「こんな主役います?」さまぁ~ず・三村にキャスト全員総ツッコミ! 『内村さまぁ~ず THE MOVIE エンジェル』独占!? インタビュー
行き当たりばったり&ゆる~いテイストの脱力系なりゆきバラエティ『内村さまぁ~ず』(通称、内さま)。10年目に突入し、これまでのDVD売上は累計100万本を突破した人気番組がなんと初の映画化。『内村さまぁ~ず THE MOVIE エンジェル』がついに9月11日より劇場公開!
内村光良さんとさまぁ~ずの『内さま』メンバーのほか、話題作への出演が続く人気イケメン俳優・久保田悠来さん、注目の若手女優・藤原令子さん、さらには笑福亭鶴瓶さんが出演し、劇団兼探偵事務所“エンジェル社”を舞台に繰り広げられる物語。50名以上のお笑い芸人がゲスト出演していることや、“内村プロデュース”(通称、内P)で結成された、あのNO PLANが再集結していることでも話題となっています。
今回、ガジェット通信は出演者5人そろってでは独占(かもしれない)インタビューを決行! 終始笑い声にあふれた和やかな雰囲気の中、撮影の裏話をたっぷりと伺ってきました! 映画をさらに楽しめる、これを読まなければ知ることのできない秘話も明かしています。
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――普段はゲストMCの持ち込み企画に挑戦するバラエティ番組ですが、映画として完成したものをご覧になっていかがですか?
三村:あっという間に終わるんで、非情に観やすい。ダレ場がなくてよかったと思います。
内村:85分ですからね、サクッと観れます。本当に“バラエティに富んだ映画”という感じでしたね。
――今回、三村さんのアクションもすごかったですね。
三村:そうですね~。あのバック宙とかは。
内村:お前やってねーよ!
大竹:バック宙いきますよ、って顔だけだろ!
内村:これはもうハッキリ言っていいだろ、「やってない」って(笑)
三村:ただ内村さんの蹴りはマジで受けましたからね。
内村:あれも受けてない(笑)。
大竹:(三村さんは)何にもやってないんです。
三村:背負投げだけ。それはアクション担当の人に褒められました。だからあの撮影の日、現場にすごく長くいたんですけど、ほとんど何にもやってない。ずーっと見てるっていう。
内村:主役なのに。
――エンドロールのところでNGシーンも公開されていましたが、同じシーンで何テイクくらい撮りましたか?
内村:そんなに多くないんですよ。
三村:NGみたいなのも入ってしまっているので、何がNGかわかんないんですよね。
大竹:三村さんの場合はね。
三村:ま、俺の場合はね(笑)。
久保田:僕らは噛んじゃうとやっぱりNGになるんですけど、三村さんは噛んでもそのまま。
三村:軽噛みくらいだったら、今のよかったんじゃない?って監督を説得しに行くっていう(笑)。
内村:こんな主役います?(全員爆笑)
――映画本編に入っていない現場でのハプニングなどありましたか?
内村:最初のシーンで、三村が大竹のセリフをしゃべりだした時に、私は(三村さんと)共演NGを掲げました。もうこれを機に共演はしない。
大竹:MAXでテンパッてましたからね。
三村:セリフをバーっと見て、「あれ? 覚えられない、覚えられない」ってやってるうちに、いつの間にか大竹のセリフを言ってて(笑)。リハーサルではちゃんとやってるんですよ。本番になって大竹のセリフを言うっていう(笑)。
――リハーサルまでは覚えていたんですね。
三村:(本番までに)大竹のセリフが刷り込まれていったんでしょうね。
内村:それはないです。
――以前、内Pメンバーで出演された映画『ピーナッツ』に引き続き、三村さんは2回めの主役ですが、いかがでしたか?
三村:『ピーナッツ』のときよりは、芝居は格段にうまくなってるはずなんですよねぇ……(笑)。
内村・大竹:……そう!? 変わってない!
大竹:指ピーンとなってる時ありましたよ。
内村:豚みたいな手になってたよ。
藤原:あとビックリするような音がおなかから鳴ってらっしゃいましたよね? カエルみたいな変な音が鳴ってるって(笑)。
三村:身体の異変がすごかったよね、去年の秋冬は。
久保田:あとは僕が言ったセリフをそのまま繰り返すだけなに、それを噛んだりしてましたからね。
三村:もうNG出したらきりないって!
内村:こんな主役います? まったく準備というものをしてきてない、現場に。
三村:ポンコツなんでしょうね。
大竹:台本見てこなくていいよ、って監督に言われたの真に受けてるの。で、現場で「やっときゃよかったよ~」ってパニクってるの。
三村:「なんにも(頭に)入ってねーけど!」って。
大竹:「入ってなきゃダメじゃーん! ダメなんじゃん、入ってなきゃ!」みたいな、謎の後悔をしてましたね。
内村:真に受けちゃってね。覚えてこいよ(笑)。
三村:俺が大体のニュアンスでしゃべるから、(子役の子が)「僕の番?」って聞いてきて。
内村:子役の子はきっちり覚えて、台詞尻で次の台詞だってわかるからね。
大竹:それで、今度は(三村さんが)しゃべり出さない時もありますからね。だいたい子役の子の気持ちがわかります。(一緒にコントとかやっていても)「キーワード言わないけどいいんだな、次行くよ!」って。で、こっちが言い出そうとしたらしゃべりだして、「え、言えんのね?」ってなる。
内村:それは子役の気持ちわかるわ(笑)。
――俳優のお二人は、『内さま』ならではのアドリブ満載の撮影現場に、戸惑いはありませんでしたか?
