあったんですけど、枯れちゃったんですよ、空調のせいで。
oh…
オリジナルもじゃキャラ。店内用サンダルまでもじゃです。
そんなに高くないもじゃ!結構充実したメニュー
店舗外の看板。ご飯もお酒も。そんなにたかくないもじゃ!お気軽に!!もじゃ!!!
フードメニュー。おつまみ系、サラダ系、ご飯系と、そんなに高くないもじゃ!なお値段で充実しています。
フライドポテト 350円
フライドポテト。しっかり太めで、ビールのおつまみにぴったりです。
緑のお野菜たっぷりぎょうざ 350円
手作りのぎょうざ。皮はパリッ!お野菜たっぷりの餡が美味しいです。
可愛らしい店員のめぐちゃんが作っているそうです(ぐへへ)
アブノーマルな親子丼 680円
「アブノーマルな親子丼」という名前に惹かれて注文。温かいご飯の上に冷たいポン酢の蒸鶏&半熟卵が乗った丼です。
さっぱりとしていて、ぺろっと頂けます。
親玉もじゃがあらわれた!もじゃもじゃ店長の登場です
店長の新井ポテトです。あ、雇われ店長ですけど。
親玉もじゃが現れた!
たたかう
じゅもん
ぼうぎょ
→しらべる
気になるので、調べます。
えーと。ほんとにもじゃもじゃですね。ヒゲとか髪型とか‥。
宗教家的な貫禄さえあります。何者ですか?
レコード会社の社長やってます。古都レコードという会社です。最近、自分の城を持ちたくなって。縁あってこのお店の企画して、運営をはじめました。
音楽スタジオもあるもじゃ!
レコード会社社長!地下には音楽スタジオがあると伺いましたが。
はい。この建物、もともと地下はカラオケ設備があって。偶然呑み屋で知り合った、ここの建物で音楽喫茶を営業していた方から、何かもっと有効活用出来ないかと相談を受けた相談を受けたのがきっかけです。
せっかく立命館大学が近いんだから、学生向けにレンタル音楽スタジオを始めてはどうか、と提案しました。白梅町近辺は、スタジオが全然無かったんですよ。僕自身も立命館大学の卒業生で、大学時代バンドをやっていたんですが、練習場所があまり無くて。
ここはもともと設備と機材は揃っていたので、地下をDIYで改装して、音楽スタジオとして学生向けに貸出しを始めました。それから僕が経営しているレコード会社の所属アーティストの練習場所にも使っています。
所属アーティストさんは、店内にポスターが貼ってあるハンサムケンヤですね。
グッズ販売もされています。
狙い通り、スタジオが結構盛況になって。で、じゃあ次は1F部分でやっていた音楽喫茶も若者向けに改装してみようぜ、という話になりました。そこで僕が色々とアイディアを出して、できるところは自分たちで改装して、新たなお店としてオープンしました。
内装のコンセプトは全部僕が考えました。当初は店内に滝を作りたいとか、客席を宇宙船みたいにしたいとか言ってたんですが、まぁアレですね、予算の都合で…業者の方に滝が欲しい、とか相談したら”何言ってんだこいつ”という顔をされました。
実は現段階では全くお店完成してなくて。まだまだやりたいことがたくさんあるので、内装もお酒もフードもどんどん進化していく予定です。ちなみにあそこの壁は、テーマーパークみたいに洞窟っぽくしたくて。そのうちしばらく休業して、また改装しようかな、とか考えてます。
ライバルはテーマパーク!外に呑みに行くことを楽しめるお店に
記者:ところでどうしてこんな変わった内装のお店になったんですか?
僕、結構あちこち呑み歩いてるんですけど、だんだんあんまり感動しなくなっちゃったんですよ。美味しいし、オシャレだし、素敵だけど、だいたい想定の範囲内というか。驚かなくなったというか。
だから、このお店はテーマーパークのような驚きや、なにか特別なことがしたかったんです。
不況の影響もありますし、学生ってあんまりお金無いので最近宅呑みする人が増えてるでしょ。家なら安上がりで、長時間くつろげるし。だけど、外に呑みに行く楽しみってあると思うんですよ。色んな人に出会えたりだとか。変なことが起こったりだとか。
だから、わざわざ外に呑みに行く意味のあるお店にしよう、と。
確かにもし私の学生時代、近所にお手頃価格で楽しめるこんなお店があったら、入り浸ってたと思います。
こちらのお店、GOLDEN MOJA HALLは深夜まで営業しているそう。
白梅町周辺の居酒屋は深夜1時で閉店してしまうところが多いので、2次会利用で来られるお客さんも多いそうです。
もじゃもじゃの世界をぜひ体験しに行ってみてください!
店舗情報
GOLDEN MOJA HALL
営業時間:京都市京都府京都市北区北野下白梅町46
電話番号:075-555-5163
営業時間:19時〜midnight
定休日:不定休
書いた人:
mamita
ひとり結婚式をした人として恋愛コラムからベンチャー企業取材までネット上に文章を書いています。ライター兼アマチュアボクサー。犬2匹+人間3人+夫と共に京都の町家シェアハウスで暮らしています。 黒歴史STORYS:mamita . | STORYS.JP Webサイト:三十路でひとり結婚式
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