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【革命的】骨に音楽を伝える骨伝導ヘッドセット『Bluez 2』を試してみた結果

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周囲の音をさえぎるヘッドフォンやイヤフォンを使うときには、コミュニケーションのとりにくさや注意力の散漫などの問題がつきもの。しかし、ほっぺたの骨を振動させて耳の内部に音を届ける、Bluetooth骨伝導ヘッドセット「Bluez 2」は、この問題を軽やかに解決してみせます。

・音声ガイド機能もなにかと便利
まずは基本的なスペックをご紹介しましょう。重さは41gとなかなかの軽量。USB経由で約2時間充電すると、最大約6時間の連続再生が可能です。スピーカー部には、長時間装着して汗をかいても蒸れたりズレたり汚れたりしにくいように、特殊な加工がほどこされています。

内蔵マイクでハンズフリー通話ができるのもうれしいところ。また、ペアリングの状態やバッテリーの残量などを知らせてくれる音声ガイド機能もなにかと便利です。

・スピーカーに設けられた万能ボタン
本体は左右のスピーカーがつながった形状。耳にひっかけて装着すると、ちょうど右耳の後ろにくる部分に、電源のオンオフやデバイスとのペアリング、音量の調整などの本体操作ができる各種ボタンがついています。

さらに特筆すべきは、接続したデバイスを操作できる、左のスピーカーに設けられた万能ボタン。クリック・ダブルクリック・長押しなどの基本操作を使い分けるだけで、音楽再生ソフトの一時停止や曲送り、電話着信時の応答など、さまざまなコントロールができます。

・楽曲の輪郭をつかむには充分
さっそくスマホにペアリングして使ってみましょう。とりあえず音楽を再生してみると、耳の穴ではなくあごの付け根あたりから曲がきこえてくる新感覚に、思わず声をあげてしまいました。骨経由の音質には違和を感じましたが、ちゃんとステレオ感もあり、楽曲の輪郭をつかむには充分なクオリティです。

・環境音は普段どおり耳に入ってくる
骨伝導再生に慣れてくると、続いて二度目の驚きが。音楽といっしょに、エアコンや冷蔵庫が発する音などの環境音が、そのままクリアにきこえてきます。

非密閉型のイヤフォンやヘッドフォンですら、再生時にはそれなりに周囲の音がさえぎられてしまいますが、骨伝導の場合は再生音が空気を介さずに耳元から響き、なおかつ環境音は普段どおり耳に入ってくるのです。この新感覚のサウンド体験に、「Bluez 2」最大の魅力があると感じました。

・装着感にややストレスを感じる?
やや気になったのは、音量を大きくするとそのぶん本体の振動も強くなり、音が漏れやすくなること。それなりにボリュームを絞ったつもりでも、本体を外すと鳴らしている曲がうっすらきこえてしまうため、電車内や図書館など公共のスペースでの使用は、なるべく避けたほうがよさそうです。

また、スピーカー部がもみあげに重なったり、後ろ髪がひっかかったり、メガネと併用すると耳元がわずらわしかったりと、人によっては装着感にややストレスを感じるかも知れません。

続いて、再生音と環境音を両立させる「Bluez 2」の利点を活かすために、いろいろなシチュエーションで使ってみました。

・シチュエーションごとのジレンマを解消
まずは普段のオフィスワークで使用。仕事中にヘッドフォンをしていると、電話の呼出音や仕事の指示がきこえなくなってしまいますが、「Bluez 2」は、こうしたディスコミュニケーションをなんなく解決してくれます。実際に職場で許可をとって使ってみましたが、常に何らかの作業音がするオフィス内では隣席への音漏れもほとんどないようです。ラジオをききながら集中して作業をしつつ、呼び出しがあったときにはきちんと応じられる、まさにいいとこどり。

同様に、家族が集まる居間などでスマホ動画を見たいときなどにも、本体から直接音を出すとうるさいし、かといってヘッドフォンをすると家族への心象が悪いし……といったジレンマを解消してくれます。

・走行中のヘッドフォン使用
さらに、ランニングなどのスポーツにもうってつけです。ロードワーク中にイヤフォンを使用すると、車が接近する音などが聞こえにくくなり、事故につながりかねないことは再三にわたって指摘されています。「Bluez 2」を使えば、音楽に注意が向いてしまうとはいえ、耳からは周囲の音が入ってくるので、密閉型のイヤフォンと比較してぐっと安全性は高まるでしょう。

自転車でのヘッドフォン使用についても、周囲の音が聞こえる状態ならOKという法解釈もあるそうなので、ひょっとしたら「Bluez 2」ならサイクリング中に使ってもよいのかもしれません。この点については、各自治体の警察がどのような方針で走行中のヘッドフォン使用を取り締まっているのか必ずご確認ください。

・装着感も改善
他にも、インカムを使う職場、通訳の中継、古典芸能鑑賞の音声ガイドなど、耳を開放できる骨伝導技術のメリットは様々な場で活かすことができそう。将来的には、骨伝導フォンをエレキバンのようにピタッと耳の近くに貼りつけて使えるようになったら、装着感も改善されてより可能性が広がりそうです。そんな妄想も膨らませてくれる「Bluez 2」、ぜひお試しください。

https://youtu.be/Mw7oR3fj_yY

執筆: スマキチ

もっと詳しく読む: バズプラスニュース Buzz+ http://buzz-plus.com/article/2015/09/30/bluez-2/

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