久保田:やっぱり次何を言われるかわからないので、本当に楽しかったですね。それが毎日楽しみで、毎日笑ってました。
大竹:あと鶴瓶師匠がね(笑)。(藤原さんの)胸元に顔をうずめてきたりしてましたから。
内村:あの時は全員で止めに行きました。
藤原:すごいビックリしました(笑)。
三村:あの時、「やるな!」って気配があって。ずっと見てて、「これいつか抱きつくんじゃねーか」って。
内村:ケモノのニオイがしましたからね。
大竹:くるぞ!っていう。
藤原:笑っちゃった。けど監督さんから、もう面白かったら笑ってもいいよ、って言われていたので、よくわからない現場でした。映画じゃないな、って思いながら(笑)。
なんと登場芸人総勢56名!
――芸人さんがたくさん出てくるので、芸人さん好きには、けっこう気が散ってしまうかもしれないと思いました(笑)
三村:そうなんですよ。探しちゃうんですよね。
藤原:内村さんがとても良い話をしているシーンでも、後ろがすっごい気になっちゃうんですよね。
内村:誰も俺を見てない。みんな後ろしか見ない。
三村:それよりも後ろの「ボヤの火がさー、もうちょっと足りないんだよ」とか監督が言って(笑)。
内村:俺の芝居ひとつも見てくれない。「俺の芝居はどうなんですかね?」って聞くのに。
久保田:ボヤひどかったですね、アレ。
大竹:すごかったよ、火が!
三村:僕らの方はどんな風に映ってるのかわからないまま、とりあえず火を消せって言って(笑)。
内村:あっちのボヤの方を優先されてたんで、OKカットの方は俺あんまり芝居が納得いってないんです。ほんとはこの前に俺もっといい演技あったよって。
出演者でも見つけられない芸人さんがいる!?
――今回、中盤でNO PLANのメンバーが出てきますが、あれはファン的にもテンションがあがるシーンでした!
三村:あの音楽も良くて、あれは良いシーンですね。ふかわは、もうちょっと見えててもいいのに。鬼ですね、あれは。かなり切れてましたよね(笑)。
大竹:あれが“ふかわ”ですよね。
内村:劇場のスクリーンによってはもっと切れてるかもしれないよ、いなくなってるかもしれない(笑)。
――1回だけでなく、何回も出演されている芸人さんもいらっしゃるんですか?
内村:基本はどこか1か所です。でも、テッちゃん(出川さん)は、ジェットコースターとか居酒屋とか何回か出演してます。
大竹:実は(上島)竜兵さんも居酒屋にいるんですよね。座ってんの。
内村:肥後ちゃんと一緒に飲んでるんだけど、後ろ姿でわかんないの。
三村:あと3回くらい観ると、ようやくレストランの中のTKOの木本が発見できる(笑)
藤原:なかなか発見できない!
大竹:いないよね!
三村:あいつ張り切って差し入れとかすごい出してきたのに、発見できない。
※ちょっとネタバレ:実は出演芸人にはナイショだった演出も
アドリブ満載の今回の映画。狩野英孝さんが水を何杯もかけられるシーンなど、出演芸人さんには事前に知らせずに、本番で急に行われた『内さま』ならではのイタズラ的な遊び心ある演出がいくつもあったのだとか!
狩野さんの他にも、酸っぱいものが苦手なウド鈴木さんにお酢たっぷりのラーメンを食べさせたり、お酒が飲めない出川さんに濃い目のアルコールを飲ませたり(※エンドロールで「これ、シンナー?」と飲んだ感想を言っています。笑)。
しかし、みなさん役者魂で本番中は演じきってしまったというのです! 本当はむせたり、驚いた反応を撮るためのナイショの仕込みだったため、「やった甲斐がなかった」「ちょっと失敗です」と、内村さんやさまぁ~ずの2人は笑っていましたが、見えないところでのプロ根性が伺えます! ぜひ、注目してみてください。
登壇者多すぎ! 完成披露試写会で出演芸人が大喜利を披露
一足早く、8月3日に行われた完成披露試写会。メインキャストの5人に加え、この日は映画に出演した芸人さんとPUFFYの2人がサプライズ登場!
MCはイジリー岡田さんが務め、集った芸人さんは、レッド吉田さん、阿佐ヶ谷姉妹の渡辺江里子さん、ドランクドラゴンの鈴木拓さん、我が家の杉山裕之さん、谷田部俊さん、東京03と鬼ヶ島の6名、そしてコンビそろって登場した梅小鉢、ハマカーン、かもめんたるを合わせて18名! 劇場のステージに25名が登壇するのは、なかなか見ることのない光景。多い!
そして今回の映画にまつわる問題が出題され、大喜利大会に。最後はおなじみ“今日のレッド”で締めくくりました。
「見終わった後、何にも残らない映画だと思っています(内村)」、「もう2、3回観るといろんなシーンが見えてくると思います。でも、2、3回観ても、あれ? 俺見てないんじゃないかな? って気分になります。でも見ちゃう!というね(大竹)」といった、コメントも飛び出した、不思議な魅力が詰まった今作。
果たしてみなさんは出演芸人全員を見つけることができるでしょうか! 繰り返し観て、すべての魅力を味わい尽くしてください!
収録現場がのぞき見られる!? 公式チャンネルで特別映像公開中
『YouTube』の『内村さまぁ~ず公式チャンネル』で特別映像を連日更新中。インタビューでも話していた三村さんのポンコツ具合がわかる映像も? 映画を見てからも更に楽しめる!
内村さまぁ~ず公式チャンネル:
https://www.youtube.com/channel/UCwyUEH1pnZHfmLnXuFFB-pA[リンク]
『内村さまぁ~ず THE MOVIE エンジェル』9月11日全国公開
http://uchisama-movie.com/
<撮影:オサダコウジ>
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